まさか自分がなるなんて……
ティップス
これって5月病?
社会人はじめてのピンチを乗り越えるには
社会人になって1ヵ月たったころ「なんだか元気が出ない、疲れがたまってる気がする」と感じていませんか?体や心に不調を感じている方は、5月病かもしれません。
今回は、体調や気持ちがいつもと違うかも?と感じた方に向けて、乗り越えるための方法をご紹介します。自分のからだと心の声に耳を傾けて、明日からも自分のペースで歩めそうな方法を見つけていきましょう。
新生活がはじまって1ヵ月。
少し疲れてきてるのかも……
新社会人になったとき、どんな気持ちでしたか?
早く一人前になれるようにがんばろうと意気込んだり、これからやっていけるのかと不安に思ったり。今まで感じたことのない気持ちになった方も、多いのではないでしょうか。
新しい環境に飛び込むと気持ちの変化が大きく、ストレスを感じやすくなります。
まずは、目まぐるしい変化があった日々を過ごせた自分に、拍手を送ってあげてください。
「新しい環境でがんばれた自分えらい!」「早起きできた自分えらい!」と褒めてみましょう。
褒めてみたとき、やっぱり気分が上がらない、体調も悪い気がする……と感じたら、自分のからだと心に向き合うよい機会です。
がんばり続けて更に体調が悪くならないよう、早めに対処するのをおすすめします。
もしかして「5月病」かも?
思い当たるかチェックしてみて
いつもと比べて、体調や気持ちが少し変かも?と異変を感じたら、下記を参考にセルフチェックしてみましょう。自分と向き合いながら、1つずつ丁寧にチェックしてみてください。
ネガティブ思考になる
物事がうまく進まなくて自分を責めたり、まわりの同期と必要以上に比べて落ち込んだりしていませんか?お休みの日も仕事のことを考えて、憂うつな気分になっていませんか?
ミスが増える
先輩から何度も同じミスで注意されたり、ふだんならミスをしないような仕事で間違ってしまうなんてことはありませんか?注意散漫になっていて、頭が疲れているかもしれません。
食欲の変化
食欲がなかったり、食事がうまく喉を通らないことはありませんか?逆に、いつも以上に食欲が増して食べすぎたりしていませんか?
睡眠の質の低下
寝る前に考え事をしてぐっすりと眠れておらず、日中の眠気や頭痛の症状はありませんか?睡眠中も頭が休まらず、眠りが浅くなっているかもしれません。
「5月病」を乗り越えるには?
ためしてみたいこと
セルフチェックで当てはまるものがあれば、5月病の可能性があります。そのままにせず、まずはできることからためしていきましょう。
がんばりずぎない
新社会人になると、無意識で肩に力が入り、がんばりすぎてしまいます。社会人として新たな環境に踏み出した時点で、充分がんばっているので安心してください。プレッシャーをかけすぎないようにし、何ごとも7割くらいできたら自分に“はなまる”をあげましょう。
楽しみな予定を立てる
仕事のあとやお休みの日に、自分の気持ちが上がる楽しみをつくるのもおすすめです。友だちと遊ぶ約束をしたり、仕事終わりにショッピングや好きなものを食べに行ったり。夏のボーナスが支給される場合は、旅行計画を立てるのもよいでしょう。
病院に行く
仕事を休む日が続いたり、朝起きれなかったりといった症状がある場合は、病院に行ってみましょう。会社によっては、産業医という会社専属の先生がいます。産業医は、仕事内容を把握していたりするので、職場の状況をうまく説明できない場合でも、理解してもらいやすいです。
新しい環境になってストレスを感じたり、気分が落ちたりすることは誰にでもあります。
少しずつ、自分のペースで進んでいけば大丈夫。体調が悪くて休んでも、前向きになれないときも自分を責めないで、からだと心にやさしく向き合ってみてくださいね。
STAFF
text:kokoro
illustration:lilyco