悪気はないんだろうけど……
ティップス
おせっかいに困り中……。
新社会人がやんわり断る方法
社会人になって少しずつ業務・職場環境に慣れてきたこのごろ。
さまざまな業務に取り組む際に、まだまだ分からないことも多いけど、先輩にやり方を教わって少しずつながら、自分なりの業務の進め方が身についてきた。
そんななか「仕事に過剰にアドバイスをしてくる……」「あまり知られたくないプライベートに干渉してくる……」といったことに困っている新社会人も、中にはいるのではないでしょうか?
この記事では、おせっかいに感じる場面と、相手に失礼ないように回避するポイントについてご紹介します。
職場におせっかいをしてくる人がいる……
「自分のことを思って言ってくれているんだろうけど……」
「聞いていること以上のアドバイスが返ってくる……」
そんなふうに感じてしまう場面がありますよね。
先輩たちのこれまでの経験を踏まえたアドバイスを、ついつい後輩に伝えていきたい思いもよく分かります。
だからこそ、ここで大切なのは「受け取り手」である自分自身の対応です。
おせっかいな方の特徴・回避方法を知って、上手な付き合い方をしていきましょう。
まずは、わたしたちが「おせっかいだな」と感じることについてご紹介していきます。
「おせっかいだな」と感じることは?
やたらとプライベートなことを聞いてくる
「休日は何しているの?」「恋人はいるの?」など、返答のみで会話を終えれるならまだしも「休日はもっとこうした方がいいよ!」「恋人を作りたいならもっと自分磨きしないといけないんじゃないの?」と聞いてもいないアドバイスや、過剰なプライベートへの干渉は困ってしまう方も多いのではないでしょうか。
プライベートをあまり話したくない人にとっては苦痛でしかありませんね……。
仕事の主導権を握ってくる
他の言葉で言い換えると「マイクロマネジメント」と呼ばれる、後輩・若手社員の行動を事細かく管理して、過干渉をしてしまうマネジメントもおせっかいに感じる人は多いです。
マイクロマネジメントをしてしまう背景には「不安」や「自己顕示欲」があることが考えられます。
職場での経験を積んできたからこそわかる「自分なりの仕事の進め方」を、ついつい後輩に押し付ける行動は「とても勉強になる」と感じる反面「そこまで干渉してほしくな……」と感じる場面も。
聞いたこと以上の
アドバイスをしてくれちゃう
「新社会人には同じ壁にぶつかってほしくない!」と、求められていること以上のアドバイスをついついしてくれる先輩……。後輩のためを思っての行動ではありますが、壁にぶつかって学んでいくこともたくさんありますよね。
おせっかいな先輩に相談する際には「何を知りたくて話しているのか」「知って何に繋げるための質問なのか」を、自分の中で明確に持っておくことが肝心です。
では具体的に、相手に失礼のないようにおせっかいを回避するポイントについてご紹介します。
相手に失礼のないように、
おせっかいを回避するには?
ネガティブな側面・弱みを見せない
おせっかいな人が、つい「アドバイスしたくなる」ような環境を作らないことが大切です。特に仕事でのネガティブな側面や弱みを見せると、ここぞとばかりに干渉してきます。
ネガティブな話題や弱みを見せたくなる側面があっても、職場では見せずに過ごすことが大切です。弱みを見せるのは、心許せる関係の方だけにするなど自分なりのルールを作ってみましょう。
重要な話以外は聞き流す
おせっかいな人は共通して「お話するのが好き」な人が多い印象です。仕事を進める上で、聞かなければいけない重要な話はしっかりと耳を傾けて、聞き流してもいい話はさりげなく聞き流すことを習慣にしてみましょう。
重要な話以外を聞き流していくと、そういう会話は盛り上がらず、自然と不要な会話が減っていくでしょう。
職場内でプライベートな会話は避ける
プライベートな会話は、自分自身のことを開示してしまうので、業務では必要のないおせっかいを受けることに発展してしまうことも……。
余計なお節介を受けないためにも、まずはプライベートを赤裸々に話しすぎないようにしてみましょう。
「主導権を握られない」仕事の進め方をする
上司やリーダーからのマイクロマネジメントによる、おせっかいで悩んでいる方は「主導権を握られない」仕事の進め方が大切です。
細かい部分だと「同じミスを何回もしない」「スケジュールは他の人が見えやすいように共有カレンダーを使用する」など、先輩や上司が「〇〇は干渉しなくても大丈夫!」と感じてもらえるような業務の進め方や、任せてもらえる・信頼してもらえる業務の進め方を意識しましょう。
先輩や上司からのおせっかいは「自分のことを思っての行動」であることは念頭におきつつ、そもそもおせっかいされないような業務の進め方・環境や雰囲気作りが重要です。
おせっかいの人への対処を取り入れることで日々の業務が捗るなんてことも……!
できることから、ぜひ実践してみたいですね。
STAFF
text:Yudai Mino
illustration:iina