使い分けがよく分からない……

ティップス

意外と迷う。
職場でのあいさつは何て言ったらいい?

ビジネスマナーの基本中の基本である「あいさつ」。相手に好印象を与えたり、円滑な人間関係を築いたりするためには必要不可欠です。
しかし、「いつ」「どこで」「誰に」「どんな」あいさつをすべきなのか、少し悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。お互いが気持ちいい「あいさつ」のちょっとしたポイントをご紹介します。

職場での「あいさつ」。
意外と悩むときがある……

職場でのあいさつを意識してみると「これで大丈夫なのかな……?」と悩む場面も多くあるのではないでしょうか。
例えば「時間帯によってあいさつを変えるべき?」とか「知らない人だけどどうあいさつしたらいい……?」とか。
社内の人と社外の人への使い分けもむずかしいですよね。
私は学生時代、先輩でも同期でも後輩でもバイト先でも、朝も昼も夜も「おつかれさまです!」を多用していたので、相手によって使い分けることに「間違えたらどうしよう……」と不安でいっぱいでした。

シチュエーション別の
“ちょうどいい”あいさつ集

そんな職場での「あいさつ」の悩みを解消するべく、ここではシチュエーション別で使える“ちょうどいい”あいさつを簡単に紹介します。

出社時と勤務中の
「あいさつ」

まずは基本中の基本、社内でのあいさつです。
出社したらまずは「おはようございます」で一日のよいスタートを。自ら元気にあいさつすることも気持ちのいいあいさつのポイントです。勤務中は「おつかれさまです」を使います。一般的には朝は「おはようございます」、昼は「こんにちは」、夜は「こんばんは」ですが、社内では基本的にいつでも「おつかれさまです」で大丈夫です。廊下ですれ違ったとき、エレベーターで会ったときなども「おつかれさまです」が使えます。

離席、外出時の「あいさつ」

忘れてしまいがちなのが、離席時や外出時のあいさつ。
無言でどこかへ行ってしまうと「どこに行ったのだろう?」と上司や先輩も気になってしまいます。席を離れるときには周囲の人に「○○へ行ってきます」「○○してきます」などと場所や用件を伝えましょう。外出する前には直属の上司に「何時に帰社するのか」も伝えた方がよいでしょう。

取引先への「あいさつ」

取引先へのあいさつは「おつかれさまです」ではなく「お世話になっております」です。初対面の人であれば「はじめまして」とあいさつしますが、会社としてすでに取引がある場合や事前にメールなどでやりとりをしている場合などは「お世話になっております」も使えます。逆に社内の人に対して「お世話になっております」は使えないので注意が必要です。

知らない人だけど
あいさつするべき?
そんなときは……

会社の廊下やエレベーターで知らない人と顔を合わせたとき、あいさつするべきか悩むと思います。
知らない人とはいえ、他の部署の人や取引先の人など会社に関わる人であるのは確か
こんなときも自分から積極的にあいさつして大丈夫です。
なんて声を掛ければいいのかむずかしいかもしれませんが、出社時なら「おはようございます」、勤務中なら「おつかれさまです」の基本スタイルでOK
今は自分にとって「知らない人」でも、今後関わる機会が増えるかも。「あいさつしない人」という印象にならないように積極的にいきましょう。

編集部のまとめ

あいさつの基本ができていれば、相手によい印象を与えられます。

はじめは周りに知らない人ばかりで緊張するかと思いますが、積極的にあいさつをすることが円滑な人間関係に繋がり、気づけば仕事がやりやすくなっているなんてこともしばしば。

未来への自己投資だと思って、自分からトライしてみましょう。
最初は少しくらい間違えてしまっても大丈夫ですよ。
気負いせず、元気にあいさつを!

STAFF
text:omiso
illustration:Min