[2025/03.31]
旅のおみやげ
鹿児島・屋久島(宮之浦・東部)のおみやげ

「フェリーから島をみたとき、なぜか涙がでた」友人のその言葉を聞いてから、ずっと頭から離れなかった場所に、やっと訪れることができました。
屋久島は、世界自然遺産に日本ではじめて登録された場所。とにかく自然が壮大で、生命力にあふれた島です。島のほぼ中央には、九州最高峰の宮之浦岳がしずかに、どっしりと存在してます。
地球には海があって、島があって、人がいるということをこの目で全て確認できる場所でした。都会で暮らし、パソコンやスマホに向かうことが世界のすべてになってしまいがちだった私に人間らしさを思い出させてくれた気がします。
そんな屋久島でみつけたおみやげをご紹介していきます。

【仕事仲間へのおみやげ】
フィナンシェ ヤクシマーノ (八万寿限定)

レンタカー屋のお母さんから、「あそこの緑茶ソフトクリームは必ず食べて!」と教えてもらったお店、八万寿茶舗さん。おみやげコーナーをみているときに見つけたお菓子です。「パッケージ、かわいい!おみやげを配ったあと、自分で使いたい!」と思ったのが手にしたきっかけでしたが、詳しく見ていると原材料も屋久島産にこだわられていてとっても美味しそう……おみやげ話にもちょうどよく花が咲きそうです。
価格:1080円(税込み)
購入場所:八万寿茶舗
お茶あめ

同じ部署のみなさんにちょっと配るのに飴はぴったりなので、各地で飴を購入してしまいがち。八万寿茶舗さんは、屋久島に自らの茶園をもち、お茶の栽培から製造・販売まですべて手がけられているそう。「屋久島は、緑茶を栽培している日本最南端の島なんですよ」と教えてくださいました。パッケージには、屋久島の伝統行事「岳参り」の様子が描かれています。
価格:270円(税込み)
購入場所:八万寿茶舗

【友達へのおみやげ】
種子島黒糖と屋久島茶のくるみ菓子

黒糖とお茶とくるみ……どんな味なんだろう?想像のつかない味のものに、ついつい手が伸びてしまいがちです。ちょっと変わったものが好きな友人に試してもらおうと購入しました。種子島と屋久島は、どちらも鹿児島にあって、隣同士の島。海を挟んだ島同士のコラボ商品です。
価格:378円(税込み)
購入場所:八万寿茶舗
おいしい屋久島たんかんジュースパック

小さな商店の、ジュースコーナーで見つけたおみやげです。今年採れた新鮮なたんかんだけを使った、果汁100%のジュース。鹿児島の特産品であるたんかんは、とっても甘く、酸味がすくないのが特徴です。収穫量がすくないので、本土ではあまり見かけることがありません。果実をそのまま持って帰りたいけど、鮮度が心配だったのでこのジュースをおみやげに持って帰ることにしました。
価格:355円(税込み)
購入場所:Mマート愛子

【自分へのおみやげ】
屋久島茶エナジーバー

もともと好きでよく食べていたNATURE THINGさんと屋久島茶のコラボを見つけて、大よろこび。迷わずかごに入れていました。無添加、植物性原料使用、砂糖不使用で、安心して食べられるうれしいおやつです。おしゃれなパッケージは、屋久島在住のイラストレーターさんが手掛けられたそう。屋久島でのハイキングをきっかけに、ちょっと最近山登りに興味があるので、おともとして持っていこうかと思います。
価格:486円(税込み)
購入場所:八万寿茶舗
クスノキオイル 10ml

つかれきった最終日、宿の近くのおみやげ屋さんでみつけたオイルです。ヤクスギオイルかと思っていたのですが、クスノキオイルでした。ちょっとまちがえてしまったのですが、香りはとってもよくて、屋久島の森の中のよう。ちょっともやもやしたとき、つかれきって元気がないときに、この香りで屋久島での日々を思い出せたらいいな。
価格:1100円(税込み)
購入場所:やくしま市場

何があればしあわせなのか?
屋久島を旅している間、「夢の中みたい」と思うことが何度もありました。日本で最も雨の多い島ともいわれているだけあり、ほぼ毎日雨。でもその雨が、なんとも似合うんです。山にすこしハイキングにでかけても、深い霧がたちこめています。
あまりにも非日常がそこにはあり、都会に戻ってきた今、目にするものの見方が変わった感覚があります。でもきっと、人間として私たちが求めているものは変わっていないはずで、とりまく環境だけがものすごいスピードで進んでしまっているのかも。
今私はひとりの人間として、何を求めていて、何があればしあわせなのか?見つめなおすことができた貴重な時間でした。
STAFF
photo / text:さきさき(このごろ編集部)