[2024/08.05]

暮らしのお買いもの

【このごろコラム】
なじんでいく、うれしさ。

社会人になってから、仕事の日はほとんどスーツを着るようになりました。

毎朝決めることといえば、スーツのインナーくらい。
コーディネートに悩むことがないのはいいけれど、ヘアスタイルも持ち物も、いつもかっちりとしたものになりがちです。
毎日身に着ける時計も、ビジネスシーンでも浮くことがないシルバーのものを長く使ってきました。

ところが、入社して数年が経ち、少し気分を変えてみたくなってきたのです。
欲しかったのは、職場や服装の雰囲気になじむけれど、今使っているものよりもちょっぴりカジュアルなアイテム。
小さめのアクセサリーか時計がいいかな、と思いながら探していたときに出会ったのが「推しカシ」でした。

「推しカシ」は、CASIOが展開する時計のスタンダード定番シリーズ『カシオコレクション』から、『このごろ』編集部のみなさんが選んだ時計たち。
5種類の時計が、さまざまな「ボーイ」の姿で紹介されています。

誰でも着けやすそうな「シンプルイズザベストボーイ」、透明のベルトが目を引く「儚げなクリオネボーイ」……。
事前人気投票上位のボーイたちにも惹かれたのですが、私は「きれいめシャイボーイ」をセレクト。
カジュアルだけれどきちんとした印象もあって、どんな場面でも身に着けられそうな雰囲気が決め手でした。

シンプルで軽く、ほどよい存在感

数日後、家に「推しカシ」が届きました。
ブラックのバンドはマットな質感で、スマートフォンの画面越しに見ていたときよりも、全体的にやわらかい印象です。
文字盤はシンプルなデザインで、時間も確認しやすそう。

身に着けてみながら、少しどきどき。
これまでに使っていた時計から雰囲気を変えたので、私にとっては冒険気分。
手首にぴったりフィットするのですが「時計を着けている」という、ほどよい存在感があります。

時計はとても軽く、バンドは11段階のサイズ調節が可能。
素材は、さらさらとした手ざわりのウレタンです。
汗をかいて肌にくっついたり、寒い時期に冷たくなったりしづらいので、心地よく使えそうです。

「推しカシ」を着けた左腕を眺めると、自分自身でも新鮮さを感じます。
買った瞬間からなじむのも、もちろんすてきなのですが「今回はちょっと違う雰囲気のものを選んでみた」と自分で言えるようなお買いものもまた、いいものです。

家での定位置は、日々使うアクセサリーを置いているトレーに決定。
「明日は会社に着けていこう」と考えると、出社がいつもより少し楽しみになりました。

「もう少し」や「まだまだ」を
教えてくれる相棒

翌朝、スーツを着て「推しカシ」を着けました。
服装はいつもと同じですが、袖から顔をのぞかせるのは新しい時計。
スーツと一緒になっても違和感のない落ち着いた印象には、安心感があります。

打ち合わせの時間や、資料の締め切り時間の確認。
仕事をしていると、一日のうちに何度も時計を確認することになります。
それも、少し焦った気持ちで。

忙しいときは、時計の針が進むスピードがうんと速くなったように感じます。
そんなときに限って、周りの音が気になって集中できなかったり、急な仕事を頼まれたり。
いつの間にか余裕をなくしていた自分に気づいて、後からひとりで反省することもよくあります。

だからこそ、今回時計を替えてみたことは大きな気分転換になりました。
きれいめだけれど、硬すぎない。
どこか余裕があるような、冷静さをもってそばにいてくれる。
「推しカシ」と一緒に一日を過ごしてみると、昨日感じていた新鮮さはだんだんと親しみに変わってきます。

考えてみれば「定時までもう少しがんばろう」と思うことや「まだ時間はあるから大丈夫」と自分を落ち着かせることも、時計があるからできること。
時には背中を押し、励ましてくれる「推しカシ」は、仕事には欠かせない相棒になってくれそうです。

どんなときにも「ちょうどいい」

休みの日にも、時間を気にするシーンはたくさんあります。
友達との待ち合わせや、見たい映画の開始時間。
これまではスマートフォンで時間を確認していたのですが「推しカシ」を使い始めてから、休みの日も時計を着けることが多くなりました。

その理由はやっぱり、この時計が「ちょうどいい」ことに気づいたから。
少し視線を落とすだけですぐに時間が分かる、腕時計の便利さ。
ブラウスやスカートなどのお出かけスタイルにも、アクティブなアウトドアスタイルにも似合う、きれいめでシンプルなデザイン。

いつでも、どんな場所にでもなじむこの時計なら、どんなお出かけ先でも迷うことなく身に着けられます。

「推しカシ」と過ごし始めて、数週間。
友達や家族に「その時計いいね」「今日の服に似合ってるね」と声をかけてもらうことも増えてきました。

初めて身に着けたときはどきどきしていたのですが、自分で選んで買ったものが自分に似合ってくるのは、自信につながるもの。
そして、それを身に着けていることを誰かにほめてもらえるのは、やっぱりとてもうれしいものです。

気づけば今の自分にちょうどよくなじんできた、ちょうどいい「推しカシ」。
仕事の日も休みの日も、いつも心強い相棒でいてくれるこの時計と、これからも過ごしていきたいと思っています。

今回ご紹介した『きれいめシャイボーイ』はこちらから▼

「推しカシ」メンバー紹介記事はこちら▼

日常にちょうどいい腕時計かもしれない。だから『推しカシ』はじめました


STAFF
photo & text :Fumiko Tokimori