なんのために働いてるんだろう

ティップス

早くもモチベーションが下がり中……。
新社会人が仕事にやりがいを感じるには?

「最近何だか仕事のモチベーションが上がらない」
「仕事にやりがいを感じられない」
そんな悩みを抱えていませんか?

新社会人が陥りやすいこの問題について、今回は考えていきます。

モチベーションが下がっている要因や、モチベーションを上げる行動などをご紹介しますので、ぜひ自分自身と向き合う参考にしてみてください。

最近、仕事のモチベーションが上がらない……

就職活動に一生懸命取り組み、やっとの思いで入社して、毎日ひたすら業務に邁進する。

でも、目の前の仕事をがんばっている中でふと、入社したころよりモチベーションが下がっていると気づき、ショックを受けた―――そんな経験はありませんか?

新卒1年目の初秋、私はまさにこの問題で悩んでいました。
私が配属されたのは新設の部署だったため、先輩方も経験していない仕事を任せてもらえることが多く、最初は刺激的な日々を送っていました。
しかし、夏ごろから私のモチベーションは下がりはじめ、初秋には「どうしてこの仕事をしているんだろう」なんて思考に陥ることに。

「これってみんな悩むものなのかな?」と疑問に思い、同時期に就職した友人数名に話を聞いたところ、やはりそれぞれモチベーションに関する悩みがあるようでした。

仕事のモチベーションが上がらなくて、何とかしたいと思っている方。
今は不安だと思いますが、大丈夫
気持ちの大きさに差はあれど、多くの人が同様の経験をしています。
どうやったら乗り越えられるか、一緒に考えていきましょう。

モチベーションが下がった原因はなんだろう?

まず、モチベーションが下がっている理由として考えられることを3つご紹介します。

リアリティ・ショック

「リアリティ・ショック」とは、入社前のイメージと入社後の現実の間に大きなギャップを感じ、労働や職場に対してネガティブな感情を抱いてしまうこと。給料や働きやすさ、他者からの評価などで「こんなはずじゃなかった」と感じ、モチベーションが低下します。
ある調査では、全国の18歳から30歳のうち、約77%が入社後にリアリティ・ショックを受けたと回答したそうです。

プライベートで悩みがあるから

プライベートで悩みを抱えていると、目の前の仕事に集中できず、モチベーションが低下してしまうことがあります。人間関係から経済的な問題まで、わたしたちの生活は悩みが尽きません。プライベートと仕事は切っても切り離せないため、いくら仕事が大事であっても、プライベートの悩みを放置するのはおすすめできません。

心身の健康に不安があるから

「毎日遅くまで働いていて、充分な食事や睡眠を確保できていない」「仕事のプレッシャーで過度なストレスを感じている」といった状態では、心身の健康に問題が生じ、モチベーションを維持できなくなってしまいます。もし、そういう方がいたら、心身の健康を損なう前に一刻も早く対処する必要があります。ある調査では、新社会人の約6割が、心身の不調で悩んだ経験があると答えているそうです。

モチベーションを上げるためにできること

最後に、仕事のモチベーションが上がる行動や考え方を3つお伝えします。

仕事の目標を設定する

仕事へのモチベーションを高めるうえで、目標設定はとても重要です。例えば「1年後に資格を取得する」「5年後に管理職になる」「10年後に独立する」など、仕事の延長線上にある分かりやすいゴールを設定するのがおすすめです。また、そういった大きな目標を達成する上では「毎日30分勉強する」といった小さな努力の積み重ねが必要なので、自然と達成感をたくさん感じることができます。

業務効率化を極める

仕事へのモチベーションが下がっているときは、業務の質・量ともに落ちやすく、それが悪循環を生んでしまう場合も少なくありません。そこで、ゲームのように「業務効率化を極める」というミッションを自分に与えてみるのはいかがでしょうか。私の場合、パソコンのショートカットキーについて勉強したり、タスク管理の方法を工夫したりして、その過程も含めて楽しむようにしていました。

貯金を楽しむ

社会人として働く魅力のひとつに、学生時代よりも多くのお金を得られることが挙げられます。そのお金を少額ずつでも貯金にまわし、お金を大切に使うことに長けた人を目指すのもよいでしょう。ちなみに、買い物をすると「ドーパミン」という快楽物質が分泌されるのですが、貯金を楽しむことで、お金を使ったときの満足度がアップするメリットもありますよ。

編集部のまとめ

今回は、新社会人が陥りやすい、モチベーションのお悩みについてお伝えしました。

モチベーションが下がっていると、とても孤独で不安な気持ちになりますが大丈夫。

そんなときにはこの記事を読み返して、明日からの活力にしてもらえたらうれしいです。

STAFF
text:Kamiya Sayoko
illustration:ハヤカワオト