ちょっぴり気まずいかも……
ティップス
もう少し打ち解けたい。
上司と上手に会話するコツは?
社会人になると年の離れた上司と一緒に働き、会話する機会が増えます。学生時代にもアルバイトや社会活動などで年の離れた人たちと接することはあっても、同じ社員として上司と部下の関係性で関わると、これまでとは違った感覚で始めのうちは緊張しますよね。私自身、社会人2年目になってもいまだに両親と同世代の人たちと関わることに慣れていません。
そこで今回はそんな社会人になりたての人に向けて、目上の人たちと上手に会話できるコツを紹介していきます!
目上の人と会話するのは
むずかしい……
目上の人と話すとき、礼儀を気にしているとガチガチになってうまく話せなくなってしまうし、かといってフランクに会話をして無礼だと相手を不快な気持ちにさせてしまうかもしれないし、本当に気を遣いますよね。
とくに社会人になりたてのころは正しい敬語や言い回しがわからず口ごもってしまいませんか?
それでも社会人に会話する力が求められる理由は、相手とよい関係を築くと業務がスムーズに遂行でき、全体のパフォーマンスをあげられるからです。日ごろからよい関係性が築けていれば気軽にホウレンソウができ、ミスやトラブルの回避に繋がります。
また、上司と良くコミュニケーションがとれていれば、スキルアップの機会やアドバイスをもらいやすくなります。採用面接の際、多くの試験官が応募者のコミュニケーション能力を期待するのもこれらの理由からです。
とはいえ、いくら会話力が大事だとわかっていても、ただ闇雲にこちらから上司に話しかけるだけではうまくいかない可能性があります。それは上司と新社会人の私たちとでは年代が異なるため、価値観や考え方も異なる可能性があるからです。そのことを理解せずにコミュニケーションをとろうとすると、思考の違いから理解できないことも多く、戸惑ってしまうこともあるでしょう。
しかし、そこで自分には理解できないと距離を取ってしまうのではなく、理解しようと努めることで、これまでとは違う考え方にふれることができて、さらに成長できるかもしれません。円滑に業務を遂行するためにも、自分のスキルアップのためにも目上の人との会話はとても大切なのです。
目上の人から
好感を得るコツは?
ここからは上司から好感を得るためのコツを紹介していきます。
私自身は目上の人と関わると緊張してガチガチになってしまうタイプなので、今回は上司受けナンバーワンの同期から教えてもらったコツをお伝えしていきます。ぜひ参考にしてみてください!
①笑顔であいさつを徹底する
ごく当たり前のことかもしれませんが、人当たりがいい人は、あいさつをおろそかにしません。どんなときも笑顔で相手の目を見てあいさつしましょう。
また、少し距離が縮まったら「○○さん、おはようございます」と、相手の名前を呼びあいさつすると、さらに好印象を受けるそうです。
②リアクションが素直
オーバーにリアクションする必要はなく、あくまで素直に感情を表情や言葉に出すことが大切だそうです。多少敬語が欠けてしまっても、かわいげがあり逆に好印象なんだとか。
③アドバイスやフィードバックを素直に受け入れる
目上の人からの助言は、反発せずに素直に受け入れることが大切。素直に聞き入れることで、次も助言をしようと気にかけてくれるそうです。
また、長年仕事をやってきた人の言葉ですから、自分の成長にもつながります。
④話すことより聞くことを優先する
ちょっとした休憩時間や通勤の時間など、仕事から離れた雑談の場は何を話したらいいか、とくに困りますよね。しかし、何を話すかで迷うのではなくどんな話を聞き出すかを考えるとよいそうです。
自分の話を部下が興味を持ってくれたら上司としてはうれしいはず。話すのが苦手な人はなおさら、質問で会話を広げることを意識してください。
自分自身がより会話を
楽しむためには?
ここまでは目上の人に好感を持ってもらうことを大事にしてきましたが、できることなら自分自身も相手との会話を楽しみ、距離を縮めていきたいですよね。
そこでここからは、より会話を楽しむためのコツを紹介していきます。
①自己開示をする
先ほどは聞くことに徹するべきと言いましたが、少し打ち解けてきたら今度は自分のことも話してみると、よりお互いの理解が深まり会話の幅が広がります。まずは上司の価値観と近いところや共通点などから話を広げてみましょう。
②悩みをうちあける
悩みをうちあけられるのは一見めんどうくさいと思われそうですが、実は放っておけなくなり、かわいがってもらえるそうです。また、自分の目標や夢を話すのも目上の人からしたら応援したくなり好印象を受けるそうです。
目上の人との会話はどうしても緊張してしまいますよね。だからこそ、堂々と会話をしてどんどん上司に気に入られていく人はまぶしく見えてきます。
こればっかりは回数をこなし、努力するしかないのかもしれません。不器用でもいつか報われると信じてともにがんばっていきましょう!
STAFF
text:hiyori
illustration:ニシモトタクミ