お金も時間もかけたくない……
ティップス
新社会人のストレス解消法。
手軽にできるものは?
社会人になって、仕事や職場の人間関係、将来設計など、ストレスを感じる場面が増えて、何だか毎日モヤモヤ……。そんな人はいませんか?
私も新社会人のころ、小さなストレスをたくさん抱えては、どう発散すればよいのか分からない日々を過ごしていました。
そこでこの記事では、手軽にできるストレス解消法をたくさんご紹介していきます。
ストレス解消したいけど、
面倒なのはちょっと……
わたしたちは日々、多くのものごとからストレスを受けながら生活しています。
そこには、仕事や職場の人間関係だけでなく、プライベートでの悩みや、気温の変化といった物理的要因も含まれます。
ここでは、仕事のストレスに焦点を当てて考えていきましょう。
例えばこんなストレス
・長時間労働をしている
・仕事の負荷が重く感じる
・常にノルマに追われている
・上司や同僚との関係がよくない
・通勤時間が長い
こういったストレスは日々溜まっていくもの。
こまめに解消していかないと、心身ともにパンクしてしまうかもしれません。とはいえ、新しい仕事や環境に慣れるのに手一杯で「ストレス解消はしたいけど、お金や時間がないな」という人も多いことと思います。
そこで、手軽にできるおすすめのストレス解消法を、ふだんの生活と休日に分けてご紹介していきます。
帰宅後や勤務先で
手軽にストレス解消するには?
ここからは、ふだんの生活でできるストレス解消法のアイデアをいくつかご紹介します。
深呼吸する
人間のからだは、ストレスを感じると速く浅い呼吸になり、リラックスするとゆっくり深い呼吸になります。しかし、自動的にコントロールすることはむずかしいため、意識的なトレーニングが必要といわれています。そこでおすすめなのが腹式呼吸。手順は以下の通りです。
①:1秒間息を止めた後、3秒間かけて鼻から息を吸う。おなかを大きく膨らませるイメージ。
②:6秒間かけ、口から息を吐く。おなかを背中にくっつけるイメージ。
③:①〜②を1分間(6回)繰り返す。
「吸う時間より吐く時間を長くすることで副交感神経がより高まる」という研究結果もあるため、しっかり息を吐き切るようにしてみてくださいね。
ストレッチをする
ストレスを抱えていたり、長時間同じ姿勢でいたりすると、筋肉がこわばってしまいます。筋肉をゆっくり伸ばすストレッチは、筋肉の緊張を緩め、血行を促すため、心身のリラックスに効果的です。ここでは、デスクでも簡単にできるストレッチを3つご紹介します。
首のストレッチ:首と肩の力を抜き、首をゆっくりと回す。
上半身のストレッチ:両手を組んで上に伸ばしながら胸を張る。
腰のストレッチ:腰を伸ばして、からだを後ろにひねり、椅子の背もたれを掴む。
甘いものを少しだけ食べる
職場のデスクにチョコレートや飴などの甘いものを置いている人も多いことと思います。実は、糖質を摂取すると、血糖値が上昇してインスリンの分泌が促され「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの合成が高まるため、一時的にストレス軽減が期待できるとされているんです(※個人差はあります)。ただし、甘いものを一度にたくさん摂取すると、血糖値が急上昇した後、急下降し、結局はストレスが倍増してしまうため、注意が必要です。
休日におすすめの
ストレス解消法は?
泣ける動画を見る
わたしたちは、我慢して感情を溜め込むことでストレスを感じます。そこで最近注目されているのが「涙活(るいかつ)」。なぜなら、涙を流すと副交感神経が優位になり、リラックスできるからです。涙活の方法は、心を落ち着けて物語の世界に感情移入し、感じるままに涙を流すだけ。その際、できるだけひとりきりの空間で、誰にも遠慮せず泣ける環境を作ることがポイントです。
家を掃除する
「部屋の乱れは心の乱れ」という言葉の通り、日々の生活が忙しいと部屋が散らかってきますよね。すると、せっかくの自分のお城が、散らかっているというストレスによってくつろげない空間になってしまいます。そこでおすすめなのが、週1回、1ヵ所を徹底的に掃除すること。掃除は始めるまでが億劫ですが、始めてしまえば心がひとつのことに集中するため、手軽な気分転換になりますよ。
ぼーっとする
せわしない現代社会に生きていると、ぼーっとすることは時間の無駄だと感じてしまうかもしれません。しかし、ぼーっとすると頭の中が整理されたり、心に余裕が生まれたりと、ストレス解消の効果があるんです。お風呂場にスマートフォンを持ち込まない、散歩に出かけて川を眺める、サウナに入るなど、自分に合ったぼーっとスタイルを見つけてみましょう。
さまざまなストレス解消法をご紹介してきました。
ピンと来るものがあれば、ぜひ今日からためしてみてくださいね。
ストレスと無縁ではいられない日々ですが、今日も健やかに過ごせますように。
STAFF
text:Kamiya Sayoko
illustration:nick