本土最南端のマチ、鹿児島県南さつま市。鹿児島中央駅から車で約60分。日本三大砂丘「吹上浜」や九州百名山にも選ばれている「金峰山」など、雄大な自然に囲まれています。

ぼくは高校時代を南さつま市で過ごしましたが、そのころはなにもないと思っていました。でも大人になって、海も山も、田んぼも。神社や武家屋敷群、七つの焼酎蔵も。ここにしかないものがたくさんあることに気づきました。

今回は、そんな「豊かな自然に育まれた焼酎と美しい景観の街、南さつま市」に魅了されて、看護師から観光協会に転職したぼくが見つけた逸品をご紹介します。

【仕事仲間へのおみやげ】

ぽり×２　梅酢味、醤油味（水溜食品）

お茶請けに漬物を振る舞うのが鹿児島の文化。ラーメン屋さんに行くと、ほぼ必ず大根の漬物が出てくるほど、県民に親しまれています。おつまみにも最適な個包装のお漬物、みんな大好きぽり×２。味は醤油味、梅酢味、山椒味の３種類。

お醤油は南に行くほど甘くなると言われていて、鹿児島のお醤油は特に甘いです。今回は、個人的に好きな梅味と醤油味をチョイスしました。さわやかな梅の酸味と、甘じょっぱい醤油。寒干し大根のぽりぽり食感がたまらない、ついつい手が伸びてしまう美味さです。
価格：350円（税込み）
購入場所：きやったもんせ南さつま

茶ぶし（坊津味噌）

薩摩半島南部に伝わる郷土料理です。僕は鹿児島市内で生まれ育ちましたが、茶ぶしは転職してはじめて知りました。麦味噌と鰹節が入っていて、お湯やお茶で溶いて味噌汁の代わりに飲みます。仕事仲間へ、インスタント味噌汁の代わりに。二日酔いのときにも体の調子を整えてくれるのでとてもよいです。
価格：430円（税込み）
購入場所：きやったもんせ南さつま

【友達へのおみやげ】

南さつまトートバッグ（南さつま市観光協会）

南さつま市を象徴する自転車、吹上浜の波、サンセットブリッジ、そしてクロツラヘラサギが描かれたエコバッグです。クロツラヘラサギは、東アジアのみに生息する絶滅危惧種の鳥で、越冬のために南さつまへ飛来します。かわいいプリントが話題作りにもってこいです。生地感もよく、適度な大きさでA3の書類も入るので結構重宝しています。持ち手は肩掛けもできて大変便利。
価格：750円（税込み）
購入場所：きやったもんせ南さつま

黒瀬杜氏（杜氏の里　笠沙）

鹿児島といえば芋焼酎。南さつまには七つの焼酎蔵があり、それらを「七蔵」と呼んでいます。焼酎好きな友人には、南さつま市でしか買えない「黒瀬杜氏」を。南さつま市は二大焼酎杜氏発祥の地と言われ、「黒瀬杜氏」と「阿多杜氏」が鹿児島の焼酎づくりを広めていきました。この黒瀬杜氏という焼酎は、昔ながらの製法にこだわり、木樽の蒸留機で蒸留しています。機械化・効率化の時代に、この製法を受け継ぎ、守っているところがかっこいいのです。
価格：1800円（税込み）
購入場所：きやったもんせ南さつま

釜炊きの塩　坊津の華（坊津の華）

坊津の美しい海。その海水を汲み上げ、釜炊きしてつくる海塩です。粒が粗く、サクサクとした食感とまろやかな塩味、甘みがくせになります。おにぎりや天ぷらにかけるのがおすすめ。入荷してもすぐに売り切れる人気商品なので、料理好きの友人へ。
価格：380円（税込み）
購入場所：きやったもんせ南さつま

【自分へのおみやげ】

丁子屋　つゆ（丁子屋）

自分用に選んだのは、江戸時代から続く老舗のお醤油屋さん、丁子屋のつゆ。甘い濃口醤油をベースに、かつおとエビのだしがたっぷり入っていて、うどんや煮物、天つゆなど何にでも合います。ぼくはカツ丼をよく作ります。子どもたちも大好きで、家になくてはならない１本です。
価格：330円（税込み）
購入場所：きやったもんせ南さつま

至高のだし６P（サザンフーズ）

はじめて飲んだときは衝撃でした。30年以上生きてきて、はじめて本物のだしの美味しさを知りました。本枯節という鰹節の高級品を使用していて、昆布や焼きあご、鯵節がブレンドされているうえに醤油などの調味料も入っているので、これだけで味が決まる逸品。まさに至高のだし。パックになっているので使い方も簡単。少し濃いめに煮出して鍋にすると最高です。パックを破いて調味料としても使えます。妻はこの至高のだしと本枯節を使った和風オムライスが好物です。
価格：540円（税込み）
購入場所：きやったもんせ南さつま

ゆったり時間が流れるところ

南さつま市は海、山などの美しい自然と、石垣や武家屋敷、伝統的な祭りなどの歴史が調和したとても素敵な場所です。

観光協会に入る前、趣味の写真を撮っていると「いいところでしょ！うちの庭からの眺めが綺麗だからこっちから撮るといいよ！」とお庭に入れていただいて、お話をしながら写真を撮らせていただくこともありました。とてもうれしく、あたたかい気持ちになったことを覚えています。

今思うと、そんな地域の人たちのために何かしたいと思ったのが、転職のきっかけだったのかもしれません。

みなさんも、南さつま市でゆったりとした時間を過ごされてみてはいかがでしょうか。観光物産交流施設きやったもんせ南さつまでお待ちしております。（きやったもんせは鹿児島の方言で「お越しください」の意味です）

南さつま市をもっと知りたくなったら

南さつま市観光情報サイト

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