頭の中が真っ白に!
ティップス
仕事でミスをしてしまった……。
新社会人はどうしたらいい?
できれば避けたい、仕事でのミスや失敗。
新社会人であれば特に、なるべく迷惑をかけたくない……!と、不安になったり緊張してしまったりするのではないでしょうか。
でも、どんなに気を配っていたとしても、毎日仕事をする上ではやっぱりミスをしてしまうこともあるでしょう。
今回は、仕事での失敗に落ち込んでいる方や悩んでいる方に向けて、ミスへの対応方法やミスを防ぐアイディアをご紹介します。
仕事でミスをしちゃった!
どうしよう……
仕事でミスをしてしまったとき、みなさんはどんな気持ちになりますか?
上司に怒られてしまって落ち込んだり、自分のせいで先輩にリカバリーをしてもらうことを申し訳なく思ったり。
自分ってダメだな……とネガティブになったり、自分にはこの仕事が向いていないのでは……?と自信がもてなくなったりもしてしまいますよね。
だけど、誰でもミスはあるもの。ミスをしたことが一度もない人なんて、きっといないのではないでしょうか。
ミスをしてしまったときにするべきなのは、過度に後悔することでも、ミスから逃げて開き直ったりすることでもありません。
大切なのは、起こってしまったミスを素直に認め、それに対して真摯に向き合うこと。そして、同じミスを繰り返さないことです。
ミスをしてしまったときに
どう対応する?
ここでは、ミスをしてしまったときにするべき最善な対応策をご紹介します。
チェックリスト代わりに確認してみましょう。
すぐに報告して謝罪する
ミスをしてしまったときにすぐにするべきなのは、報告と謝罪です。
ミスに至った経緯や、迷惑をかけた人への影響範囲など、事実を正確に上司に報告しましょう。ここで大事なのは、事実をそのまま伝えること。「こういう状況で仕方がなかった」などの言い訳や、自分の感情を伝えるのは後回しにしたほうが無難かもしれません。
そして、迷惑をかけたお客さま、作業を増やしてしまった他部署の人や、同じ部署の先輩・同僚、その他影響のあった人たちに対して、誠意をもって謝罪します。お客さまなど外部の人には、上司も一緒に謝罪に伺うパターンも多いようです。自分で判断するのではなく、上司の指示を仰ぐようにするといいでしょう。
ミスの原因を客観的に分析する
そして、どうしてミスをしてしまったのか、冷静に原因を分析していくことが大切です。
「なぜミスが生じたのか」「二度と起こらないためにはどうしたらいいのか」という視点を大切にして、ミスの内容を振り返ってみましょう。
おすすめなのは、紙などに書き出してみる方法です。
①どんなミスをしたか
②今後どんな対策ができるか
③今回のミスから学んだこと
などを、書き出してみましょう。
こうすることで、自分がどんなときにミスを起こしやすいのか、仕事の進め方に問題がなかったかを見つけることができます。
改善策を考え、実践する
ミスの原因が明確になったら、再発を防ぐための対策をたてることが重要です。
ミスを完全にゼロにすることはむずかしいかもしれませんが、改善策を取り入れることで、同じミスや今後起こりうるミスを減らしていくことはできるからです。次の章で紹介するアイディアもぜひ参考にしてみてくださいね。
また、仕事は個人ではなく組織で動くことが多いため、ミスへの対策が組織全体における改善につながる場合もあります。例えばチーム全体で同じようなミスが多いならば、マニュアルを作成したり、上司に相談して仕事の進め方を改善していくこともひとつの方法でしょう。
大切なのは、1秒でも早く対応すること!
ミスをしてしまったとき、自力でなんとかしようとしたり、ミスを隠そうとしたりするのは絶対に避けたいところ。なるべく早く報告し、対応することで、被害を最小限に抑えることができます。ミスをしたときは恥ずかしさや悲しさといった負の感情がたくさん出てきてしまうかもしれませんが、素直に反省し、誠意をもって対応すればきっと周りもその姿勢を評価してくれるでしょう。
今後ミスをしないために
できること
起きてしまったミスをきちんと反省したあとは、ミスを未然に防げるような仕事の進め方を心がけてみましょう。実践しやすいアイディアをご紹介します。
分からないことは聞く
あいまいなことや自信のない部分があったときに、独断で進めようとするとミスにつながりやすくなります。分からないことがあった場合は、必ず周りに確認したり、マニュアルを読んだりするとよいでしょう。
ダブルチェックをお願いする
作業を終えたら、ミスをしていないか何度も見直しをすることが大切です。自分が見落としやすい部分のチェックリストを作成し、ひとつひとつ確認をしていく方法もおすすめ。
そして、自分自身のチェックだけでなく、できれば周りの人に確認してもらう時間をつくってみましょう。自分以外の視点でチェックしてもらえば、自分では気づけなかったミスにも気づくことができます。
周りの人に頼る
ひとりでなんでも抱え込んでしまうと、ミスをしそうな部分に気づけない場合もあります。そんなときは、先輩や同僚の力を頼ることが大切です。同じ仕事でも複数人で作業したり、作業を分担して進めていくと、ミスのリスクも減らすことができます。
時間に余裕をもつ
締め切り間際に急いで作業をしたりすると、その焦りからミスをしやすくなったり、確認漏れが起こりやすくなったりします。
自分で見直しをする時間や、周りの人に確認してもらう時間を考慮した余裕のあるスケジュールを組むことも、ミスを未然に防ぐためには大切です。
また、疲れがたまると集中力も緊張感も薄れやすくなります。きちんと休憩やリフレッシュをし、心身ともに余裕をもった状態で仕事に取り組めるといいですね。
「失敗は成功のもと」という言葉があるように、成功しか経験したことのない人などいません。
失敗を次に活かし、同じミスを繰り返さないようにしっかりと対策すれば、自信をもって仕事に取り組めるでしょう。
落ち込んでしまったときは、誰かに話したり、自分の好きなことをしたりしてリフレッシュすることも忘れずに!
STAFF
text:Oyama.
illustration:iina