会社で働くって当たり前なの?と疑問を感じたら
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「会社員」じゃないおすすめの選択肢
大学生になり就職を考えだす時期、合同説明会に行って、インターンをして、内定を得なければ! と急かされた気持ちになりませんか? 「何がやりたいかも分からないのに、こんなに大事な決断、まだ出来ないよ。」「……そもそも、就職する以外の選択肢ってないのかな? 」そう思ったら、就職以外の選択肢を見てみてもいいかも?
どんな選択肢があるのかな?
実は筆者も大学3年生のころ、就職に対して焦りを感じていたひとりでした。就職以外の選択肢があるとは考えもせず、でもまだ就職という大きな決断には踏み切れない。そんな筆者が選んだのは「休学」をして海外で長期インターンをするという選択でした。
就職に不利になってしまうのでは? 休学しても、やりたいことないし……。大きな決断なので、不安になったことを覚えています。「休学」をせずとも、自分のやりたいことが見つかるきっかけとなる経験が出来る制度もたくさんあります。
この記事では、就活以外にもたくさんの選択肢があることをお伝えしていきます。少しでも視野が広がるきっかけとなったらうれしいです。
1.国外で学びを深めてみる
今大学で学んでいることを、もっと深めたい。そんな方に、海外の大学へ留学・または大学院へ進学という形で深めてみるという選択肢があります。海外留学、不安のひとつは金銭面だと思います。そんな時に夢を現実に引き寄せてくれる制度が、返済不要の奨学金制度「トビタテ留学JAPAN」です。2013年度~2022年度で約9,500人が利用していて、これまでの奨学生の留学体験談を読むだけでも楽しいですよ。
2.文化の違うところで働いてみる
”今までの当たり前が当たり前じゃない”そんな海外で働く経験は、社会に出てからの視野もぐっと広げてくれるものになるかもしれません。でも、どうやって働けばいいんだろう? という方に。今日本には、「ワーキングホリデー」という制度があります。現在日本と協定を結んでいる国は、なんと世界に約30カ国も。1年もしくはそれ以上滞在できて、その期間は観光・就学・就業が自由です。
長期ではなく、2週間-3ヶ月ほどの長さで海外滞在しながら働いてみたいという方もいらっしゃるかもしれません。そこでご紹介したいのが、筆者が学生のころ知りたかった制度ナンバーワン。「WWOOF」です。世界210ヶ国以上で使える制度で、有機農場でのボランティアワークをする代わりに宿泊と食事が無料で提供されます。筆者がもし学生時代に知っていたら、この制度を使って世界各国を旅したかったなと思います。ホームステイしながら、宿泊・食事が無料で旅ができるんです。暮らすように旅がしたい人には、ぴったりの制度だと思います。
3.地域で働いてみる
海外ももちろんよいけれど、日本の田舎もとってもよいところ。都会の喧騒から離れて、自然と共に暮らす生活は考えるよりも先に五感が喜んでいる感覚で満たされます。そんな魅力ある地方ですが、人手不足が課題のひとつ。そこで、地方で暮らす体験がしたい方と、地方とを繋ぐ制度として、「ふるさとワーキングホリデー」・「地域おこし協力隊」があります。地方の方たちと一緒に働きながらリアルな暮らしを体験することができ、日本の魅力をさらに知る貴重な経験になること間違いなしですよ。
4.ボランティア活動に参加してみる
国内外問わず、誰かのためになることをやってみたい。”社会課題の解決”というと少しハードルが高いように感じてしまうけど、もし自分にも何かできることがあるのなら。そんな思いがある方にぜひ一度見てみて欲しいのが、国内最大級のNPO/社会的企業のボランティア情報サイト「activo」です。筆者が、海外のNGOでのインターンを見つけたのもこのサイトでした。サイトを見ているだけでも、こんなに幅広い活動があるんだと知ることができるので、とってもおすすめです。
知ることからはじめよう
たくさんの選択肢をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。この中の一つを選ばなければ! と焦らなくても大丈夫。「こんなにも働き方の選択肢があるんだ」と知っているだけでも、心が少し軽くなった感覚がありませんか?
就職の時期は特に、周りと比べて少し焦った気持ちになってしまうけれど、一度立ち止まって大きく深呼吸。その深呼吸が休学や留学という一年単位だっていいんです。
人生を100年だと考えて、そのうちの1年だと思えば、今を焦って過ごすことなんてないかもと思えてきませんか。働き方は、年々多様化してきています。自分の”やりたい”に素直に、ちょっと良いなと思える生き方の選択ができますように。
STAFF
text:さきやまみさき
illustration:ニシモトタクミ