[2025/03.25]
旅のおみやげ
沖縄・国際通りのおみやげ

「今年の冬は、とにかく寒かった」という印象を持つ方は多いのではないでしょうか。
わたしもそのひとりで、凍える寒さに耐えきれず、南の島・沖縄へ。
神戸空港から飛行機でおよそ2時間。ポカポカあたたかかと思いきや、意外と肌寒い空気がお出迎えしてくれました。半袖はいらなかったな……
暖かくて海が見える場所が好きなわたしは、沖縄に2年半ほど住んでいました。
今は沖縄を離れたのですが、慣れ親しんだ大好きな土地に変わりありません。
時間の流れ方が違うのか?と疑うほど、ゆったりと過ごすことができる沖縄。
たくさん寝ても、たくさん食べても、なぜかいつもより罪悪感が少ない気がします……
今回の旅は特にプランを立てず、アクセスが便利な国際通りに宿を取り、住んでいたころに好きだったお店をマイペースに巡る旅にしました。
観光では掘りきれない、ディープな国際通りのおみやげをご紹介いたします。

【仕事仲間へのおみやげ】
死海の塩バスソルト シークヮーサー

モノレールの県庁前駅から直結している、那覇に古くからある「デパートりうぼう」。デパート内にある「樂園百貨店」には、沖縄を想ってセレクトされたおみやげがたくさん並んでいます。その中から今回は、オリジナル商品の「シークヮーサーのバスソルト」をチョイス。柑橘系のさわやかな香りで、疲れたからだもポカポカ温まり癒やされるはず!職場でいつもお世話になっている方へプレゼントしようと思います。
価格:418円(税込み)
購入場所:デパートりうぼう 樂園百貨店
黒糖入り小箱 のまんじゅう シマノネ

もうひとつ、沖縄の文化や名産品をテキスタイルに落とし込んだデザインで有名な「シマノネ」の黒糖。「のまんじゅう」とは、ひらがなの「の」が大きく描かれ、月桃の葉に包まれたお饅頭。沖縄ではお祝い事の際に食べられます。箱に入った小さな黒糖は、沖縄名産のさとうきびから作られたもの。グラニュー糖よりも香りが立ち、やさしい甘さが口に広がります。仕事中に少し糖分が欲しくなった午後に、みんなとシェアして楽しみたいと思います。
価格:715円(税込み)
購入場所:デパートりうぼう 樂園百貨店

【友達へのおみやげ】
ポケットティッシュケース 野菜

国際通りの中心から少し逸れて、人が控えめで歩きやすい浮島通りへ。革製品やアパレルなどのセレクトショップが立ち並んでいるので、歩くだけでもワクワク。その途中の角に現れる「MIMURI」。沖縄名産のテキスタイルを布製品に落とし込んだ、オリジナルのプロダクトを取り扱っています。その中でも、ふだん使いしやすそうなティッシュケースをチョイス。沖縄の島野菜がカラフルに描かれたもの。
お野菜大好きなお友達にプレゼントしようと思います。
価格:890円(税込み)
購入場所:MIMURI
沖縄手作り飴

浮島通りを抜けると、なんだか懐かしい雰囲気の平和通り商店街に。その一角にあるおしゃれなセレクトショップ『See Em Why K』。こちらはデザイン事務所がベースになっており、沖縄にゆかりのあるグラフィックを用いたオリジナルのプロダクトが並んでいます。お店に入り、パッと目についた鮮やかな箱!沖縄飴菓子の老舗・岸本製菓と共に作られたものだそう。店員さんのおすすめのマンゴー味を購入しました。たくさん入ってそうなので、友達と分けながら楽しみたいと思います。
価格:648円(税込み)
購入場所:See Em Why K
日本月桃 絵はがき 蝶と牡丹

沖縄は、冬の夜でも凍えるような寒さにはならないため、一年中通して夜散歩にぴったり。
飲みに出かけるついでに、桜坂劇場へ赴きました。沖縄の映画好きが集う場所。小さな映画館ならではの、マイナーな作品がいつも上映されています。映画館の入り口には、沖縄のものづくりや古い本がたくさん並んでいて、映画を見なくても楽しめる場所です。ここでは紅型の絵はがきを購入しました。紅型とは沖縄の伝統的な染物のこと。本島では見かけない鮮やかな色合いと、沖縄の生き物が描かれた模様に惹かれちゃいました。
価格:165円(税込み)
購入場所:桜坂劇場

【自分へのおみやげ】
琉球張り子 白ヤギ

平和通り商店街の、さらに奥まったところにある「玩具ロードワークス」。旅行に行った際の私の楽しみのひとつが、郷土玩具を集めること。このお店には、ひとつひとつ表情が個性的な琉球張子が並べられています。その中でパチっと目が合った白ヤギちゃん。沖縄でヤギはヒージャーと呼ばれ、身近な食材でもあります(私は少し苦手ですが……)。食べるためではなく、愛でるために、おうちに連れて帰りました。
価格:1980円(税込み)
購入場所:玩具ロードワークス

勇気を出して、一本道を逸れてみて
インバウンドの影響で観光客が多く訪れ、よく言えば活気あふれる、ちょっと控えめに言うと歩くのが疲れてしまう通り……と思う方もいるのではないでしょうか。
しかし、国際通りは沖縄の歴史ある場所のひとつ。中心の大きな道から一本逸れてみると、沖縄の方言であるうちなーぐちが聞こえてきたり、あたたかな気候で人懐っこく育った猫に遭遇したり、ありのままの魅力を感じることができます。
ガイドブックやスマートフォンをカバンに入れて、直感でぐんぐんと通りを歩くと、思いがけない出会いがあるかもしれません。ぜひあなただけの沖縄のお気に入りを見つけてみてください。
STAFF
photo / text:なべさ(このごろ編集部)