現実ってこんなもの?

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お給料が増えない。
社会人2年目から気になること

社会人1年目を終えて、いよいよ2年目。
仕事や人間関係にも慣れてきたし、お給料も少しは上がっているかな?と淡い期待を胸に給与明細を見てみると……。

「あれ?思ったよりも上がっていないな……?なんなら少し手取り額が減っている気がする」と驚く人もいるのではないでしょうか。
自分の会社だけなのか、自分のスキルのせいなのか?と不安になりますよね。

この記事ではそんな悩みを抱える方に向けて、社会人2、3年目のリアルなお給料事情と解決案をお伝えします。

お給料ってあんまり
増えていかないんだね……

実は社会人2年目、3年目になっても、あまりお給料は増えていかないのが現実。
一般的に、社会人1年目と比較した昇給額は月収で4,000~8,000円ほど。仕事に慣れてきたとはいえ2年目ではまだ役職もないことが多いので、大幅に昇給するケースはまれだといえます。

また、社会人2年目からは「住民税」が課税されることで、手取り額が減少します。給与明細を見たときに思ったより給与が少なかったのはその影響も大きいです。

お給料が増えないことで、
こんな影響があるかも

お給料が増えないことで、私生活や心身にどんな影響があるのか考えてみましょう。

仕事のモチベーションが下がる

思ったよりお給料が増えていないことで、仕事のモチベーションが下がる人は多いと思います。
わたしも、社会人2年目になり、責任のある仕事も少しずつ任されるようになってきたころに「なんでこんなにがんばっているんだろう……お給料も大きく変わるわけでもないのに」と気持ちが沈んでしまったことがありました。
自分が好きな仕事、やりがいを感じられる仕事であっても、やはり「お金」も気にしてしまうもの。お給料が増えないことで仕事への前向きな気持ちも薄れていってしまいます。

プライベートをあまり
充実させられない

仕事に慣れてきて、休日も心身に余裕がでてくると、プライベートの時間も充実させたくなりますよね。
1年目の休日は疲れて一日中寝て終わることも多かったけれど、2年目や3年目はもっと充実した休日を送りたい……。そんなときにお給料があまり上がっていないと、理想をかなえるのがむずかしくなります。
せっかく余裕がでてきたのに、休日も充実させられないと「仕事のために生きているわけではないのになあ……」と、またネガティブな気持ちになってしまいそうです。

お給料を増やすために
できることとは?

社会人2、3年目でもあまりお給料は上がらないのは分かったけれど、少しでもお給料を増やす方法はないのかな?と考える方に向けて、できることをご紹介。

資格取得を目指す

資格を取得することで自分のスキルを向上できます。その結果、任される業務の幅も増えるので評価されやすくなり、給与アップにつながることも。会社によっては資格によって給与が増える「資格手当制度」などを取り入れているところもあるので、確認してみるといいと思います。
営業職など自分のがんばりが売上に直結するような職種であれば、目標達成につながるようなスキルを磨き成績を上げるのも給与アップへの近道です。

転職を考えてみる

業界や会社によっては、自分の仕事が売上に直結せず、がんばってもあまり給与が上がらない場合もあります。そんなときは思い切って転職を考えてみるのもありかも。
近年は新卒採用から3年以内の転職も珍しくないですし、第二新卒の需要も高いです。転職先で基本給がそこまで変わらなくても、ボーナスや住宅補助などの福利厚生でトータルが上がる場合もあります。

編集部のまとめ

「あまりお給料が上がらないな、このままでいいのかな」と思ったときには、会社の3年目~5年目の先輩に「お給料事情」を聞いてみるのもいいと思います。

ボーナスの支給額が大幅に変わっていたり、逆に役職がついてもそこまで昇給していなかったり……とリアルな情報が得られるかも。

STAFF
text:omiso
illustration:nick