【このごろコラム】大人でも、平日でも、誘惑されたい

［2024/08.06］

暮らしのお買いもの

【このごろコラム】
大人でも、平日でも、誘惑されたい

今日も仕事で、明日も仕事。

疲労感と憂うつな気持ちが混ざり合う平日23時ごろは、眠るわけでもなくただ横になってだらだらしてしまうことがよくあります。

そうしているうちになんだか目が冴えてきて、眠れなくなってしまう。
だらだらしてしまうのはきっと「仕事だけをして一日を終えてしまうのがもったいない」という気持ちがどこか片隅にあるからだと思うのです。

そんなとき『23時の誘惑セット』が「何もない、つまらない……」とただ過ごしていた平日の最後の時間を、甘くやさしいひとときに変えてくれました。

『誘惑セット』って、はじめて聞いたときはどきどきしました。
惹かれるアイテムたちが「セット」になっているなんて。

わくわくしながら箱を開けると、おしゃれな瓶とステッカー、アイススプーンが入っています。

この瓶の中身は、クラフトコーラのシロップ。
カラフルで、大きすぎずも存在感がある見た目は、キッチンに置いておくだけでちょっとしたアクセントになりそうです。こういうおしゃれな瓶をキッチンに置くの、あこがれていたからうれしい。

そしてもうひとつうれしいのが、日本製のアイススプーンがセットになっていること。先がまっすぐしているこの形、早くアイスが食べたくなります。

かわいいイラストのステッカーにはどうやら素敵な使い道があるようですが、それはのちほど。

このシロップにはいろいろな楽しみ方があります。
今回は大好きなバニラアイスにかけて食べてみることにしました。それも、平日の夜に。

お風呂上がりのほてったからだのまま冷凍庫を開けて、アイスを取り出します。

今日はがんばったから、ご褒美ということにしてふたつ盛りつけます。
「こんな時間にアイスなんて食べてしまっていいのだろうか」という思いが一瞬よぎりますが、ご褒美だから、いいのです。

そして、こんな時間にアイスなんて食べてしまってももう誰にも怒られないんだ、と思うと大人になったことがちょっと誇らしくもなります。

「アイスが溶けないうちに」と、すこし急ぎながら、シロップをそっとかけます。

音も匂いもないただの夜の部屋に、スパイスとコーラの濃厚な香りがふわっと広がりました。
特別な時間が始まる、といううれしい予感がします。

このクラフトコーラのシロップには、19種類もの和漢ハーブやスパイスが配合されています。
だから「こんな時間に……」という罪悪感もなんだか薄れて、思う存分夜のアイスを楽しむことができます。

甘くて冷たいひと口目を食べると、バニラの甘さとシロップの香りが溶け合って、仕事でこわばったからだと頭がゆるくほどけていきます。

「知っているバニラアイス」が「おしゃれなカフェのバニラアイス」に様変わりしました。
パジャマのままこんなに素敵な味を楽しめるなんて、とびきりのぜいたくです。

ゆっくり大事にひと口ずつ味わっていたのですが、あっという間に残り少なくなってしまいました。

セットのアイススプーンは先が平らになっているから、器の底や側面のアイスもシロップもきれいにすくいとってくれます。
手へのなじみのよさやなめらかな舌ざわりはもちろん、その使いやすさにびっくりしました。

いつもならすることもなく、寝るわけでもなくなんとなく布団にくるまっているだけのこの時間。
とっておきのスイーツを準備してゆっくり味わっていることに、とても充実感と満足感を覚えます。

一日の終わりをささやかなご褒美で飾ること、そして日々の中にそのご褒美を作り出してくれるアイテムがあるということがどれだけ大切か。今回ようやく気づくことができました。

さて、ほかにもいろいろな使い方ができるこのクラフトコーラのシロップ。
一日の終わりだけではなく、一日のはじまりである朝ごはんでも使ってみました。

ヨーグルトにシロップをかけて食べてみます。

昨日のアイスよりは甘さが控えめなぶん、スパイスの香りやコーラの甘さを感じることができました。

このシロップを実際に使う前までは「クラフトコーラのシロップは飲み物にしか使えない」というイメージでした。
でも「日々乃コーラ」のとろりとした濃厚さと香り豊かな味を体験して、飲み物に限らずいろいろな使い方ができることに納得しました。

「いつものアイス」「いつものヨーグルト」が、シロップを添えるだけで特別な味に変わります。

そういう、ちょっとした「特別」を日常にちりばめていきたい。
『23時の誘惑セット』は、日々の「特別」を増やすきっかけになってくれました。

最後にもうひとつ。

セットの中に入っていたステッカーは、空き瓶に貼ってインテリアとして使うことができます。

今回は花瓶として使うことにします。

待ちに待った休日の朝、うきうきしながら花を買いに行きました。
これまで、ひとり暮らしのこの部屋に花を飾りたいと思ったことは何度もあったけれど、花瓶を買うのを先延ばしにして1年以上経ってしまっていました。

思わぬタイミングでの花瓶の誕生に、心が踊ります。
かわいいイラストが目をひく瓶に大好きな向日葵を飾って、部屋の雰囲気も明るくなりました。

『23時の誘惑セット』は、あいまいだった平日の夜の終わりを、特別で甘い時間に生まれ変わらせてくれました。

そして、何気ない時間や日々をささやかに飾る嬉しさにも気づかせてくれた証に、今日も部屋の向日葵があざやかな黄色で咲いています。