気づいたら財布が空っぽに……
ティップス
ひとり暮らしの食費管理、
どうしてる?
実家を出て初めてひとり暮らしするとき、避けては通れないのがお金のやりくりですよね。
特に初めのうちはお金がない人が多く、さまざまな場面で経費削減が求められるでしょう。
そこで今回は、生活費の中でも節約しやすい食費管理のコツをご紹介します。
筆者の私が、大学時代に節約生活の中で得た知恵をお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください!
食費管理の悩み
ひとり暮らしを始める前は食費をあまり気にしてない人が大半でしょう。
単身世帯での1ヵ月の食費は40,301円です。こう聞くと案外高く感じるかもしれませんが、外食の頻度や昨今の物価上昇を鑑みると、この金額から節約していくのも意識しなければ一苦労です。
では、節約をする中でどのような場面で苦労してしまうのでしょうか。
①がんばりすぎてしまって、体調不良になってしまう
節約しようと意識すると、どうしても食卓が安い食材ばかりになって栄養バランスが偏ってしまいます。
体調を壊して病院に行き、結果的に大きな出費になってしまうなんてこともあるかもしれません。
お金をかけないで食材を購入することは大切ですし、納豆や豆腐、もやしなど安価でも栄養が取れる食材はありますが、バランスは大切です。
②無理な目標を立ててしまい、継続できない
節約初心者の方にありがちですが、初めはやる気があっても徐々にやる気がなくなってしまって、結局続かないというパターンです。
節約はやり始めたらきりがないもので、いくらでも高い目標を立てられてしまいます。
しかし、あまりに高い目標を立てても、モチベーションが下がったときに実行が難しくなり、結果的に諦めてしまうでしょう。
最初は目標を低めに設定して、あまり厳しくないマイルールを設けることから始めることが大切です。
③人とのコミュニケーションが減ってしまう
食費がかさむ理由の一つがだれかとの外食でしょう。
お酒も飲む場合だと1回に5000円近くかかります。
これらを止めることは節約への近道ですが、それによって人付き合いが減ってしまうことをネガティブにとらえる人も多いでしょう。
そんなときは、同じく外食でもランチに誘うのがおすすめです。
夜か昼か、お酒を飲むか飲まないかで金額はかなり違ってきます。
食費管理の方法とコツ
ひとり暮らしの場合、人の目がないため自分で決めた節約ルールをいかに守れるかが大切。
そのため、ストレスなく節約を続けるためにも自分のライフスタイルに合わせた節約方法の選択が重要になります。
まずはいくつか食費管理の方法とコツを知っておいて、生活に馴染む節約方法を選んでいきましょう。
①家計簿をつける
家計簿をつけて今現在の出費状況を把握することで、来月以降無理のない範囲での目標設定をすることができます。
「家計簿なんてめんどう」と思われがちですが、今はアプリを使って簡単に管理することができます。
最近ではレシートを撮影するだけで記録を付けてくれるアプリもあるので、自分にあったアプリを選んでみましょう。
最低限、外食分と自炊分を別に記録するだけでも、自分が節約すべきポイントがどこにあるか確認できます。
無理のない目標を立てて、節約を継続していくことで結果的に大きな節約に成功できるでしょう。
②買い物の工夫
自炊のための買い物でも買いすぎてしまったり、食材選びに失敗してしまったら節約にはなりません。
買い物に行く際は冷蔵庫を確認し、あらかじめ必要な食材をメモしていけば余計なものを買わずにすみます。
いくつかのスーパーの広告を確認してから買い物に行くのもおすすめです。
広告を確認できるアプリを活用し、必要な食材を安価で購入できるスーパー選びをすれば、損をすることはありません。
また、一度の買い物で使っていい額を決めておいたり、一週間の中で使っていい額を決めておくのもおすすめです。
予算内の残ったお金で、ご褒美を買うのもお得感がありますよね。
③食材の使い方の工夫
食材は基本的に多く買うほどお得になるもの。
保存ができるものならなるべく多い量を買い、冷凍保存を活用しましょう。
私は、お肉などはあらかじめ下味をつけて冷凍をし、あとは取り出して火を通すだけの状態にしています。
ほかの食材も一回に使う量に分けて冷凍をすることで、いざというときに使いやすくなります。
冷凍庫はものが多いほど電気代を節約できるので一石二鳥、積極的に活用していきましょう。
食費は抑えようとすればいくらでも抑えることができますが、それによってストレスを溜めてしまったり、体調を崩してしまったら意味がありません。
自分にあった節約方法を実践して、継続することが最も大切です。ときには自分にご褒美もあげながら、コツコツがんばっていきましょう。
STAFF
text:hiyori
illustration:iina