[2025/01.24]

旅のおみやげ

長崎・壱岐のおみやげ

博多港からフェリーで2時間。
九州と、隣国である韓国のちょうど真ん中に「壱岐」という島があります。

古くから海外との貿易港として栄え、朝鮮半島や中国大陸をつなぐ海のシルクロードとして日本の海外交流に大きく貢献してきました。

また、大海原を背景に広がる景勝地や新鮮な海の幸など、島ならではの魅力がたくさん詰まったパワースポットです。

今回は小さいながら魅力のいっぱい詰まった「壱岐」で見つけたおみやげをご紹介します。

シルエットがおさるさんに見えることから「猿岩」と呼ばれています

【仕事仲間へのおみやげ】

湯本温泉 平山旅館の入浴剤

「湯本温泉」という小さな島内随一の温泉地。目の前に広がる海を見ながら露天風呂に浸かり、ぜいたくなひとときを過ごすことができるおすすめスポットです。また泉質にも恵まれ、源泉の温度はなんと60度。少し冷まして湯に浸かると凍えたからだに染みわたります。その体験を皆さまにおすそ分けしたいと思い、入浴剤を購入しました。日々の疲れが癒やされますように。
価格:1,000円(税込み)
購入場所:平山旅館 壱岐もの屋

樽ハイボール

麦焼酎発祥の地と呼ばれる「壱岐」。島内には酒蔵が残るエリアがあり、「さすが九州」と呆気にとられるほど焼酎ラインナップは豊富です。最近では、若い世代にも壱岐焼酎を楽しんでもらえるようにと新たなお酒の開発にも力を入れています。こだわりが詰まったハイボールは、添加物や着色料を使わず、規格外の野菜を使用することで、健康にも地球にもやさしいアルコールとなっています。お酒が得意でなくても、飲みやすいです。
価格:594円(税込み)
購入場所:おみやげ横丁 shikioriori

【友達へのおみやげ】

平山旅館 燻製醤油

湯本温泉発祥の地といわれ、1500年以上の歴史がある小さな老舗旅館「平山旅館」。その一角に湯本温泉でしか手に入らない、おみやげが並んでいます。「壱岐もの屋」というユニークな名前のおみやげ屋さんです。こちらは「サクラ」や「りんご」の木を使って燻製した自家製醤油。卵かけごはんをパワーアップさせてくれる秘伝のアイテムです。
価格:540円(税込み)
購入場所:平山旅館 壱岐もの屋

壱岐の海ごはん

壱岐の海の幸はどれも新鮮でおいしいですが、中でも有名なのが「うに」。お食事処には「うに飯」や「うに軍艦」の看板が掲げられているところが多く、とれたての新鮮な「うに」は「人生で一番おいしい」と感激するほど絶品です。こちらの「うに飯の素」は招待状のようなパッケージでデザインされており、神秘的な世界への入り口のように感じます。「壱岐のグルメな世界へようこそ。」と招待状を贈る気持ちで友人に。
価格:800円(税込み)
購入場所:アグリプラザ四季菜館

壱岐イルカパーク 絵はがき

イルカとのふれ合いが楽しめる「壱岐イルカパーク」。餌やり体験やハイタッチなどかわいいイルカとの癒やしのひとときを過ごすことができる人気施設です。現在4頭のイルカが飼育されており、皆個性豊かで愛嬌たっぷり。私がトレーナーの真似をすると、ジャンプを披露してくれました。そんな楽しい思い出を絵はがきにのせて友人に贈ります。
価格:250円(税込み)
購入場所:壱岐イルカパーク&リゾート

イルカパークの「ピピ」ちゃん。愛嬌たっぷりで、人懐っこい性格です

【自分へのおみやげ】

壱岐ゆべし

さまざまな地方で愛されている保存食「ゆべし」。「ゆべし」といえば和菓子を思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか?ここ「壱岐」ではペースト状にした独自の調味料として親しまれ、お刺身などに添える薬味として重宝されています。ほかほかのごはんに乗っけてもおいしそう。
価格:670円(税込み)
購入場所:若宮水産壱岐本店

こだわりの島うどん

旅館で食べた煮麺がとてもおいしく感動し、おみやげに島の麺を買って帰ろうと探していたところ「島うどん」を発見。同じ長崎の離島「五島列島」の名産品「手延べうどん」と「壱岐の塩」を用いて作られた、ぜいたくすぎるひとしなです。このうどんには五島列島でとれた椿油を用いられており、長崎の自慢の素材が一本一本に詰まっています。
価格:550円(税込み)
購入場所:アグリプラザ四季菜館

やさしい「壱岐じかん」に魅せられて

壱岐は小さいながらたくさんの魅力が詰まった島です。
歴史、自然、食文化どの側面から見ても島民が誇りを持ち、大切に守ってきたことがうかがえます。

また、季節ごとに味わいが異なることも魅力のひとつ。夏は透き通るブルーの海を眺め、冬は豊かな源泉に浸ってからだをあたためる。日常を忘れて目の前に広がる自然やおいしいごはんに、ただただ夢中になって時間を過ごす。そんな時間の使い方は決して「ぜいたく」ではなく、現実に戻って日常を続けていく糧になるのではないでしょうか。

ぜひみなさまも、穏やかな時の流れに身をまかせ「壱岐じかん」を満喫してみてください。

STAFF
photo / text:Ririko Saito