[2024/11.06]
旅のおみやげ
岐阜・飛騨古川のおみやげ
東京と大阪のちょうど真ん中あたりに「飛騨市古川町」という小さなまちがあります。
高山駅から電車で20分ほどのところにあり、古いまちなみがそのまま残る歴史あるまちです。
「古いまちなみ」は日本の各地に点在していますが、そのほとんどが観光施設になっています。
古川のまちなみは実際の住居として成り立っており、おみやげ屋さんだけでなく、マルシェや朝市、酒蔵など、地元の人々が集う場所として賑やかな空間が広がっています。
今回はまちの人もおすすめする、飛騨古川のおみやげをご紹介します。
【仕事仲間へのおみやげ】
朴葉ねぎみそあられ
飛騨地域の郷土料理「朴葉みそ」。葉っぱの上に味噌を乗せて七輪で焼くと、ごはんやお酒に合う一品となります。林業が盛んだったこの地域で山仕事をする人たちが、この朴葉を皿代わりに昼食をとっていたという説が残っています。食べやすい個包装タイプで職場のおやつ休憩にはぴったりです。
価格:480円(税込み)
購入場所:味処古川
【友達へのおみやげ】
山中和紙 GREETING CARD
林業が盛んな飛騨地域。家具や和紙など、木の素材にこだわったおみやげが並びます。山中和紙は800年続く紙屋さん。クマの後ろ姿にひと目惚れして購入しました。友人が海外に旅立ったので、さっそく手紙を送ります。
価格:500円(税込み)
購入場所:さくら飛騨物産館
飛騨そば
古川駅から車で10分ほどにある民芸品のお店「やわい屋」。店主は雑誌でインタビューされるほど、民藝界隈では有名な方ですが実際お話しすると気さくで、本当によい古いものを伝えたいという想いを感じました。民芸品ではないですが、店主さんもいちおしするこちらの飛騨そば。コシと風味がよく、冷やしにしても温かいおそばにしても絶品です。
価格:500円(税込み)
購入場所:やわい屋
HIDA KOME
飛騨といえばやっぱり「お米」。美しい田園風景を見ながら「飛騨の新米が食べたい!」という欲に駆られ、物産館で入手しました。野菜のパッケージイラストもかわいいです。
価格:480円(税込み)
購入場所:飛騨古川さくら物産館
【自分へのおみやげ】
KESAMARU RINGOSU 加糖
寒暖差の大きいこの地域はりんご作りには最適の地。「けさまるりんご園」は飛騨古川の高台「袈裟丸」という地区にあり、スタッフさんがこつこつ手作業でていねいにりんごを育てています。パッケージの小さい文字は英語かな?と思うとなんと飛騨弁……!?「飲んでみてくりょ!」と言っています(笑)。ソーダ割りがおすすめで、疲れたからだに染み渡り疲労回復に抜群です!
価格:950円(税込み)
購入場所:三寺めぐり朝市
欅のメガネ置き
飛騨といえばやっぱり家具。質のいい木材を用いたおしゃれなインテリアは国内外問わず愛されています。もうすぐお引越しをする予定なので新居に何か飾れるアイテムを探していたところ、こんなかわいいメガネ置きが……!すぐにメガネをどこかに放置してしまう私にとって、これはお片づけ革命が起きそうです!
価格:2,500円(税込み)
購入場所:飛騨さくら物産館
暮らしに彩りを与えるまち「飛騨古川」
友人に会いに初めて訪れたまち「古川町」。
降り立った瞬間、立派な蔵や平屋など古いまちなみが現存している風景に目を奪われました。そしてそのほとんどがこのまちに住む人の所有物で、蔵を活用して暮らしを楽しんだり、イベントを行ったり、今も大切に使われています。
また、3,000m級の山々が連なる北アルプス山脈にアクセスがよく、アウトドアスポーツを楽しむには最適な環境です。
日常の生活の様子を垣間見て「ここに住む人たちはきっと生活をよりおもしろくする達人だろう。」と感じました。
そんな楽しい飛騨古川のまちで手に入れたおみやげは私の生活を彩ってくれそうです。
※販売価格については、2024年10月時点のものです
STAFF
photo / text:Ririko Saito