できれば会いたくないなぁ

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職場の人と気まずい!
新社会人が人間関係に悩んだら

新社会人になって、何か悩んでいることはありますか?
わたしは社会人1年目の時、人間関係に悩みを抱えていました。
学生のころは「自分とちがうタイプの人」と感じたら、距離をとるなどの行動ができますよね。

ただ、社会人になると、自分の意思で人と距離をとるのはむずかしいと感じている人は多いのではないでしょうか?
気軽に相談できる人もいなかったり……。
そんな方に向けて、憂鬱な気持ちが軽くなる、人間関係に悩んだときの解決策をご紹介します。

職場に
気まずい人がいるから、
気が重たい……。

関係性が気まずくなった人が職場にいると、仕事に行くのが憂鬱になってしまいますよね。わたしも新社会人のころ、人間関係に悩み、会社に行くのが嫌になった時期がありました。

新しい環境というだけでも緊張感があるのに、人間関係に悩みを抱えていたら、誰でも気が重たくなるものです。そんなとき、避けたいのは自分を責めること
「自分のコミュニケーション能力がないから」「自分が我慢すれば済む話」と、追い込まないでくださいね。

なぜ気まずくなった?
まずは原因と向き合おう

気まずくなってしまった相手がいるとき、原因と向き合ったことはありますか?
何もせずそのままにしていると、更に関係が悪化する可能性も。まずは、原因と向き合ってみましょう。

気まずくなる理由は、いろいろあるかと思います。
意見の違いから口論になった、といった決定的な理由がある場合。もしくは、小さなことが積み重なって、いつの間にか関係が悪くなる場合もあるかもしれません。

一つひとつ分解していくと「もしかしたら自分が避けていただけかも」「相手にも何か考えがあるのかも」と、解決に繋がる可能性があります。
気まずくなってしまった結果だけに注目するのではなく、お互いの言動を振り返ってみるとよいでしょう。
ただ、辛い出来事で、思い出すだけで涙が出てしまうといった場合は、無理しないでくださいね。

気まずさを乗り越えるためにできること

原因と向き合ってみても解決しないとき、気まずさを乗り越えるためにできることをご紹介します。関係が悪い状態を放置すると、体調に支障が出るかもしれないので、早めに対処するのがおすすめです。

相手の言動の
捉え方を変えてみる

相手の言動をストレートに理解しようとすると、「あの人の考え方や、言い方が苦手」と自分の主観をもとに受け取ってしまい、ダメージを受けてしまいます。そうならないように、相手の言動を客観的な視点で考えてみるのがおすすめです。

たとえば、とても強い口調で話しかけられたとき。そのまま受け取ってしまうと、「この人はなんてひどい言い方をするんだろう」「わたしがなにか悪いことしちゃったのかな」と自分の落ち度のように思えてネガティブな気持ちになるかもしれません。そんなときは、「なぜこの人はこんな口調になっているんだろう?」「なにかあったのかな」と相手の状況を想像するようにしてみてください。もしかすると、仕事が忙しすぎて余裕がなくなっているのかもしれません。

必ずしも、あなたが原因で強い口調になっているとは限らないでしょう。相手の言動を客観視する意識を持ち、必要以上に自分ごととして捉えすぎないよう、心に境界線を引くことを意識できると、少し気持ちがらくになりますよ。

チャンスを見つけて
ふだん通りに接してみる

相手の言動を客観視して心の境界線を引けるようになったら、ふだん通りに接してみましょう。
職場で気まずい雰囲気を感じた場合、そのほとんどがコミュニケーション不足や誤解、行き違いによって生じていることが多いようです。思い切って話しかけてみると、案外ふつうに接することができて気まずさが打ち解ける、ということもよくあります。

基本的なあいさつはもちろん、仕事で何か困っていたら手助けするなど、きっかけはなんでもかまいません。また、感謝の気持ちを伝えることは、気まずい雰囲気を払拭するのに有効な手段になります。ささいなことでもいいので、「フォローしてくれてありがとう」など、ポジティブな気持ちを率直に伝えるとよいでしょう。もしかしたら相手も、態度をやわらげる糸口を探しているのかもしれません。

気持ちのうえでまだ少し抵抗があるなと感じる場合には、無理をしなくて大丈夫です。心に余裕が出てきたときにトライしてみてくださいね。

仕事と割り切って
適度な距離をとる

心当たりがないのに、そっけない態度をとられたり、イライラをぶつけられたりすると、関係を修復しようという気になれないのも仕方のないことです。相手の頑なさを感じる場合、こちらからできることはないのかもしれません。仕事が問題なくこなせればいいのだし、それ以上は求めない潔さも大切かもしれません。ある程度の距離を置きつつも、こちらから避けることはせず、仕事と割り切って必要最小限のコミュニケーションにとどめるのもひとつの手です。

不機嫌な感情を隠さない人は、そういったふるまいで周りの人を無意識にコントロールしようとしている可能性も。不機嫌さに振り回されないように、なるべくフラットな態度を保つようにしていると、効き目がないとあきらめて、自然と態度が軟化してくることもあるでしょう。

人間関係の悩みを
少しでも減らすために

関係性をこれ以上悪化させないために、また、今後の悩みの種を作らないために、日々、意識してできることを考えてみました。

あいさつは自分から、にこやかに

よい人間関係を築くには、にこやかなあいさつから。あいさつをされて嫌な気分になるという人はあまりいないでしょう。今までも礼儀としておこなっていたかと思いますが、今一度、大切さを見直してみるのもよいかもしれません。あいさつが明るい人って、親しみやすく話しかけやすいイメージがありませんか?

あいさつは「自分から・元気よく・にこやかに」。当たり前ではなく、ほんの少し心を込めることを意識するだけで、印象がぐんと変わるでしょう。

こまめな進捗共有で
信頼感のある人になる

業務に取り組んでいくなかで、いわゆる「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」をしっかりとおこなえる人は、同僚や上司からの信頼が厚いものです。とくに「バッドニュースファースト」の姿勢は大切です。うまくいかないこと、困った事態をいち早く相談すると、周囲はサポートしやすく、問題が小さいうちに解決することができます。結果として、信頼感につながり、人間関係が円滑になるでしょう。

最近では、ToDoリストやスケジュールのシステムを活用して、こまめに進捗共有されている職場もあるかもしれませんね。受け持っている業務に更新や変更が生じたら、入力後にひと言上司に報告しておくと安心感をもってもらえそうです。

改善や謝罪は積極的に

職場はいろいろな人が集まる場所です。時には批判を受けることもあるでしょう。ショックを感じてしまうかもしれませんが、もし可能なら、相手の言葉に耳を傾けてみることも大切です。もしかすると、自分でも気づいていなかったことに気づけるチャンスともとらえることができそうです。

また、自分の失敗や落ち度だと感じたときは、素直にあやまる姿勢も忘れずに。必要な部分は改善に生かすようにすると、今後のトラブルを避けることにつながると思いますよ。

編集部のまとめ

人間関係が気まずいときの解決策をご紹介しましたが、その人と関わるのが本当に辛くて、仕事もままならない状況であれば、無理に乗り越えなくても大丈夫。

そんなときは、上司や人事部に相談したり、周りの人に頼ってくださいね。

STAFF
text:kokoro、Saori
illustration:トモマツユキ