我慢して聞くしかない?

ティップス

職場の人の話が長い……。
うまく切り抜けるにはどうする?

「まずい、話が長い人につかまってしまった……」
職場でこんなことを感じた経験はありませんか?

社会人5年目の私は、今もこんな状況に遭遇します。とくに、新社会人のころはうまく話を終わらせられず、次の予定に間に合うように走って移動していました。

はじめのうちは「自分に対して話してくださっているのだから、しっかり聞かないと!」といった気持ちもあり、切り抜け方に悩むかと思います。
そんな方に向けて、この記事では話が長い人からうまく切り抜ける方法をご紹介します。

話が長い人につかまっちゃった……

職場で話が長い人と遭遇したとき、どんな気持ちになりますか?
社会人1年目のころの私は「しっかり聞こう!」と前向きな気持ちと「話が長い気がする……」という2つの気持ちが頭の中でぐるぐる回っていました。
いろいろ吸収したい気持ちがありつつも、素直に受け止められない自分に嫌気がさし、つらいなと思っていたことも。

私とは違う理由でも、話が長い人を目の前にすると、もどかしさやつらさを感じている方は多いのではないでしょうか?

なんで相手の話が長いとつらいんだろう

なぜ、相手の話が長いともどかしさやつらさを感じるのでしょうか?
ひも解いていくと気持ちがらくになるかもしれないので、理由を一緒に考えていきましょう。

予定が狂ってしまう

自分の中で計画を立てていた予定が狂ってしまうと、もやっとしたり、焦りを感じませんか?自分のみに影響することならまだしも、お客様相手の仕事や誰かと一緒に進める予定だと、更に焦るかと思います。後々の影響を考えると、つらくなってしまうでしょう。

話の内容がわからなくなってしまう

長時間にわたり話を聞いていると、相手が何を伝えたいのか分からなくなり、もどかしさを感じますよね。また、自分が知らない話やむずかしい仕事の話になったとき、反応に困るのもつらくなる原因のひとつかもしれません。

別のことが気になってしまう

集中力が切れてしまうと、話が入ってこなくなる経験はありませんか?特に、次の予定が入っている場合はそのことが気になると思います。しっかりと話を聞いていない自分を責めて、つらくなってしまうのではないでしょうか?

相手に失礼にならず切り抜けるには?

つらくならないよう、切り抜ける方法を準備しておきましょう。
相手に失礼にならない切り抜け方を3つご紹介するので、試せそうなものからトライしてみてください。

お時間大丈夫ですか?と逆に気を遣う

相手の時間を気遣う伝え方をすると、不快感を与えることなく会話を終わらせられます。「お時間大丈夫ですか?」と伝えると時計を見やすくなり、自然と会話が終わりの方向へ向かうでしょう。

ポジティブな言葉を伝える

話を切り上げる前に「もっとお話を伺いたいのですが」と枕詞を入れてから、切り上げるのもおすすめです。また「次回は〇〇の続きからお伺いしたいです」や「〇〇のお話をお伺いでき、たいへん勉強になりました」と伝えると、相手も気持ちよく話を終えられるでしょう。

先にタイムリミットを伝える

そもそも長話にならないよう、事前にタイムリミットを伝えておくのも効果的です。ただ、突然声をかけられて会話が始まった場合に伝えると、相手に不快感を与えてしまうかもしれません。ボリュームのある議題を話す打ち合わせなどで、活用するのがおすすめです。

編集部のまとめ

失礼にならずに切り抜ける方法をお伝えしましたが、うまく伝えられない場合もあるかと思います。

そのときは、思い切って次の予定があることだけを伝えましょう。

自分に余裕ができたタイミングで「先日は貴重なお話をありがとうございました」といった感謝の言葉を忘れずに伝えてみてくださいね。

STAFF
text:kokoro
illustration:iina