きっとだれもが耳にしたことや訪れたことがあるまち、伊丹。
言わずと知れた、大阪伊丹空港があるまちです。出張や観光で利用したことがある人は多いのではないでしょうか。

実はこのまちは兵庫県に位置し、空港のあるまちとして栄える前、商売のまちとして知られていました。その発展を大きく支えたのが「お酒」。きれいな地下水に恵まれ、お酒造りに最適な環境が整い、「伊丹諸白」と呼ばれるおいしい日本酒が江戸に卸されていたそうです。

そんな変遷を経て、発展し続ける伊丹のまち。関西万博も控え、多くの観光客が来ることが見込まれる今年は、より一層力を入れて盛り上がりを見せています。そんなホットなまち伊丹で購入したおみやげをご紹介します。

【仕事仲間へのおみやげ】

チョコクランチ　笑いにおぼれてみたくて

関西を訪れる目的のひとつに、お笑いライブを見に行くという人も多いのではないでしょうか。劇場で見る芸人さんの巧みな話術には、毎度おなかがちぎれるぐらい笑わされます。空港に併設されている吉本エンタメショップでは、よしもと芸人のグッズがずらり。関西らしいユーモア溢れたおみやげを購入できます。仕事仲間に新喜劇芸人「すちこ」のクランチを購入。ひと笑い取りたいです……笑
価格：698円（税込み）
購入場所：よしもとエンタメショップ

【友達へのおみやげ】

伊丹ビール　アンバー

1550年より伊丹で酒造りを営む「小西酒造」。日本最古の清酒「白雪」を生み出した権威ある酒蔵のひとつです。また日本でさきがけてベルギービールの輸入事業を開始し、外国産ビールの人気を築き上げたパイオニアでもあります。こちらのクラフトビールは日本酒酵母で仕込んだふくよかな味わいの琥珀ビール。パッケージがかわいいので飲み終わった後、フラワーベースとしても使用できそうです。
価格：480円（税込み）
購入場所：白雪ブルワリービレッジ長寿蔵ショップ

酒粕チーズスプレッド

「白雪」の酒粕と北海道産のナチュラルチーズを使用したチーズスプレッド。お酒好きにはたまらない一品ではないでしょうか。クラッカーにつけておいしいのはもちろん、パンケーキやタルトなどスイーツとも相性がいいそうです◎
見るからにおいしそうなお酒やさんの作るあてに「間違いはない……！」と絶大な信頼を寄せて購入しました。飲み友と一緒に楽しみたいです。
価格：700円（税込み）
購入場所：白雪ブルワリービレッジ長寿蔵ショップ

ニシワキタダシさん×I/M　マスキングテープ

「伊丹」は神戸と大阪の中間地点に位置し、古くからよいお酒を求めて多くの文化人が行き交う地点でありました。その影響もあって、まちには工芸や俳句などカルチャーを体験できる施設が多くあります。そのうちひとつが、市立伊丹ミュージアム（通称 I/M）です。展示が魅力的かつ、入館料がお財布にやさしいおすすめスポットです。訪れた記念に関西出身のイラストレーター「ニシワキタダシ」さんとのコラボマステを購入。伊丹のまちの文化体験を楽しんでいるキャラクターが描かれたかわいいマステです。
価格：385円（税込み）
購入場所：市立伊丹ミュージアム

【自分へのおみやげ】

I/M オリジナルえんぴつ

I/Mに訪問した際、関西万博開催にちなんで「博覧会」というテーマでI/Mのオリジナルコレクションが公開されていました。パリ万国博覧会開催時に描かれたピカソの作品や、歌川広重の「大日本物産図会」など、世界各地の芸術家による作品が収蔵されています。展示の内容に大満足した記念にミュージアムオリジナルグッズのえんぴつを購入。創作意欲を掻き立てられたので、このえんぴつを使ってたくさん絵を描いていきたいと思います。
価格：80円（税込み）
購入場所：市立伊丹ミュージアム

富士山のおちょことお皿のセット

I/Mに併設されている「伊丹郷町クラフトショップ」。雑貨商であった「旧石橋家住宅」が一般公開されており、その一角に全国で活躍する作家さんのクラフト作品が展示販売されています。お酒のまちということもあってかわいらしいおちょこがたくさん。中でもお気に入りが、色鮮やかなブルーとピンクの受け皿のコントラストがかわいい富士山のおちょこ。とってもキュートで見つけた瞬間に心を奪われてしまいました。初めて自分で買ったおちょこ。お酒がよりおいしく嗜めそうです。
価格：1,200円（税込み）
購入場所：伊丹クラフトショップ

伊丹空港限定オリジナルキーホルダー

やっぱり空港に来たら、オリジナルグッズは手に入れたいところ。伊丹空港でしか手に入れられないかわいいデザインの限定品が多く並びます。その中でも旅行に使えそうなキーホルダーを購入。キーチェーンがしっかりしていて安心で、荷物の取り間違いや紛失がないように旅行カバンの目印に重宝しそうです。
価格：770円（税込み）
購入場所：SORAMAISE空港店

昔の面影を残し、
人々のつながりをつくる伊丹のまち

空港のイメージが強い「伊丹」のまち。
今日も変わらず、雲の上を行き交う人たちの多くがこの地に降り立ちます。実はそんな姿は昔とそう変わりません。うまいお酒があると聞きつけた全国の文化人が、この地を訪れおいしいお酒を片手に文化交流した歴史があります。また、その噂を聞きつけた江戸の人たちが自分たちのところにも卸してほしいと頼み、商人たちが東へ出向いた歴史もあります。

かつて日本のおいしいお酒造りの礎を築いたこのまちは、長い時を経て関西の交通網を支える重要な役割をなしています。

そんな縁の下の力持ち的存在の伊丹のまち。今年は関西万博を控えてより一層気合が入っている様子です。

みなさんの旅の目的にプラスしてこのまちで過ごす時間を堪能してみませんか。きっとどこかに昔の面影を感じつつ、目新しい文化にも驚かされ、やっぱり関西っておもしろいと感じられるひと時を過ごしてもらえると思います。

ぜひ「伊丹のまち」に足を運んでみてください。