使わないのは無理だけど……

ティップス

SNSに疲れない距離感が知りたい。
20代の社会人はどうしたらいい?

「友だちが休日を満喫している様子をSNSに投稿しているのに、自分は……」
「仕事のことで頭がいっぱいいっぱいで、SNSで楽しんでいる人を見るとしんどくなる……」
SNSに溢れている充実した情報は、時に嫌気がさすもの。

この記事では「SNSに疲れない距離感」について、SNSに疲れる要因と上手に付き合っていく方法をご紹介していきます。
これからのSNSとの向き合い方のご参考になればうれしいです。


インスタやX、ちょっと疲れた……

誰もが気軽に文章や写真を投稿できる時代。
楽しそうに友だちと遊んでいる写真やおいしそうなごはん、自然を満喫している休日の様子などを何気なくSNSに載せている方も多いと思います。

他人の投稿を見ながら「楽しそうだな」と感じる一方で、「ここ最近、自分は楽しめているのかな……」と自分と比較してしまう
また、いいね!の数や、コメント数も見えるSNSで生まれる「誰かに認められたい」という承認欲求

インスタやXに溢れている情報に、たまに嫌気がさしてしまうこのモヤモヤは、どこからくるのでしょうか……。
そんな「SNS疲れかも?」と感じる場面は、意外と日常の中によくあるかもしれません。

もしかして「SNS疲れ」かも。
こんなことはない?

SNSの返信が億劫になる

SNSでいつでも連絡が取れる時代になったからこそ生じる「SNSの返信がめんどくさい」問題。
既読をつけたらすぐに返信をしないと……と、ついつい思ってしまいますよね。

未読のまま返信していないやり取りがあるなんてことも。通知の数がどんどん増えていった経験がある方も多いのではないでしょうか。言葉遣いを気にして、文字を何回も打ち直しては「人を傷つけないかな?」と考えるのも時間がかかります。

いいね!・コメント・フォロワー数が気になる

投稿したときに「誰かいいね!してくれないかな……」と気になってしまいますよね。いいね!が多くついたらうれしいですが、あまりつかなかったら「もしかして、うざい投稿だったかな?」と妙に気にしてしまいます。

最近では、企業やブランドがインフルエンサーの起用をして、自社商品のPRを依頼することもあり、いいね!の数やコメント数に加えて「フォロワー数」も重要視される時代です。もはや、SNSのいいね!やコメント、フォロワー数は「自分自身の価値」と捉えている方も増えてきているのではないでしょうか。

他人と自分を比較してしまう

休日に旅行に出かけている投稿など、SNSでは日常の楽しい思い出を投稿する方が多いです。美しい自然の写真や、おいしそうなごはんの写真を見ていると「楽しそうだな!」「おいしそう!」と感じる一方で、「自分はただ家でダラダラしている……」「休日に出かける余裕なんてない……」と劣等感や嫉妬のようなものを感じてしまうときもあります。

「他人と比較しないように……」と気を付けていても、ついつい比べてしまいしんどくなる経験は誰もがあるのではないでしょうか。

では「SNSとの適切な距離感ってどんな感じなんだろう?」と気になっている方へ、SNSと上手に付き合っていくための方法をご紹介します。

SNSと上手に付き合うには?

オフラインの交流をする

SNSだけに限らず、オンラインゲームや掲示板など、まったく面識のない人とのやり取りもできるようになった時代。だからこそ「オフライン」で直接会って交流する機会を持つことがおすすめです。

直接顔を合わせて話をすることで、相手がどんな表情なのか、どういった身なりでどんな考え方なのか、オンラインで把握することはむずかしいです。友だちと会ってごはんを食べるのもよし、さらに交流を深めたい方は社会人サークルや習い事などに参加してみるのもいいかも。

自分のために活用する

他の人にどう見られるかを気にしてしまうSNSを「自分のために活用する」のもおすすめの手段です。読んだ本を撮って投稿したり、日記を毎日投稿したり。「こんなことあったな」と自分で見返せるツールにするなどがおすすめです。

僕自身も、読んだ本は写真を撮って投稿しています。完全に自分がどの本をどれだけ読んだかを把握するために活用しています。見返しやすいのと、書く手間が省けて便利なので読書好きの方はぜひやっていてください。

アプリの使用時間を決める

時間があるとついSNSを開いてしまう人におすすめなのが「SNSの使用時間に制限をかける」ことです。

僕自身も何気なくSNSを開いていた時期があったのですが、設定で1日のSNSの使用時間を確認したときに「1日の間にこんなにSNSに費やしていたのか……」と驚愕したことがあります。SNSにふれる時間を大幅に減らすだけで、他のことに時間を費やすことができるので、ついつい見てしまう人は一度試してみてください。

編集部のまとめ

「SNS疲れ」の本質は、他者と比べてしまうことや、だらだらと時間を費やしてしまうことにあると思います。

とはいえ、SNSは生活の一部になりつつある存在。

自分にあった活用方法を見つけて「SNSに疲れない」習慣を身につけていきたいですね。

STAFF
text:Yudai Mino
illustration:iina