緊張で震えたらどうしよう……
ティップス
新社会人の自己紹介は
何を言えばいい?
乗り越えるコツ
入社初日に待ち構えているのが上司や先輩の前での「自己紹介」。
就活のときに何度もやってきたけど、新社会人としての自己紹介は何を言えばいいの?と不安になる人も多いと思います。ただでさえ入社初日で緊張しているのに、「何を話そう」「こんなこといっていいのかな?」と考えているうちに自分の番がきてしまった!なんてことも……。
上司や先輩に第一印象を与える自己紹介。緊張しすぎて失敗しないように、しっかり準備をしておきましょう。
どうしても緊張する……。
人前でアガらないコツは?
自己紹介の前に、まずは「緊張しない」ためのコツから。
深呼吸をする
緊張してくると心拍数も上がってきて呼吸も浅くなってきます。意識的に呼吸を深くゆっくりすることで、からだがリラックスして気持ちも少し落ち着いてくると思います。
また、緊張しているときは無意識に力が入り、全身がこわばってきてしまうもの。首を回したり手をマッサージしたりしてこわばったからだをストレッチするのも効果大です。
事前準備をしっかりする
わたしもとても緊張しやすく、人前に立つと声が震えたり言葉が出てこなくなったりすることが多くあります。そんなときに意識しているのが「事前準備」をしっかりしておくこと。話す内容を事前に固めたり、何度か声に出して繰り返してみたり。「充分準備したから大丈夫!」という状態を作っておくことで、本番の緊張を少しだけ和らげることができます。
これだけ言っておけば大丈夫。
自己紹介の定番ネタ
自己紹介の時間は限られています。インパクトを残したい気持ちもあるけれど、言うべきポイントは押さえておきたいところ。新入社員の自己紹介で話したい定番ネタをご紹介します。
名前・出身地・出身大学・趣味など
まずは自己紹介のきほんの“き”から。
出身大学や少しプライベートな趣味の部分まで話すことで、同じ出身地や同じ趣味をもった先輩が積極的に話しかけてくれることもあります。
わたしは名前に少し特徴があるので、名前に関係するエピソードも加えていました。最初の自己紹介は上司や先輩に第一印象を与える場なので、ふざけすぎるのは禁物。ですが、覚えてもらうために自分らしさを出すことも大切だと思います。
入社の経緯・入社への喜び
なぜこの会社に決めたのか、そして入社への喜びも話している人が多い印象です。入社の経緯を説明すると「この子はこういうことがしたくて入社したのかな」と志望も伝わりやすいです。就活のときには関わる機会が無かった部署の上司や先輩も多いので、話しておいてもいいのかなと思います。採用面接のように堅くする必要はないので、簡潔に説明しましょう。
抱負・支援や指導をお願いする言葉
自己紹介の締めはこの2つのポイントで。
「ご期待に応えられるよう、一生懸命がんばります」や「ご指導のほどよろしくお願いいたします」など、最後に加えることで自己紹介がビシッと締まります。
もし頭が真っ白に
なってしまったら?
乗り越えるコツ
準備はしてきたけど、話しているうちに緊張で頭が真っ白に……ということもあると思います。そんなとき、わたしは素直に「すみません、緊張しています!!」と伝えることにしていました。「緊張しているのがバレないようにしなきゃ」と思いすぎると逆にどんどん緊張してしまうもの。素直に伝えると上司や先輩も笑って受け止めてくれ、後から「緊張したね~!」と声を掛けてくれる方もいました。素直さは新入社員にとって切り札みたいなもの。いざというときは素直に伝えてみるのもありかも。
入社初日、知らない人ばかりの中での自己紹介はどんな人でも少しは緊張するものだと思います。
好印象を与えることも大切ですが、入社の時の自己紹介ですべてを評価されるわけではありません。
聞いている上司や先輩はこれから一緒に仕事をしていく仲間です。
堅くなりすぎず、自分らしさが出る自己紹介をしてみてください。
みんな「緊張しているあなた」も受け止めてくれるはず。
STAFF
text:omiso
illustration:トモマツユキ