「いい先輩」だと思われたいな
ティップス
はじめてできた後輩。
どうやって接したらいいの?
社会人になって丸一年がたち、職場に新しい後輩が入社してきた方も多いのではないでしょうか。
やっと職場環境や業務に慣れてきた段階なのに、後輩に分からないことを聞かれたときにちゃんと答えられるかな……。そう、不安に感じてしまいますよね。
この記事でははじめて後輩ができた新社会人の方に向けて、後輩との接し方や理想の先輩像についてお伝えしていきます。
憧れの先輩になれるようなヒントになればうれしいです。
はじめて後輩ができた!
でも、接し方がわからない……
はじめての後輩ができて、うれしい気持ちと同じくらい「先輩としてしっかりと振る舞えるのかな?」と不安になるかと思います。
会社ではまだまだ後輩な立場だけど、後輩ができるって複雑な気持ちになりますよね。
でも身構えなくても大丈夫です。
今まで会社に入って学んだことや会社のルールなど、自分が確実に伝えることができることをしっかり伝えるだけで大丈夫です。
歳が近いからこそ聞きやすいことや、直近で入社している自分だからこそ「こんなことに困っているのでは?」と気にかけてあげるだけでも、新人で入ってきた後輩の緊張をほぐすことだってできるはず。
後輩から憧れられる「こんな先輩になりたい」理想の先輩像について一緒に考えていきましょう。
こんな先輩になりたい。
理想の先輩像ってどんな感じ?
あなたの周りには、憧れの先輩はいますか?
テキパキと仕事をこなしていく方や後輩に丁寧に指導してくれる方、困っていることはないかと常に気を配ってくれる方など、思い当たる人がいるのではないでしょうか。
具体的にどんな先輩像があるのかご紹介していきます。
なんでもテキパキとこなしてしまう
「仕事ができる先輩」
誰しもがかっこいいと感じるのは、仕事ができる先輩像ではないでしょうか。言葉で語るのではなく、背中で後輩に示す先輩についつい憧れてしまいますよね。業務にどれだけ慣れているかの経験値や、仕事に対する考え方やマインドがしっかりしている方など、社会人としてのスキルが高い方が「仕事ができる先輩」という印象を与えることができそうですね。
自分自身お手本になって見せる姿が、かっこいいと感じますよね。
丁寧に指導してくれる
「やさしい先輩」
入社直後は先輩に教わることがたくさん。そんなときにいてくれたらうれしいのが、業務を丁寧に教えてくれるやさしい先輩です。分からないことをとことん教えてくれる姿や、「最初って慣れなくて大変だよね」と気持ちに寄り添ってくれる方がいてくれるだけで、がんばろうという気持ちにさせてくれる温かい存在です。
やさしい先輩がいてくれるおかげで職場でも居心地がよくなり、欠かせない存在の方も多いはず。
困ったことはないか常に気を配ってくれる
「配慮ができる先輩」
入社直後は分からないことや不安なことがいっぱい……。そんなときに頼もしいのが「配慮ができる先輩」です。分からないことは自分から積極的に質問していていく、という方もいるかと思いますが、中には「業務の邪魔をしてしまっているのではないか……」と気になってしまい、ひとりで抱え込んでしまうタイプの方もいると思います。顔色や様子を伺って「分からないことない?なんでも聞いてね!」とやさしく声をかけてくれる先輩がいてくれるととても心強いです。
後輩の性格を理解して、それに合わせた関わり方をしてくれる先輩像も、また素敵ですよね。
理想の先輩に近づく
接し方のアイデア
相手のタイプに合わせた話し方をする
話し好きで明るい人もいれば、淡々と業務をこなすことに集中したい人、緊張感が伝わってくるような人などさまざまな人とこれから出会うことになります。それぞれの人に合わせた話し方を意識するのはとても重要になってきます。
例えば、はつらつとした元気な人に対して、あまり元気のない接点の取り方をしたり、逆に物静かな人に対して元気に接しすぎると、相手によっては疲れてしまう可能性があります。
相手の視点や性格、考え方に合わせて適切なコミュニケーションをとることが理想の先輩像に近づくための第一歩です。話し方のトーンやスピード、言い回しなど「会話スキル」をぜひ取り入れていきましょう。
きちんと聴ける、
相談しやすい雰囲気を忘れない
教える立場になると、ついつい一方的に話してしまいますよね。でも、それでは聞いている側が疲れてしまいます。そこで、教える中で「相手の考えについて質問していく」ことを取り入れてみてください。
例えば「〇〇についてだけど、どう感じる?」「ここまでで気になるところ等ある?」と会話の途中で聞く姿勢を取り入れてみましょう。そこで出てきた疑問や回答に対しても「そんな考え方があったんだ!」「なるほどね!いいね!」とリアクションも忘れずにセットで行うことを意識していきましょう。
はじめての後輩で戸惑うことや、まだまだ自分自身も分からないことが多いと、不安になる場面もきっとあるかと思います。
でも、それは理想の先輩像について考えるきっかけでもありますよね。
この記事が理想の先輩像を目指すヒントになればうれしいです。
STAFF
text:Yudai Mino
illustration:lilyco