職場でうとうとしてしまうにときに
ティップス
仕事中の眠気はどうする?
こっそりできる対処方法
学生とは違って、社会人は大人なんだし、仕事中に眠くなるわけがない。そう思っている方は多いのではないでしょうか。私も学生のころは、そんなふうに思っていました。
ところが、実は、社会人だって眠いのです。
「電話の音で飛び起きて、寝ていたことに気がついた! 」「エンターキーを押したままうとうとして、目が覚めるとページ数が大変なことに……」なんてエピソードもしばしば耳にします。
だからといって、お金を貰って働いている以上は、寝てしまうわけにはいかないですよね。
ここでは、眠くなってしまったときの対処法について紹介していきます。
眠気の覚まし方
立ち上がる
とにもかくにも、立って動く! これに限ります。
ちょっとしたコピーや他部署へのお遣い、お手洗い……など、本当になんでもよいのです。
ちなみに私は、眠くなったときのために「立って動く用事」をストックしています。少しでも机から離れることで気分転換にもなりますし、目が覚めるのでおすすめですよ。
コーヒーを飲む
こちらは、ふだんから試している方も多いのではないでしょうか。コーヒーが苦手でも、カフェインが入っていれば眠気覚ましには効果あり。緑茶や紅茶で代用が可能です。
ガムを噛む
お菓子売り場に行くと、眠気覚ましのためのガムがたくさん売っていますよね。清涼感のあるものや辛いものなど、種類もたくさん。お好みの味を探してデスクに忍ばせておくと安心です。
ただし、ガムを噛むタイミングには要注意。業務を教わっているときや会議中など、相手がいる場面では避けましょう。こちらはあくまでも、一人で業務をしているときのお供と考えるのが良いでしょう。
電話をかける、喋る
もくもくと一人で進める作業はどうしても眠くなりがち。そんなときは、誰かと喋って眠気を飛ばすのも手段の一つです。
ただし、「相手と喋る」ということは「相手の時間を使う」ことと同義です。無理やり用事を作って話しかけたり、忙しそうな人に雑談を振らないよう注意しましょう。
眠くなった原因を考えてみよう
さて。ここまでは「眠くなったときの対処法」について紹介しましたが、そもそも「眠くならないようにする」ことができれば、それに越したことはありませんよね。
どうして眠くなってしまうのか。ここからは、眠くなった原因を探ってみましょう。
夜更かししすぎていないか
いちばんの原因はやはり、睡眠時間の短さだと思います。「5時間寝ているから大丈夫」「平均的な睡眠時間は確保できているはず」という方も、自分が平均と同じとは限りません。自分自身が必要な睡眠時間はどのくらいなのか、把握しておくとよいでしょう。
きちんと睡眠を取れているか
また、布団には入っているけれど、寝付けないせいで睡眠不足になっているパターンも。
明日も仕事だから早く寝ないと! と思えば思うほど、なんだか焦って寝られない……。そんなとき、からだをあたためる、入眠の音楽を聴く、羊を数えるなどいろいろな方法がありますが、いっそ「諦める」というのもひとつの手。
「もういっそ、寝られなくてもいいか。」と割り切ってしまうことで、焦りがなくなって案外ストンと眠れたりするのです。
他にも、就寝前にブルーライトを使用する電子機器の使用を控えたり、お香やアロマでリラックスするのも効果的ですよ。
昼食を食べすぎていないか
午後の時間に決まって眠くなる……という方は、食事による血糖値の変化が影響しているかも。
特に昼食をおなかいっぱい食べていたり、早食いをしている方は要注意です。
腹八分目を心がけ、ゆっくりとよく噛んで食べることを心がけましょう。
眠くなってしまったときは、とにかくからだを動かすのが効果的。
日常的に眠くなってしまう場合は、生活習慣や睡眠時間を見直すようにしましょう。
誰にだって、つい眠くなってしまう瞬間はあるものです。あまり自分を責めすぎず、自分に合った眠気対策を見つけてくださいね。
STAFF
text:雨ゆ
illustration:ニシモトタクミ