あこがれはあるけれど……
ティップス
自然豊かな郊外に住みたい。
20代のメリット・デメリットは?
自然豊かな環境でのんびり暮らしたい……。
静かな場所でリモートで働きたい……。
都市部と比べて自然豊かな郊外での暮らしに、憧れる人も多いのではないでしょうか。
でも、郊外の暮らしには通勤や利便性など、考えなければならない問題も多いはず。
実際に暮らしてみないとわからないこともあるため、なかなか行動に移せない……と悩んでいる人も多いと思います。
この記事では「郊外に住みたいな」と思いながらも悩んでいる方に向けて、若者の郊外暮らしのメリットとデメリットをまとめました。
都市部を離れて
郊外で暮らしたいな……
社会人になり、学生のころとはライフスタイルが大きく変わった人も多いのではないでしょうか。
リフレッシュする時間が欲しい……。
フルリモートだから、もう少し静かで広い部屋に引っ越したい……。
仕事に慣れてきたからこそ、自分の暮らしそのものをもっと充実させたいと思うこともあるでしょう。
そんなときに「郊外での暮らし」を選択肢のひとつに考える人も多いのではないでしょうか。
自然豊かな環境やのんびりとした暮らし――
都会の喧騒から離れて過ごす毎日を想像すると、わくわくしてきますよね。
このごろ編集部がInstagramでとったアンケートでは、「住んでみたい町は?」の問いに「自然豊かな郊外」と答えた方がいちばん多いという結果になりました。
このように、実際に郊外での暮らしに興味や憧れをもっている人は多いようです。
しかし、20代での郊外移住に関する情報はそんなに多くはありません。仕事への影響や暮らしのイメージが湧かず、なかなか行動に移せないという人もいるのではないでしょうか。
20代が郊外で暮らす
メリットは?
まずは、20代での郊外暮らしのメリットをご紹介します。
郊外の暮らしがどんな感じか、ぜひ想像をふくらませてみてくださいね。
生活費を安く抑えられる
郊外では都市部と比べて、家賃相場や物価が安いケースが多いようです。
場所によってばらつきはありますが、中には、都市部と比べて家賃相場が3万円近く安くなることも。
また、その土地で採れた新鮮な野菜を安く手に入れることができたり、ディスカウントストアや大型の商業施設が充実していたりするのも、郊外ならではの特徴です。
食費や家賃などの固定費をなるべく減らし、その分のお金を趣味や自分のやりたいことに使いたい!と考える人も多いはず。そんな人にとって、生活費が抑えられる郊外での暮らしはかなり魅力的なのではないでしょうか。
広い部屋に住める
ひとつめのメリットでも紹介しましたが、郊外では都市部と比べて家賃相場が安い傾向にあります。そのため、都市部の1Kよりも安い家賃で、郊外では1LDKに住める……!なんてことも。
リモートワークが多く、生活空間と仕事空間を分けたいと考えている人や、開放感のある空間でゆったり暮らしたいと考える人にとっては、大きなメリットとなるでしょう。
自然豊かで静かな環境で生活できる
都市部と比べて、自然豊かな場所が多い郊外。公園などの自然を感じられる場所も多く、レジャーやスポーツなどの趣味を充実させるのにももってこいです。自然に囲まれて暮らしたい、毎日自然に癒やされたいと考えている人にとっては、抜群の環境なのではないでしょうか。
また「田舎」といわれる場所とは異なり、自然の多い中でも、商業施設や飲食店なども充実しているというのが郊外の特徴です。自然豊かな環境と生活の利便性をどちらも叶えたいと考えている場合は、郊外での暮らしはぴったりかもしれません。
デメリットもある?
郊外で暮らすなら知っておきたいこと
勢いで引っ越してしまって、うまくいかなくて後悔した……なんてことは避けたいところ。
引っ越しを検討する際は、デメリットもきちんと把握しておくことが大切です。
車の運転が必須
まず挙げられるのが、車が必要になるということ。郊外では、数多くの路線が通っている都市部と比べて、路線の数や電車の本数も少ない場合が多いようです。また、最寄り駅が近くになかったり、商業施設や飲食店が離れたところにしかないなど、郊外ならではの問題も。
車の所有には、購入費だけでなく、税金やメンテナンス費用もかかります。生活費を抑えたいのに、かえってお金が必要になってしまうという状況にもなりかねません。
都市部への移動が負担になる
郊外に住むと、都市部への移動時間がかかってしまうことが2つめのデメリット。
職場が都市部などにある場合、通勤時間が長くなってしまうため、毎日の通勤が負担になる場合があります。特に通勤ラッシュの時間帯には、長い時間満員電車に揺られなければならないこともあるでしょう。
リモートでの勤務に切り替えたり、転職をして勤務先を郊外付近に移したりなど、対応策は考えられますが、それでも仕事への影響は大きくなってしまいかねません。仕事でのキャリアイメージと照らし合わせて、何を優先したいのかじっくり検討するとよいでしょう。
仕事終わりやプライベートの過ごし方が限られる
都市部に住んでいれば、仕事終わりに気軽に友達と遊んだり、ふらりとショッピングやイベントに行ったりと、仕事以外の時間の過ごし方にはたくさんのバリエーションがあるでしょう。しかし郊外で暮らしていると、終電の時間が早くなってしまったり、どこへ行くにも車が必要で気軽に飲みに行けなかったりなど、制限も多くなってしまいかねません。
20代だからこそ、プライベートも刺激的に思い切り楽しみたい!と思う人にとっては、少し窮屈に感じられてしまうかもしれません。
20代での郊外移住には、デメリットもありますがもちろん魅力的がメリットもいっぱい。
実際に生活してみないとわからないことも多いため、実際に移住を経験した人に話を聞いてみるのもおすすめです。
ぜひ、あこがれの郊外暮らしへの一歩を踏み出してみてくださいね!
STAFF
text:Oyama.
illustration:ハヤカワオト