[2025/03.06]
旅のおみやげ
香川・豊島のおみやげ

日常からはなれて、一度きもちを整理したい。そんなときに訪れたくなるのは、いつも豊島です。
フェリーから島がみえると、まずは伸びをして、深呼吸。ここで生まれ育ったわけではないのに、なぜかいつも原点に戻ってきたような気分になります。
瀬戸内のうつくしい海と、島のまん中には小高い山。その山を囲うように、古民家が昔のままの姿でのこっています。
いつもこの島では「のんびり散歩をする」ことだけを旅の目的にして降り立ちます。目的地も決めず、ただ歩く。島の商店や喫茶で軽食をとって、島の人とたわいもない話をする。何よりのぜいたくな時間です。
今回は、そんな豊島での散歩途中に見つけたおみやげをご紹介します。

【仕事仲間へのおみやげ】
オリーブポルボローネ 豊島オリジナルデザイン

会社へのおみやげは、その土地で育った材料を使っていて、かつパッケージがおしゃれなものを選ぶと決めています。瀬戸内の名産といえば、オリーブ。島を歩いていると、いたるところにオリーブの木を目にします。ポルボローネという焼き菓子に、オリーブを配合しているそう。希少糖をつかっているので甘すぎず、食感はほろほろとしています。
価格:14個入 730円(税込み)
購入場所:豊島マルシェ
豊島レモネード

同じ部署の方には、会社の皆さん用とは別に、ささやかなお土産をお渡しするようにしています。今回は、豊島の名産でもある豊島レモンを丸ごとつかったレモネードを。農薬・化学肥料・ワックスをつかっていないからこそ、皮や種まで丸ごと使えるんだそう。お砂糖も、てんさい糖をつかっているので、やさしい甘みで、みなさんに喜んでもらえそうです。
価格:5本入り486円(税込み)
購入場所:堺商店

【友達へのおみやげ】
豊島レモンサイダー

ふだんはあんまり飲まないのに、旅先でご当地サイダーをみつけると必ず買ってしまいます。こちらもその一つ。島の売店でみつけて飲んでみたら、とっても美味しくてびっくり!甘すぎず、レモンの香りがしっかりしていて爽やかなサイダーです。パッケージも可愛いし、瓶はちょっと特別感もあるので、幼なじみへのお土産にと購入しました。
価格:380円(税込み)
購入場所:豊島マルシェ
豊島のいちごジャム

「豊島のいちご農家さんがつくったいちご」だけを使ったジャムです。いちごが丸ごと、ごろごろと入っていて、パンにぬったらすごく特別な気分になりそう。アイスと一緒に食べるのも美味しいだろうな……。ジャムをつくっているのは、豊島にある「いちご家」といういちごの専門店。購入場所である豊島美術館では、レジ付近でこのシール貼り作業をされていて、みんなでこのジャムを作っている感じがすごくいいなとおもいました。
価格:660円(税込み)
購入場所:豊島美術館ショップ
豊島焙煎所 ドリップパック

コーヒーが好きな親友にはいつも、旅先でみつけたスペシャルティコーヒーをお土産にしています。今回は、手廻しロースターによるコーヒー豆の焙煎を行っているという豊島焙煎所さんのコーヒードリップパックを選びました。
壇山(だんやま)とは、島の中央にそびれる標高約340mの山のこと。壇山ブレンドは、島の特産品である柑橘やいちごの甘みと酸味、そして壇山から湧き出る水のコクを表現したブレンドとのこと。ドリップパックひとつで、島の魅力がを語ることができるというのは、とっても素敵ですよね。
価格:深煎り260円 壇山ブレンド230円(税込み)
購入場所:豊島マルシェ

【自分へのおみやげ】
豊島の海を丸ごととじ込めた塩 冬塩(細粒)

「火入れを一切せず、完全天日干しでつくった」という言葉にひかれて購入。自然と寄り添ってつくられているこの塩は、製造時期によって味や形が異なるのだそう。春・夏・秋・冬という四季のレパートリーの中で今回購入したのは冬塩。寒い中でゆっくりと二ヶ月の時間をかけてつくるため、きめ細やかで、さらさらとした使いやすい塩に仕上がるそう。料理に使ってみるのがとってもたのしみです。
価格:648円(税込み)
購入場所:島キッチン
島キッチンレシピ本

ある日のお昼ごはんに、「島キッチン」というお店に立ち寄りました。地元でつくられたお野菜を楽しめて、そのレシピは東京の一流シェフが監修しているとか……なんだかおもしろそうなコンセプトにひかれて訪問。本当にどのお料理も美味しく、しかもリーズナブル!デザートにティラミスまでいただいてしまいました。そんなお店「島キッチン」のレシピ本を、なんとお店で販売されていました。なんて懐の深いお店なんだろう……と思いながらも、迷わず購入。本の最後には、このお店のコンセプトや想いも綴られていて、ただお食事をいただくだけじゃない経験ができた感覚でした。
価格:800円(税込み)
購入場所:島キッチン

みんなで生きていく
島を散歩していると、とつぜん雪が降ってきました。風もつよく、太陽もない。ちょっと散歩がつらいなぁと思っていたら、一台の車が横に止まり、「さむいでしょ、乗って乗って」とご夫婦が声をかけてくださいました。
テレビ番組のような展開にワクワクしながら、お言葉に甘えて後部座席に乗車。聞くと、お二人も目的なくただドライブをしていたんだそう。おすすめのごはん屋さんまで、乗せて行ってくれました。
他にも、近所のお母さんが夕飯のおでんを分けてくれたり、商店のお母さんと犬を囲んでたわいもない話しをしたり。
あたりまえに言葉を交わして、一緒に生きている。支え合う。そんな感覚を、島の人たちの在り方からあらためて気付かせてもらいました。
STAFF
photo / text:さきさき(このごろ編集部)