起きたい気持ちはあるんです。
ティップス
朝起きられない…….。
早起きするためのコツを知りたい!
「起きないといけないのに、まだ寝ていたい」
「遅刻や寝坊がプレッシャーになってぐっすり眠れず、朝起きるのが億劫になる」
「目覚ましのスヌーズを繰り返しているうちに、うっかり寝過ごしてしまった!」
「常にギリギリに起きているので、いつも最寄り駅から会社までダッシュで出社……」
起きないといけないことは分かっているのに、朝起きられないと悩んでいる新社会人の方は多いのではないでしょうか。
この記事が、そんな朝起きられないと悩める新社会人のお役に立てるとうれしいです。
社会人になったら
寝坊なんてできない
社会人になってから立ちそびえる第1の関門が「平日の早起き」。
家を出る1時間半前にはシャキっと起床して、しっかり朝ごはん、身だしなみと心を整えていざ出勤!……が理想ではあるけれど、現実は眠気に勝てず二度寝をしてしまったり、早起きのプレッシャーで逆に寝不足気味になってしまったり。
学生の時と違って、「仕事の進捗が遅れるかも」「朝イチの会議に出席できないかも」「取引先や上司に迷惑をかけるかも……」という、社会人ならではのプレッシャーがかかるものですよね。
仕事でのパフォーマンスの最大化やプライベートを充実させるためには、睡眠は欠かせません。良質な睡眠をとって、朝すっきりと目覚めて活発に行動できるようなコツをご紹介していきます。
こんなにあった!
「早起き」のメリット
「早起きは三文の得」と昔から言いますが、からだにも心にもよいことがたくさん!
朝の時間に余裕を持つことで
ポジティブになれる
朝起きて朝日を浴びながら活動をすることで、通称・しあわせホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌されるのだそう。
起きたらカーテンを全開にしてぐーっとからだをストレッチ。昨日のもやもやを忘れて、すっきりした気持ちで一日をスタートできます。
仕事の効率が上がる
寝てる間に整理整頓されるといわれる脳。睡眠によってリセットされた脳は、起床から2〜3時間にゴールデンタイムを迎えるのだとか。
集中力がMAXになるこの時間帯なら、いいアイデアも出そう!
自分の時間が持てる
学生の時と違って社会人になるとなかなか「自分の時間」が持てないもの。
早起きでつくった1時間は、自分の好きなことをする!と決めてみるのもいいかも。
「早寝早起き習慣」で健康に
早起きをすると、自然と夜寝る時間も早くなっていくもの。
早寝→早起き、のサイクルを作ることで体内時計を正常化させフィジカルもメンタルも健康に。
ほんの一例ですが、早起きにはこんなにもたくさんのメリットがあります。
じゃあ、どうやって早起きをしたらいい?
ためしてみたい!
早起きするためのコツ
決まった時間に
「寝る・起きる」を習慣化する
いつも決まった時間に寝る・起きることを習慣化してみましょう。習慣化するコツは遅くに寝て、次の日早い時間に起きることです。次の日に強制的に早起きすることで、その日の夜に眠気がいつもより早くきて入眠することにつながります。
毎日歯磨きすることやお風呂に入ることと同じように、早起きすることを毎日の習慣として取り入れてみましょう。
朝に自分の好きなことを
する時間を作る
朝に自由な時間を作って、没頭できることや好きなことをしてみましょう。毎日ギリギリに起きて身支度だけしてバタバタと出社するよりも、朝に自分の好きなことをできる時間を作ることで、起きることへの苦痛を和らげたり、モチベーションを上げたりできます。
おすすめの過ごし方は「コーヒーを淹れる」「読書をする」「ストレッチや筋トレをする」です。気持ちよく一日をスタートできるようにぜひ試してみてください。
自分が没頭できることがない、わからないという方には「ぜいたくな朝ごはんを作ってみる」などがおすすめです。
寝る前にカーテンを
少し開けておく
寝る前に少しだけカーテンを開けて、日差しが差し込むようにすることで、朝にすっきり目覚めることができます。アラームの音で起きると「起こされている感覚」になり、嫌だなと感じてしまう方にはとてもおすすめです。
仕事の日には念のためアラームを設定して寝ますが、休日は日差しで目覚めると最高に気持ちいいです。気分もすっきりとして、一日元気に過ごせそうではないでしょうか。
早起きするためには
前日の夜も大事。
眠る前に気をつけたいこと
早起きするためには前日の夜の過ごし方も大切になってきます。良質な睡眠をとるために気をつけておきたいことをご紹介します。
カフェイン摂取を控える
就寝する前にカフェインを摂取すると、睡眠の妨げになり眠りが浅くなってしまいます。午後以降にカフェインを極力摂取しないのがおすすめですが、最低でも睡眠する3時間前くらいまでにしておきましょう。
寝る前はゆっくりと白湯を飲んで過ごすのもおすすめです。ふだんコーヒーを飲んでしまう方は、白湯に切り替えてみてはいかがでしょうか。
ゲームやスマホ、
パソコンを控える
ゲーム・スマホ・パソコンは目への刺激が強いため、眠る前の使用は極力控えた方が良いです。友だちとのメッセージのやり取りは22時以降返信しないと決めてみるなど、自分の中でルールを作って無理なく取り入れていくことをおすすめします。
ゆっくり入浴、ストレッチ、
スキンケアをする
忙しいとついついシャワーだけで済ませてしまいますが、ゆっくり湯船に浸かることで疲れが取れ、からだが温まりスムーズな入眠につながります。またストレッチやスキンケアを行い、からだを労わることも大切です。
一日酷使したからだをしっかりとケアして明日に備えることが、次の日の朝すっきり目覚めることやパフォーマンス向上につながります。ぜひ習慣に取り入れてみましょう。
夕食はなるべく
早めに済ませる
食事はできれば就寝3時間前がベスト。
消化の負担を減らすことで、しっかり眠れる状態に。
自分なりの「安眠ルーティン」を
見つけてみる
夜眠る前のルーティンを取り入れて、「これから寝るぞ」と脳に言い聞かせるのも手。
例えば、ゆったりできる音楽を聴く、深呼吸をする、今日起きた「よかったこと」を思い返す、など、寝る前に必ず行う反復行動にして「入眠儀式」をつくってみては。
短期間で睡眠サイクルを改善するのはむずかしいもの。
一般的に体内時計が整うには、最低でも3週間はかかるといわれています。焦らず、自分に合った早起きの仕方を気長に見つけられるといいですね。
それでも「起きられない……!」となった日は、少し休みなさいという、からだからの合図かも。
素直に休息をとり、心身の疲労回復に努めるのもひとつの手かもしれません。
ベテラン社会人であっても、時にはつらい「平日の早起き」。
けれど、早く起きる目的を見つけたり、そもそもの生活スタイルを見直すなど、「早起き体質」を目指して試せることはいろいろありそうですね。
無理のない早起き習慣で、みなさんの毎日がさらに充実しますように。
STAFF
text:Yudai Mino、Saori
illustration:yuichi