[2024/09.04]

暮らしのお買いもの

こんなパールならしっくりくる。
桜の木から作られたパールネックレス

社会人として一歩踏み出したあの日。
ふと目に入ったのは、川沿いや道路の脇に立つ桜の木でした。

期待と不安、落ち着かない気分のときに見た桜の姿に、なんだか心が軽くなる気がしたのをおぼえています。

そういえば数年前の入学式のときも、同じような気持ちで桜を見ていたことを思い出して「あれから今日まで、いろんなことを乗り越えてこれたよね」と、これからの社会人生活もきっと大丈夫だと、少し自信が持てたのです。

これまでの人生のなかでも大きな節目だったあのときを、さりげなく見守ってくれた桜の木は、ちょっと特別な存在かもしれません。

日本のどこかでただずんでいた桜の木が
ぬくもり感のあるアクセサリーに

ふとしたきっかけで「このごろ」編集部が見つけたのは、そんな桜の木から作られたパールネックレス。

大人の女性に向けてベーシックな洋服や小物を提案しているブランド『THREE FIFTY STANDARD』のものです。

使われているのは日本のどこかで剪定された残木や、老朽化などでやむなく抜かれた桜の木。
それを職人さんが削り出し、パール塗装をほどこしているそう。

廃木材を捨ててしまうのではなく、素材として大切に活用する考え方も素敵……。

手に取ってみるととっても軽くて、どこかあたたみが感じられます。

遠目に見るとパールそのものですが、よく見ると天然の木材ならではの味わいが感じられます
首もとのバランスを見ながら、金具で長さを3段階に調節できます

まるで「お守り」みたいに思える。
これからの人生をともに過ごしていきたい

パールのアクセサリーにあこがれはあったものの、あまり自分自身とは縁がない気がしていました。

でも、これまでの自分の人生にあった桜の木ならしっくりくる。
なんだか「お守り」のように思えました。

これからの日々に、そして、いずれまた訪れる人生の節目の時にも、このネックレスを着けていきたいと思える逸品です。

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STAFF
model Riko
photo (人物、物)川原﨑宣喜
text このごろ編集部