からだがちょっと心配……
ティップス
気になる野菜不足。
ひとり暮らしの場合はどうすればいい?
ひとり暮らしだと、食生活の乱れから野菜不足になってしまうことがあります。
「実家で暮らしていたころと比べると、あまり野菜を食べていないかも……」と感じている方も多いのではないでしょうか。
ひとり暮らしが野菜不足になる理由、食生活に野菜を取り入れる方法について、一緒に考えてみませんか?
最近、野菜が足りていない気がする
ひとり暮らしは、すべての家事をひとりでこなす必要があります。
さらに仕事が忙しいときは、自炊をはじめ、スーパーで食材を買う時間さえ取れないこともあるかと思います。そして、ごはんを抜いたり、外食をすることが多くなったり……。
ふと気がつくと、野菜をあまり食べていない!ということに。
どうして野菜不足になってるんだろう?
まずは、ひとり暮らしの食生活から野菜不足になってしまう理由について考えたいと思います。
偏った自炊をしている
手軽に作れる麺類や丼など、ひと皿で完結する料理は栄養が偏りやすい傾向にあります。また「好きだから」「らくちんだから」と、同じ料理ばかり作ってしまう場合も同様に偏りがちです。
野菜の値段が高い
天候不順などの影響で、野菜の価格高騰が続いています。「買おうかな」と迷っても、あまりにも値が張ると購入するのをためらってしまいますよね。
食べきれない
大袋にまとめらてたパック、日持ちのしない野菜などを買うと、ひとり暮らしには量が多く、食べきれずに野菜を腐らせてしまうことも……。
ひとり暮らしでも
野菜を摂るには
野菜が不足してしまう理由を踏まえて、野菜不足を解消する方法をご紹介します。
野菜ジュースを飲む
ビタミンやミネラルを含み、手軽に野菜を摂れる野菜ジュース。飲みやすさや味の好み、野菜の種類などで選べるのがうれしいポイントです。
でも、野菜ジュースだけで野菜不足をカバーするのはむずかしいので、トマト入りならリコピン、にんじん入りならβ-カロテンと、不足しがちな栄養素をカバーする目的で取り入れるのがよいかもしれません。
作り置きをする
休日に簡単な作り置きを用意するのも有効です。たくさんの野菜を使おうとすると手間が掛かるため、最初は野菜の数を絞ったレシピを選ぶのがポイント。かぼちゃの煮物、にんじんのマリネなど、ひとつの野菜だけでも満足なひと品が作れます。
安定した価格の野菜を知る
天候の影響を受けない野菜は、価格変動が少ないことで知られています。芽野菜のスプラウトや豆苗、室内栽培のきのこ類、加工野菜のきりぼし大根など、安定した価格の野菜リストを頭のかたすみに入れておくとよさそうです。
そのまま食べられる野菜を選ぶ
トマトやきゅうり、レタス、キャベツなどは、調理がいらないため食生活に取り入れやすくおすすめです。わたしはよく、ミニトマトをジップロックに入れて会社に持って行き、おやつ代わりにすることもあります。
カリウム、ビタミン、食物繊維など、健康維持に大切な栄養素を含んでいる野菜。野菜を食べると、食べ過ぎの予防、腸内環境の改善、肌の健康を保つなど、たくさんのいいことがあるみたいですよ。
厚生労働省によると、1日に必要な野菜の量は1日に350g以上(うち、120g以上を緑黄色野菜で)と推奨されています。
しかし、日本人の平均摂取量は目標量に達していないことで知られています。
まずは1日に必要な量を知って、少しずつ野菜を食べる量を増やすことからはじめてみませんか?
STAFF
text:くるみちゃん
illustration:lilyco