学生のときとは違うもんね

ティップス

社会人の帰省はどのくらい?
タイミングやマナーも知りたい

社会人になり、親もとを離れて暮らすようになった人も多いと思います。
新生活が始まると分からないことがいろいろと出てくるものですが、そのうちのひとつが「帰省」かもしれません。

そこで、この記事では、帰省のタイミングやマナーなど、社会人の帰省で気になるあれこれについてご紹介していきます。

社会人の帰省は
学生時代とは違うの?

仕事を始めると、さまざまな面から学生時代とは事情が異なるため、どのくらいの頻度で帰省すればいいのか悩んでしまうかもしれません。

ここで、あるアンケート調査の結果を見ていきましょう。
調査では、実家から離れて暮らしている500人を対象に帰省の頻度をたずねたところ「実家に帰る頻度は年1~2回」と回答した人が36.8%を占めたとのこと。また、月1回以上、実家に帰っている人も約3割いました。
私も個人的にX(旧Twitter)でアンケート調査を実施してみました。回答者は12人。そのうち、月1回程度、実家に帰省すると答えたのが6人で最も多く、次いで年1回程度と年1回未満が3人ずつでした。

頻繁に帰省している人に話を聞くと「家族と仲が良いから」「親の体調が心配だから」といった理由が挙げられました。一方、実家へあまり帰省しない人は「家族と距離を置いている」「実家が遠いので旅費がかかる」といった理由を答えてくれました。

これらの回答を見ると、人それぞれの理由があるものの、社会人の帰省は「年1回程度」派と「月1回程度」派に分かれていることがうかがえます。とはいえ、無理に帰省する必要はなく、各家庭に合った形を築いていけるといいですね。

それでは続いて、社会人が帰省するならどんなタイミングがよいかについてお伝えしていきます。

帰省するならこんなタイミングがいいかも

年末年始

社会人が帰省するなら、まとまった休みを取りやすい年末年始がおすすめです。仕事への支障を少なく抑えられるため「職場に迷惑をかけていないかな」と考えずに過ごせることでしょう。また、他の長期休暇と比較して、家族や親戚、地元の友人とのスケジュールを合わせやすいため、大切な人たちとよりしっかりと時間を過ごすことができます。

長期休暇

年末年始に続き、帰省するタイミングとしてよく挙げられるのが、夏休みやゴールデンウィークなどの長期休暇です。お盆の期間であれば家族や親戚が集まりやすく、休みを取れる職場も多いため、帰省に向いているといえそうです。ゴールデンウィークは、新年度直後の慌ただしい時期を過ぎた時期なので、新しい環境でがんばっている姿を見せる上でも、帰省によいタイミングかもしれません。

誕生日や記念日

ふだんは離れて暮らしているからこそ、家族の誕生日や記念日は大切にしたいという人も少なくないのではないでしょうか。私も先日、父の誕生日を祝うために実家へ帰省しました。最近では、従業員が記念日を自由に設定することで、その日に休暇を取得できる制度を導入する企業も増えているようです。気になった方は一度、職場に確認してみましょう。

心得ておきたい
帰省するときのマナーは?

学生のころとは違い、社会人の帰省では大切にしたい最低限のマナーがいくつかあります。これらを押さえて、心地よく家族の時間を楽しめるようにしたいですね。

事前に連絡する

社会人になったのだから、家族が相手であっても事前の連絡は大切。突然帰省してしまうと、受け入れの心構えや準備ができておらず、お互いに困ってしまうかもしれないからです。いつ帰るのか、何泊するのかなど、予定が決まったら早めに連絡しておきましょう。また、帰省しない場合も、可能であればきちんと連絡を取るのがおすすめです。

手みやげを持っていく

こちらも社会人として重要なマナーだと思います。頻繁に会えないからこそ、帰省する際には相手に喜んでもらえる手みやげを持参したいところ。品物を選ぶ上では「好みに合うか」「日持ちするか」「数は足りるか」の3つがポイントになってきます。「日持ちするか」は意外に見落としがちなので、食べものを買う際には注意しましょう。

できることは自分でする

実家に帰省すると、つい家族の厚意に甘えて、食事の準備から洗濯まで「何でもやってもらう」になってしまうことがあります。たまにならそれもいいかもしれませんが、やはり大人ですから、できることはなるべく自ら進んでやっていきましょう。例えば、料理が好きなら得意料理を振る舞うなど「自分の得意なこと」と「家族が喜んでくれそうなこと」の掛け合わせで考えるとよいと思います。

編集部のまとめ

仮に帰省が年1回の場合、今後の人生において帰省できるタイミングは意外に多くはありません。

家族と一緒に過ごせる時間は有限。大切にしていきたいですね。

STAFF
text:Kamiya Sayoko
illustration:iina