やらなきゃいけないのに……

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仕事に集中できない!
理由と解決策

仕事をやらなければいけないのに、どうしても仕事に集中できない……。そんな悩みを持つ社会人の方も多いのではないでしょうか。
集中力が欠けると、 生産性が低下し、ミスが増え、最終的にはストレスや疲労の原因になることも。
この記事では、仕事に集中できない理由を説明し、具体的な対策をご紹介します。

集中したいけどむずかしい

日によって体調が違うこともあるなかで、毎日同じパフォーマンスをし続けるのはとてもむずかしいですよね。仕事に集中できないと、仕事がはかどらず効率が悪くなってしまったり、ケアレスミスを引き起こしてしまったり。
実は、人間が集中力を持続できる時間は90分が限度だと言われています。1日中集中力を持続させることは、そもそもできないのかもしれません。

仕事に集中できない理由は?

仕事に集中できないといっても、要因はさまざま。なぜ仕事に集中できないのでしょうか。理由を探っていきましょう。

①環境要因

仕事に集中できるかは、周囲の環境に大きく左右されます。仕事場が暑すぎる、乾燥しすぎている、などなど、快適に心地よく過ごせる状態でないと、集中力が低下してしまいます。
さらに、周囲が騒がしかったり、デスク周りが整っていないと、周囲の状況が気になってしまい、仕事への集中力が途切れてしまうこともあります。

②体調不良やメンタル面の不調

集中力は、個人の心とからだの状態にも大きく影響されます。睡眠不足や疲労などの体調不良があると、脳が働かなくなるため、集中力が低下してしまいます。
さらに、職場の人間関係に悩みがあったり、プライベートで心を大きく揺さぶることがあったときなど、メンタル面が不調なときも仕事に集中できないことはよくあります。
心配事が大きければ大きいほど、頭のなかを占める割合も大きくなるので、仕事に集中することがむずかしくなってしまいます。

③マルチタスクの影響

さまざまな仕事を抱えていて、仕事量が多すぎると、集中力を保つのが難しくなることもあります。どこから手をつけていいか分からない!と軽いパニック状態になってしまうことも。そんなときは、考え方に一貫性がなくなり、思考がまとまらないため、集中力が途切れやすくなります。

集中力を高めるための対策

「仕事がはかどらない」と思ったときに取り入れてみたいことをご紹介します。

①仕事場の環境を整える

デスクを掃除して余計なものが目に入らないようにするなど、まずは仕事場の環境を整えてみてください。自宅であれば、集中できるように空調を整えたり、携帯の通知をオフにするのもいいでしょう。自宅での仕事に集中することがむずかしくなったら、カフェやコワーキングスペースに行ってみるのもおすすめです。

②思い切って休憩をとる

「なかなか集中できないな……」と感じ始めた時点で思い切って休憩をとってみてください。人間が集中力を維持できるのは90分が限界だと言われているので、潔く休憩した方が、実は仕事がスムーズに進むのです。窓を開けて外の空気を吸ったり、外の景色を眺めてみたり。軽いストレッチをするのもおすすめです。
集中力のサイクルづくりを助けてくれる、「ポモドーロテクニック」という時間管理術もあります。作業時間を25分に設定し、タイマーがなったら5分休憩する。これを4回繰り返したら、15分程度の休憩を取ります。25分という短い時間なので集中しやすく、適度に休憩をはさむことで疲れにくくなります。

③タスクを書き出す

仕事量が多く、何から手をつけていいか分からない。そんなときは、やるべきタスクをすべて書き出すところから始めてみてください。タスクを書き出すことで優先順位を付けられ、それぞれのタスクにかかる時間を見積もることができ、今やるべきことをしっかり捉えることができます。
「仕事が終わらないかも…」という不安もなくなり、心理的な安心にもつながるので、一気に集中しやすくなります。

編集部のまとめ

仕事に集中できないという悩みは、社会人なら誰もが持っているもの。
「これならできそう!」と思うものをぜひ気軽に取り入れてみてくださいね。
さまざまな方法を試してみることで、自分にあった方法やサイクルを徐々に見つけていけると思います。

STAFF
text:彩
illustration:yuichi