どうしても考えちゃう……
ティップス
失恋で仕事どころじゃない……。
どうやって乗り切ればいい?
社会人になってから初めての失恋、何をするにもうわの空……。
仕事中は切り替えないと、と頭ではわかっていても、好きだった人を思い出してしまうことはありませんか?
社会人の失恋は、学生時代のころとはまた違った辛さを感じますよね。
辛くて仕事どころじゃないと感じている方に向けて、一歩踏み出せるような乗り切り方をご紹介します。
失恋がこんなに
仕事に影響するなんて……

あこがれだった先輩に恋人がいることを知ったり、大好きで結婚まで考えていた恋人と別れたり……。
失恋で心がキューッと苦しくなると、そう簡単には気持ちを切り替えられないですよね。
「失恋して辛いので、仕事休みます!」と言いたいけれど、正直に理由を話すわけにもいかないし……。でも、がんばって会社に行ってみたものの、全く集中できない……。
うまく切り替えができない自分を責めていませんか?
そんな気持ちをぐっとこらえてみましょう。仕事が手につかないくらい本気で向き合っていた、という素敵な感情を大切にしてあげてください。
もしかしてこんな感じ?
「仕事が手につかない」状態あるある
失恋で落ち込むことは、誰にでもあります。
いろんなパターンをご紹介するので「自分だけじゃない」と安心してくださいね。
話が入ってこない
仕事をしていてもうわの空で、誰かに話しかけられても気づかなかったりします。会議中も、別のこと考えてしまい、急に話を振られたら答えられないなんてことも。
仕事に集中できない
仕事に専念しようと思っても、すぐに集中力が途切れてしまいます。また、メールや資料の内容が頭にまったく入ってこないときも、集中力が途切れている証拠です。
ついついスマホを見てしまう
SNSをだらだら見たり、好きだった人から連絡がきていないか気になったり、ついスマホを見てしまいます。失恋して連絡が途絶えても、SNSがあればまた繋がれるので、新しい投稿をしていないかなど気になりますよね。
いつまでも続くのは避けたい!
なんとか今を乗り切るには?

ずっと落ち込んだままで、何もできない状態が続くのは避けたいところです。
いくつか乗り切るための方法をご紹介するので、無理せずに、できそうなことからトライしてみましょう。
引きずらないために
1日だけ休んだっていいかも
あまりにも仕事が手につかないと思ったら、「体調不良」を理由に思いきって1日休んでしまうのもありだと思います。もちろん仕事の状況にもよりますが、迷惑をかけないようだったら休みをとって気持ちを落ち着ける時間をつくったほうがよいでしょう。心が辛いのも立派な「体調不良」だと思います……。
自分のために
ちょっとお金をかける
自分にどんなご褒美をあげたら、しあわせな気持ちになれるか考えてみてください。少し高価な食事をしたり、新しい洋服を買ったり、美容に費やしてみたり。失恋した気持ちを励ましてくれるような、とっておきのご褒美を用意してあげましょう。
趣味に没頭する
何もしないと辛い気持ちを思い出してしまうので、時間を忘れられる趣味に没頭するのもおすすめです。推し活したり、友だちと遊んだり、無我夢中になれることをひたすらやってみましょう。すぐに思いつかないときは、何か新しくチャレンジするのもありです。
同期や友人に悩みを聞いてもらう
なんでも話せる同期の仲間や友人は、あなたの強い味方。多少愚痴っぽくなっても許してくれる存在がいる、それだけで心強いものです。共感してもらえるとほっとするし、意外な方向からのアドバイスをもらえたりすると、気持ちが軽くなります。
安心できる場所で過ごす
いつも自分の味方でいてくれる人、例えば親や兄弟などを頼るのもいいかもしれません。恋愛の話は家族にしにくいという人もいるかもしれませんが、ただ家族みんなでたわいない話をしたり、ご飯を食べるだけでも癒やされるのではないでしょうか。
あえて仕事に集中してみる
ちょっと辛いけど、逆にいい意味で仕事に逃げるのは、大人の知恵でもありますよね。いつもより細かく集中できるタスクを取り入れて、目の前のひとつひとつの作業に集中してみましょう。頭の中を無にして集中することで、悲しい気持ちもいったんリセットできそうですよね。
社会人の失恋事情、
こんなときはどうする?
社会人ともなると、失恋の辛さがダイレクトに仕事にも影響しがちです。逃げ場がない、辛い……と自分を追い詰めすぎず、大人の視点で自分を客観視しながら乗り切ってみましょう。
もしも相手が会社の人だったら
片想いやお付き合いしていた相手が同じ会社の人だった場合。ただでさえ失恋して辛いのに、毎日相手の顔を見るなんて無理!となるシチュエーションですよね。昨日までの想いをあっさり断ち切って、仕事上は笑顔で接する、なんて考えただけでしんどいです。
ただ、それでも仕事仲間であることは変えられません。同じ業務を避ける、休憩時間をさりげなくずらすなど、なるべく接点は減らしつつ、どうしても必要な場合は心を無にしてニュートラルに接することができればいいなと思います。
大変だけど、いつか気にならなくなる日が来ると思います。
接客業、でも笑顔になれなくて……
お客さまと直接接する仕事の場合は、笑顔になれるか、精神的にこなせるかなど不安になりますよね。ふと泣きたくなってしまったり、なにげない会話なのに悲しさが顔に出てしまったりしたら、お客さまにも失礼だし……。
職場に信頼できる同期や先輩がいるなら相談して、裏方仕事にまわらせてもらうのもいいかもしれません。無理をして笑顔をつくるよりも、ひとりの時間を増やすほうが、確実に心が落ち着きます。
「会社に迷惑をかけている」なんて自分を追い詰めず、むしろ「今はわたしが裏方にまわる方が会社にとってもいいこと」と割り切るのも必要。
気持ちが少し落ち着いたら、
自分との対話でいたわってあげて
少し気持ちに余裕がでてきたら、自分の気持ちと向き合ってみるのはどうでしょうか?向き合うというのは、失恋の反省会とは違います。自分をいたわるイメージで「本気になれた自分素敵だったよね」「こんなところが辛かったよね」と客観的な言葉を投げかけると、気持ちが整理されていきます。
「時間がいちばんの薬」という言葉もあります。時の流れに身をまかせていれば、悲しい思い出や辛い気持ちはグラデーションのようにだんだん薄まっていくものだと思います。そのころには、失恋を受け止めて辛かった時間も、大切な心の中の思い出に変わっているかもしれませんよね。
失恋したとき、すぐにもとの生活に戻れるよう無理しなくても大丈夫です。
自分の様子を伺いながら、乗り切る方法を試してみましょう。ふだんから、自分がごきげんになれる方法を把握していると、失恋に限らず落ち込んだときに活用できるのでおすすめですよ。
STAFF
text:kokoro、Saori
illustration:ハヤカワオト