スマホ片手に寝落ちの日々にさよなら

ティップス

睡眠の質を高める
夜の過ごし方

あんまりよくないとは思いながらも、ゴロゴロしながらつい手にしてしまうスマホ。週に数回は、ソファで寝落ちしてしまう……なんてことはありませんか? 一度習慣になってしまうと、改善するのがむずかしい寝落ち問題。小さなことからはじめて、質のよい睡眠で、気持ちいい朝を迎える方法をご紹介します。

どんなときに寝落ちしてしまうんだろう?

まずは、寝落ちしてしまう習慣を改善するところから始めるとよいかもしれません。どんなときに寝落ちしがちでしょうか? 理由を探っていきましょう。

帰宅後すぐに、ソファに横になったとき

家に帰ってどうしてもそのままソファに転がりたくなる気持ち、わかります。服を着替えるのもむずかしいくらい、疲れている夜もありますよね。そんなときは、お風呂は諦めてよしとしてベッドまでがんばって向かいましょう! ソファで寝てしまうと、次の日にも疲れが残ってしまい、よくない習慣が続いてしまいます。まずは、必ずベッドで眠ること。もしできそうであれば、すぐに着替えられるようにベッドサイドにパジャマも置いておくといいかもしれません。

ソファやベッドで、スマホを見ているとき

帰宅後少し時間があって、横になりながらスマホを見ていたらいつの間にか眠ってしまっていた……そんなこともあるかもしれません。起きたら電気やエアコンもつけっぱなしで、体調を崩す原因になってしまうことも。質のよい睡眠のためには、しっかり照明も落として、エアコンもちょうどいい温度で眠りたいですよね。起きた時の、またやってしまったーというがっかり感から一日が始まるのはとても悲しいものです。もしお家の照明やエアコンにタイマー機能があれば、横になる前に設定しておくのがおすすめ。照明が暗くなったらもうスマホをさわるのをやめると決めることで、寝落ちの心配もぐっと減りますよ。

スマホを置いて、寝る前の習慣に取り入れてみたいこと

眠る直前までスマホを見てしまうのがよくないとはわかっていても、他にやりたいこともないので何となくさわってしまう。それが夜の習慣になっている方も多いのではないでしょうか。一般的に、眠る1時間から2時間前にはスマホを使うのを控えた方がいいといわれています。質のよい睡眠を手に入れるために、新しく習慣に取り入れてみたいことをご紹介していきます。

あたたかい飲み物をのむ

ハーブティーやホットミルクなどのあたたかい飲み物を飲んで、ほっとひと息つく時間を持ってみませんか。あたたかい飲み物を飲んでからだがぽかぽかと温まることによって、心地よい安心感とリラックス感を感じることができるはず。寝る前には、カフェインを含まないものがおすすめです。特にカモミールティーは、リラックス効果が高いといわれていますよ。

簡単なストレッチをしてみる

一日がんばった自分のからだを、ゆるゆるとほぐしてあげましょう。ベッドの上でもできる簡単なストレッチでも充分な効果を感じることができるはず。筋肉の緊張をほぐしてあげることで、呼吸も深くなり、リラックスした状態になっていきます。YouTubeなどでも、無料で簡単なストレッチの動画が公開されているので、動画を真似してストレッチを始めてみるのがおすすめです。

ラジオを聞いてみる

ラジオはご年配の方が聞くものというイメージを持っていたり、あまりなじみのない方も多いかもしれません。最近はスマホのアプリで聞くことができ、その番組も増えてきています。タレントさんがトークをしているものから自然の音を流している番組までさまざま。スマホの画面をみなくても音だけで楽しめるので、ブルーライトから距離をおくことが自然とできるようになります。

近くにあると、スマホをどうしても意識してしまいます

起きているときも、寝ているときも、常に肌身離さずスマホを近くにおいている。いつ連絡がくるかわからないから仕方ない……という方も少なくないのではないでしょうか。実は筆者もその一人です。眠る時だけでも、少し距離を置いてみるように一緒に心がけてみませんか?

ベッドから離れた場所で充電してみる

眠るときに、ベッドサイドで充電をして眠ることがよくあると思います。そこをあえて、ベッドから距離の離れた場所で充電してみるのがとってもおすすめです。起きてすぐにスマホをさまってしまう癖も、自然となおすことができます。アラームはスマホではなくあえてアナログに、目覚まし時計を置いてみると気分も少し上がるような気がします。いつの間にかスマホで起きてスマホで眠る毎日になってしまいがちな日々。一つずつ、スマホとほどよい距離をとれるようにしていきたいですね。

習慣にすることで、自然とリラックス

眠る前の行動をルーティーン化させることで、心とからだが「もうそろそろ寝るんだな」と自然とリラックスしていきます。はじめは少し手間に感じるかもしれませんが、何日か意識的に継続することで習慣にできます。また、質のよい睡眠をとることで、次の日の朝の目覚めもすっきりとして違う感覚があるかもしれません。

編集部のまとめ

あたたかい飲み物、ストレッチ、ラジオなど、やってみようかな、と思うことがあればぜひ今夜から試してみてください。

STAFF
text:さきやまみさき
illustration:トモマツユキ