エアコン、つけっぱなし?
ティップス
夏の快眠方法が知りたい。
ひとり暮らしはどうしてる?
梅雨が明けて夏本番。毎日厳しい暑さが続いています。
日中だけではなく、夜になっても寝苦しさを感じる日もありますよね。
実家にいたころは気にせずにエアコンを付けていたけれど、ひとり暮らしになるとそうはいかない……。
そこで、エアコンや、それに伴う電気代をキーワードに、夏の快眠方法について考えてみたいと思います。
夜が暑くてよく眠れない……
エアコンの設定がうまくいかなくて寝つけなかったり、寝入りは快適だと思っても夜中に寒くなって目が覚めてしまったり……。
そこから、翌朝目覚めても疲れが残ってしまうなんてことも。
日中もうだるような暑さで疲れているのに、夜になっても悩まされてしまうなんて……。
でも、エアコンを多用することで電気代のことも気になってしまう。
ひとり暮らしの熱帯夜は、どのように乗り切るのがいいのだろう?
それ、寝不足のせいかも。
こんなことはない?
暑さのせいでぐっすり眠れていない状態が続くと、どのようになるのでしょうか?
学習能力が落ちる
実は、睡眠不足は「お酒を飲んで酔っ払った状態」に近いとされています。飲酒時のように反応が鈍くなり、集中力や記憶力を低下してしまうそう。パフォーマンスにも影響を与えるので、ミスや事故の原因にもなってしまうかも。
肌荒れ
皮膚の代謝に欠かせない成長ホルモンは、睡眠中に分泌されています。成長ホルモンが不足すると、肌のターンオーバー(肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組みのこと)が崩れてしまうので、にきびやシミ、くすみなどの肌荒れを引き起こす可能性があります。
免疫力の低下
睡眠中に活性化する免疫細胞があります。寝不足になると免疫力が低下し、風邪や感染症にかかりやすくなってしまうことがあります。
このように、睡眠不足によってからだ中がエネルギー不足に陥ることから、生活や心身に影響を及すことが知られています。
夏場を少しでも快適に眠る
アイデア
睡眠のカギは、脳や臓器など、からだの中心の機能を守るために一定に保たれる深部体温です。
夜になり、手や足の先から熱を発散して深部体温が下がることで、自然と眠気が高まって眠りへと導いてくれます。
しかし、寝室が暑かったり湿度が高かったりすると、深部体温が下がりにくくなってしまうのだとか。
お風呂は睡眠の1〜2時間前&バスタブに浸かる
ベッドに入る1〜2時間前に、38〜40度のぬるめのお湯にゆっくり浸かって体温を上げます。すると、副交感神経が優位になって、心身がリラックスした状態になるので眠りにつきやすくなります。さらに、からだが温まると末梢血管が広がって手足からの熱放散がスムーズに。深部体温が下がりやすくなるので、眠気が高まります。
エアコンを上手に使う
最近では、暑さがひどいときは一晩中エアコンを付けっぱなしにするのがよいとされています。「電気代が気になる!」と思いがちですが、エアコンのオンオフを繰り返す方が、電気代が高くなるケースも。設定温度は26〜28度にして、パジャマや寝具、サーキュレーターなどで体感温度を調節するのがおすすめです。
冷感グッズに頼る
エアコンが苦手……という方は、クールタイやマットレス、冷感機能のあるパジャマ、アイスまくらなど、体感温度を下げてくれるグッズを取り入れるのはいかがでしょうか? さまざまな種類のアイテムが登場しているので、自分好みの冷感グッズが見つかりそう。
夕方ごろからカフェインを控える
夕方〜就寝前にカフェインを摂取すると、覚醒効果から眠りの質が低下する可能性があります。緑茶やコーヒーなど、カフェインを含む飲料はできるだけ日中に飲むようにしましょう。夕方以降は水や麦茶、ハーブティーなどがおすすめです。
また、冷たい水は交感神経を刺激してしまうので、暑くても寝る直前は常温のほうがよさそうです。
寝る前の冷たい水や、カフェインの作用については、わたしもあまり意識をしていませんでした。
仕事中に気分を変えたいなと思ったら、夕方でもコーヒーや紅茶を飲んでいたような……。
これからは、睡眠のことを考えて飲みものを選ぼうと思いました。
STAFF
text:くるみちゃん
illustration:ざざ(@zaza.hibi)