仕方がないときもあるけどさ。
ティップス
残業しないとだめなの?
定時で帰るためのコツ
社会人デビューを控えた方や、社会人一年目の方の中には「周りの人は残業しているのに、自分だけ先に帰ってもいいのかな?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
残業って、
するのがふつうなの?
私も社会人になりたてのときは、「新人が最後まで職場に残るのが、暗黙のルールなのかな……」と不安を感じることがありました。
ところが、実際はそのような古き慣習や決まりはなく「なるべく残業しないように心がけよう」という雰囲気が漂っていました。
残業をせずに済むと、退勤後は友人と食事をしたり、趣味の旅行の予定を立てたり。充実した時間を過ごすことができます。
そこで今回は、会社員経験のある私が、どうしても残業しないといけない場合や、定時で帰るために工夫していたことを紹介していきます。
こんなときは
残業しても仕方がないかも……
定時で帰りたいけど、さまざまな都合でそうはいかないときもあるのが現実。
まずは、残業しても仕方ないシーンを紹介していきます。
ミスをしてしまったとき
新人のうちは慣れないことが多く、ミスはつきもの。
しかし、ミスをすることによって余計な仕事が増え、業務時間内にすべての仕事が終わらないこともあります。
そんなときは、面倒だからといって仕事を翌日に持ち越さないのがポイント。行った操作やミスの原因を覚えているその日のうちに残業して、ミスを挽回しましょう。
繁忙期
一年の中で最も仕事が忙しくなる時期。
その時期は業界によってさまざまで、例えば不動産系なら引っ越しが多い1月から3月。経理系なら年末調整が発生する11月から1月となります。
残業をめったにしない先輩が、珍しく定時を過ぎてもデスクに向かっている姿を見受けられるのが“繁忙期あるある”です。
なので、繁忙期は「定時で帰れないのは自分の仕事が遅いからだ……」と不安にならなくても大丈夫。
同僚の欠勤や早退
困ったときはお互いさま。
同僚が体調不良で欠勤するときや、家庭の事情で早退するときは、代わりに仕事を頼まれることがあります。
すると、通常の業務に加えて代わりの仕事があるため、業務時間内に仕事が終わらないことも。
しかし、思いやりの心を持って仕事を引き受けることで、自分が欠勤するときに周りの人が助けてくれるかもしれません。
残業しないために、
工夫できること
残業しないためにはコツが必要。私が新社会人のときに心がけていたことや、先輩から学んだことを紹介していきます。
タイムスケジュールを決める
出社したらまず、一日のタイムスケジュールを決めましょう。
タイムスケジュールはアプリを使ったり、付箋など紙に書き出したり、自分に合った方法を見つけられるとよいですね。
何をいつまでに終わらせるか明確にすることで、無駄な時間を減らすことができますよ。
気分転換をする
適度な息抜きは決してサボりではなく、仕事の生産性が上がります。
眠気が強いときや、なんだか集中できないときは、5分から10分ほど気分転換しましょう。
軽くストレッチをしてからだをほぐすことや、外に出て新鮮な空気を吸うことがおすすめ。カフェインが含まれたドリンクを買って、ほっと一息つくのもよいですね。
上司に相談する
残業しないために工夫してみたものの、それでも業務時間内に仕事が終わらないときは、上司に相談してみましょう。
部下の業務量をコントロールするのも上司の仕事。それに、「仕事が終わらなくて納期に間に合わない!」なんてことがあったら、会社にとってもマイナスです。
「少しお時間いただけますでしょうか。」と話を切り出せば、きっと話を聞いてくれますよ。
新社会人は覚えることが多く、さらに慣れない環境でいろいろと気を遣うもの。
本音をうと、定時で帰って仕事終わりの時間を楽しんだり、ゆっくりと一人の時間を過ごしたりしたいところですよね。
はじめは何でもうまく行かなくて当たり前。なるべく残業せずに済むよう、少しずつ自分に合った方法を見つけていきましょう。
STAFF
text:ふわり
illustration:yuichi