価値観がこんなに違うんだね

ティップス

職場の世代間ギャップは仕方ない?
若手社会人が悩むこと

職場の上の世代の人から「これだから今の若い子はね……」といった世代に関することを言われて、もやっとした経験はありませんか?

社会人5年目の私は、新入社員のころ上司や先輩に言われてもやもやしていました。

今回は世代間ギャップに悩んでいる方に向けて、どんなことにギャップを感じるのか例をあげつつ、心を軽くする方法をご紹介します。

いろんな世代がいる職場。
ギャップに戸惑うことも……

社会人になると学生時代とは違い、職場にいろんな世代の人がいます。
働いてきた時代が異なり、仕事に対する考え方や指導の仕方も違います。同じ世代であっても、考え方が異なる場合もあるでしょう。

そんないろんな人がいる状況のなかで、ギャップに戸惑うのはおかしなことではありません。
新しい価値観に出会うとびっくりするかもしれませんが、みんなギャップを感じているので安心してくださいね。

こんなときに
「世代間ギャップ」を感じてしまう

突然ですが、どんなときにギャップを感じますか?
いくつか例をあげるので、自分はどんなときにギャップを感じるのか考えてみましょう。

仕事に対する考え方

仕事に対する考え方は人によって異なる部分があるかと思いますが、ひと昔前は終身雇用と年功序列の考えが一般的でした。
ただ現在は、転職という選択肢や成果主義が広がっています。転職を反対されたり、必要以上に出世を勧められたりするとギャップを感じる場合があるのではないでしょうか?

連絡の取り方

スマートフォンがあたりまえにある時代を生きてきた私たちの連絡手段は、チャットでのやりとりがほとんどかと思います。職場でもチャットでやりとりするかと思いきや、電話やFAXを使ったり、対面で話す機会が多くあり、驚いた方もいるのではないでしょうか?
休みの連絡をチャットでしたら怒られてしまった、なんて人もいるかもしれません。

時代錯誤な言葉や行動

コンプライアンスやハラスメント防止といった言葉が叫ばれるなかで、上の世代の方から言われた言葉に違和感を覚えたことはありませんか?私は「気合が足りない」と精神論を言われたときに違和感を覚えつつも、自分が弱いのがいけないと責めてしまいました。違和感を覚えた言葉をそのまま受け止めると心が疲れてしまうので、注意しましょう。

ギャップを感じたらどうする?
自分にできること

世代間ギャップを感じたときに、違いがあっておもしろい!と前向きになれる場合は問題ないのですが、言動に傷ついたりする場合は対策したほうがよいでしょう。
3つご紹介するので、できそうなものからトライしてみてください。

親の職場の話を聞いてみる

親の職場がどんな雰囲気か、話を聞いてみましょう。また、実際に職場で言われたことを伝えてみて、どんな意図があると思うか聞いてみるのもおすすめです。言動の背景がわかるかもしれません。

「生きてきた時代が違う」と捉える

自分があたりまえだと思っている価値観があるのと同じように、上の世代の人たちにもあたりまえと思っている価値観があります。言動に違和感を覚えたときは「生きてきた時代が違うから、しょうがない」と捉えてみましょう。上司に言われた言葉だったとしても、すべてが正解なわけではありません

スルーもしくは信頼できる人に相談する

自分を傷つけるような言動をしてくる人は、上司であってもスルーしましょう。言動の受け取り方は人によって異なるため「私が我慢すればいい」と思わなくて大丈夫です。何度も繰り返し言ってくる場合は、信頼できる人や年齢の近い先輩など相談しやすい人に話してみましょう。

編集部のまとめ

職場には、いろんな世代の人がたくさん集まっています。

相手の価値観を根本から変えることはむずかしいかもしれませんが、自分の捉え方を変えたり誰かに相談することはできます。

上の世代の人の言動を絶対と思わず、同世代の人たちと共有したりして抱え込みすぎないようにしてくださいね。

STAFF
text:kokoro
illustration:ニシモトタクミ