意外と見落としがちかも。

ティップス

はじめての出張!
どんなかばんを持っていけばいい?

新社会人のみなさんは、まだまだ出張ビギナーかと思います。
出張先での打ち合わせ資料を用意したり、チケットやホテルの手配をしたり……と、出発まではなにかとやることが多く、出張かばんはつい見落としがちなポイントです。

目的地に着いてから、「ああ、こうしておいたらよかった……」と思うこともしばしば。
そうなる前に、出張かばんの選び方について一緒に考えてみましょう。

失敗しない「出張用のかばん」が知りたい!

わたしがやってしまった失敗は……

・ほかの人はコンパクトなかばんなのに、自分だけキャリーバッグだった

・移動がかなり多いのに、大きな肩掛けのかばんにしてしまった

前者は行く先々でかばんが邪魔になってしまい、後者は重たさで腕がつらかったことを覚えています。出張かばんを選ぶポイントは大きく2つ、「宿泊日数」と「移動手段」であることを学びました。

宿泊日数に合った容量から選ぶなら?

出張用のかばんの1泊分に必要な容量は、約10リットルとされています。2泊以上や荷物が多くなる場合は、キャリーバッグと別のかばんなど、組み合わせるのもおすすめです。

日帰り〜1泊2日

日帰りや1泊2日なら、約20〜30リットルの容量が目安になります。手提げタイプやバックパックなど、ふだんから持ち慣れている形がよいかと思います。ナイロンやポリエステルの素材だと、軽くて耐久性にすぐれているのがうれしいポイントですね。

2泊3日

2泊3日なら、約30〜40リットルの容量が目安になります。やはり、日帰り〜1泊2日に比べると荷物が多くなるので、腕や肩に負担の少ないキャスター付きのバッグがおすすめです。落ち着いたカラーや、装飾のないシンプルなデザインだと、TPOを選ばずに使えるかと思います。

4泊以上〜長期出張

4泊〜6泊の容量の目安は、約50〜60リットルとされています。長期の滞在に備えて、大型のバッグが必要になりますね。快適に過ごすために、天候に左右されない撥水加工がなされたものや、ハンガーのままスーツなどが収納できるガーメント、パソコンケースが付いたものなど、ビジネスシーンに応じた機能性にも着目したいところ。

出張が決まったら、まず日数をベースにして必要なかばんの容量を考えるところからスタートしてみましょう。

移動手段に合わせて選ぶなら?

日数の次は、移動手段に注目をしたいと思います。

新幹線

新幹線の駅までの道のり、乗り換え時など、意外とたくさん歩くのが新幹線移動。スムーズに移動できて、小回りの利くキャリーバッグがおすすめです。ひとりの場合は両手が塞がることも多いので、さっと地面に置けるバッグだと、電話をかけるときやマップを調べるときなどに便利です。

飛行機

機内持ち込みができるスーツケースの基本サイズは、3辺の合計が115cm(55×40×25cm)、重さ10kg以内です。(※ANAとJALの場合。ただし100席未満の機体では3辺の合計が100cm(45×35×20)以内)大きさと重さによって、機内持ち込みと手荷物お預けの制限があるので、注意が必要です。LCCの場合は、持ち込める荷物の数や、チケットの種類によってもルールが異なるので、当日までに調べておくと安心ですね。わたしは事前に「預ける荷物なし」を選択してしまい、追加料金を払いそうになったことがありました……!

社用車に乗ってひとりだけの出張はとっても気らくですが、だれかに運転をお願いする場合は、できるだけ荷物を減らすのがベターです。大きな荷物はトランクに入れておいて、身軽に乗り降りできるようにしておくのが理想かなと思います。

編集部のまとめ

出張の予定がないときに出張かばんについて考えてみることで、いざ出張が決まったときの失敗を減らすことができるかと思います。

事前の備えでかばん選びに自信が付いて、出張への不安が少しでも減らせますように。

STAFF
text:くるみちゃん
illustration:ざざ(@zaza.hibi)