OKしてしまったものの……

ティップス

遊ぶ約束をキャンセルしたい。
社会人のちょうどいい断り方

「勢いで遊ぶ約束をしたけど、やめたいな……」
「ゆっくり過ごしたい休日に職場の先輩から誘われたけど、どうやって断ろうかな……」
このような経験はありませんか?

この記事では、約束をキャンセルしたいときや、誘われたけど気分が乗らないときの“ちょうどいい断り方についてご紹介します。

断ることに悩む、若い社会人のみなさんの参考になればうれしいです。

遊ぶ約束、
やっぱり断りたいな……

誰しもが経験したことがある「勢いでOKしたけど、なんだか気が乗らない……」という感情。
一度約束してしまった手前、いざ断るとなると「なんか申し訳ないな……」と罪悪感をおぼえてしまいますよね。でも、こんな中途半端な気持ちで行くのも逆に申し訳ない気もするし……いろんな思いがぐるぐるめぐってしまいます。

まずは、なぜお誘いを断りたいのか今一度確認してみましょう。

断りたいのはなぜ?
理由を自分に問いかけよう

お金をあまり使いたくない

社会人になると基本的にお誘いとして多いのが居酒屋などの「飲みの場」ではないでしょうか。
一回あたり相場5,000円ほどかかる飲みの場に毎回参加していると、収入が比較的少ない時期の新社会人には大きな痛手です。
「この5,000円があれば好きなことにお金を使えるのに……」と感じると、確かに断りたくなっちゃいますよね。

予定があること自体に
「めんどくさい」と感じてしまう

当日パッと決めてサクッと出かけるタイプの人によくありがちなのが「前もって決められている予定がめんどくさいと感じる」ケースです。
そのときの気分や体調で行動を決めたい人は、いざ日が近づくと「めんどうだ……」「なんか行きたい気分ではないかも……」となることもありえますよね。
何をして遊ぶ予定なのかにもよりますが「そんな先で設定する必要ある?」といった内容だと、余計に感じてしまうのかもしれませんね。

他にやりたい!
優先度の高い予定ができた

そこまで関係性が深くない相手との約束の場合に、このように感じる事は多いのではないでしょうか。
例えば「推しのライブ抽選が当たったから絶対に行きたい!」「気になっている相手から誘われて遊びに行きたい!」など、その日その場限りのイベントが発生したときに先約の優先度が下がり、断りたくなるケースです。
確かに、職場や友人との食事などは比較的予定が合えばいつでも行けるので、延期にしても特に問題ないと感じてしまいますね。

上記のように、何かしら自分の中で「なぜこのお誘いを断ろうと思っているのか?」を合理的に考えてみると、自分の中で納得できて気持ちに整理がつきそうです。

では、実際に“ちょうどいい断り方”についてご紹介します。

自分も相手にも
ちょうどいい断り方は?

体調不良だから大事をとりたい

誰もが「それは仕方ない。ゆっくり休んでね!」「大丈夫?また別の機会にしよう!」と気遣いをしてくれる、代表的な断り方です。
ただし、体調不良を理由で断る場合は他の人と会ったり外出予定を入れるのはNG
気分が乗らず、一日家でゆっくり過ごしたいときだけに使いましょう。また相手に過剰に心配をかけないように、控えめに不調を訴えるようにしましょう。

別日に変更する

先ほどお伝えした「他に優先度の高い予定が入った場合」は、別日に変更の提案も特に違和感のない断り方になります。
約束していた相手が「自分の推し活のことを知っている」「趣味として熱く語っている」ことを知っているなら、正直に言っても「いいじゃん!行っておいでよ!」と快く対応してくれるでしょう。
また日程調整しよう!とその場でとりあえず伝えておけば悪い気もしないので、こちらの断り方もおすすめです。

金欠を理由に断る

給料日前や、最近大きな買い物をしたなどの事情があれば「金欠を理由に断る」というのも使いやすいです。
比較的支出が多くなってしまう飲み会の場などは特に、活用しても違和感がないので金欠を理由に断ってみましょう。
ただ、断りすぎると「誘っても断る人」という印象がついてしまう可能性があるので、そう思われたくなければ、ほどよい頻度で参加するのもお付き合いです。
逆に、そこまで付き合いたいと思わない相手であれば、断り続けて「そもそも誘われない雰囲気を作る」のもひとつの手かもしれませんね。

誘われた時点ではっきりと断る

誘われた時点であまり行きたい気持ちがない場合も少なからずあります。
その場合は「はっきりと断る」ことも大切です。正直に「行きません!」と言える間柄なら問題ないですが、まだそこまでの関係性ではない場合は遠まわしに伝わる表現方法を使いましょう。
対面で遠回しに断るのはむずかしいですが、例えばLINEなどでのやりとりの場合は、しれっと話題にふれないように返信してみる
「やんわり断られている」と相手が感じたら、しつこく誘ってくることもないでしょう。

編集部のまとめ

断る際は「相手の立場になって考えること」は忘れずに、お互いにちょうどいい断り方を心がけましょう。

また、そもそも乗り気ではないお誘いにはキッパリと断る方がいいかもしれないですね。

ケースバイケースでぜひ参考にしてみてください。

STAFF
text:Yudai Mino
illustration:nana