[2024/12.09]

ぼくの、シンプルレシピ

#26. マカロニグラタン

「いちばん好きな食べものはなに?」
この質問に困る人もいるかもしれないけど、
ぼくは即答できる自信がある。

子どものころからずっと、
マカロニグラタンがいちばん好きだ。

金曜日の夜は、父が飲み会でいないから
子どもたちが好きな洋食メニューが
食卓に並ぶことが多かった。

寒くなるとマカロニグラタンが定番で、
それをはふはふしながらMステを見るのが
小学生の自分にとっては至福だった。

ひとり暮らしをはじめるときに、
自分で作るのはむずかしいだろうと思いつつも
一応レシピを聞いてみた。

そのときはじめて、ぼくの大好物は
別ゆでしないマカロニと
調味料の粉がセットになっている、
市販のグラタンキットから生まれたことを知った。

なんだか拍子抜けしたと同時に、
こんな便利なものがあるなら
思い出の味も自分で作れそうだと、
ひとり暮らしへの不安がひとつ消えたのだった。

※このレシピでは市販のキットは使用しません

HOW TO COOK

野菜を切ります

今回使ったのはたまねぎ、ブロッコリー、しめじの3種類。それぞれ画像に写っているくらいの分量がちょうどいいと思います
たまねぎは薄切り、ブロッコリーは食べやすいサイズの小房に分けて、しめじはほぐします。ブロッコリーだけ調理方法が違うので、別のお皿などに分けておくといいかも

鶏肉を切ります

ぼくのなかでマカロニグラタンの定番はチキンを使ったもの。小さめのひと口大にカットします

マカロニをゆでます

マカロニは2食分でだいたい100gくらい。ちょっと少なくない?と思うくらいの量で適量です
鍋に1リットルくらいの水と塩小さじ1を入れて、沸騰したらまずはマカロニを入れます。袋に書かれているゆで時間の残り1分くらいになったら、ブロッコリーも投入します。白いほうろうの片手鍋は月兎印(16cm)

湯切りをしてオイルをあえます

湯切りをしたらボウルに入れ、オリーブオイルを適量あえてカピカピにならないように置いておきます

鶏肉と野菜を炒めます

フライパンにオリーブオイルをひき、鶏肉を焼いていきます。火が通ってきたら、たまねぎとしめじを加えて炒めます

調味料を加えていきます

コンソメ、小麦粉、バター、牛乳の代わりにたまたまあった無調整豆乳を使いました

小麦粉とバターをなじませます

野菜にも火が通ったら、小麦粉とバターを加えていためていきます。バターと小麦粉を食材とまんべんなくなじませていくイメージ

コンソメと豆乳を加えます

コンソメと豆乳(牛乳)を加えて、かきまぜながら煮立つのを待ちます。そのまま混ぜていくと、だんだんとろみがついてきます

マカロニとブロッコリーを加えます

ボウルに置いておいたマカロニとブロッコリーをフライパンに加え、全体がなじむまで混ぜます。味をみて塩コショウを適量加えてもOK◎

耐熱皿と保存容器に移します

ここまででも手間が結構かかるので、1食で終わらせるのはもったいない!すぐに食べる分は耐熱皿に。もう1食分は保存容器に入れて冷蔵庫へ。ぼくはグラタンが大好きなので、翌日にすぐ焼いて食べちゃいます

チーズとパン粉をまぶします

加熱用のとろけるチーズ、パン粉の順に重ねて、それぞれ好きなだけまぶします

オーブンで焼きます

オーブンを250度(余熱あり)に温めて、10分ほど焼きます。オーブンレンジを使っていますが、オーブントースターなど、おうちにある家電に合わせて調理してみてください

こげ目がついたら完成!

表面のパン粉にこげ目がいい感じについて、チーズもほんのり色づいたらできあがり!熱いので注意しながら食卓に運びましょう。グラタンだけでなくスープにも活躍するうつわは、フィンランドのブランド「arabia(アラビア)」のヴィンテージ

【材料(ひとり分×2食)】
◎たまねぎ 1/2個
◎ブロッコリー 1/3個くらい
◎しめじ 1/2パックくらい
◎鶏もも肉 1枚
◎マカロニ 100グラム

【調味料】
・小麦粉 大さじ3
・バター 20グラム
・豆乳 500cc
・コンソメ 小さじ2
・塩 適量
・コショウ 適量

・塩 小さじ1(マカロニゆでる用)
・オリーブオイル 適量(マカロニあえる用)
・オリーブオイル 小さじ1(炒める用)

STAFF
photo / text : けんち(このごろ編集部)
illustration:yuko