[2024/10.21]

旅のおみやげ

京都・舞鶴のおみやげ

“海の京都”にある街として知られる「舞鶴」。
この地域は海上自衛隊基地があり、港には護衛艦が停泊し、街には戦闘服を着た隊員を見かけます。

また、漁が盛んな日本海若狭湾に面する舞鶴港は多くの漁船が行き来します。
おいしい海の幸を狙って、海上を悠々と飛行する鳶の声を聞き「あぁ、ここは海のまちだな」と港らしい風景を味わえる街です。

そんな穏やかな街「舞鶴」で見つけた、とっておきのおみやげをご紹介します。

仕事仲間へのおみやげ

CAN BRICK 抹茶クッキー

舞鶴の観光名所「赤れんが倉庫」。明治時代から軍需品の保管庫として使われていた建物で、重要文化財に認定されています。現在は舞鶴の歴史を伝える歴史館、舞鶴の名産品が並ぶおみやげ屋さんや飲食スペースとして利用されています。赤れんがのイラストが描かれたライトグリーンの缶がかわいくてパケ買いしてしまいました。
価格:1,296円(税込み)
購入場所:舞鶴赤れんがパーク CAN BRICK

【友達へのおみやげ】

竹中缶詰 いわしころころ煮

やっぱり舞鶴といったら、海の幸。佃煮やかまぼこなど至る所に加工食品が並んでいます。幼いころからいつも、祖母の家の食卓にはさまざまな種類の佃煮が並んでいました。どうやらこの地域の人たちは、日本海で獲れた魚の佃煮を一品として必ず並べることが文化だそうです。そんな海の京都の文化をおすそ分け、包み紙も昔ながらでかわいいです。
価格:748円(税込み)
購入場所:長谷川巳之助商店

CAN BRICK 真鯵のスパイスアヒージョ

赤れんが倉庫内にある「CAN BRICK」さん。舞鶴港で買い付けした新鮮なお魚を加工した缶詰が販売されており、おみやげに人気です。種類が豊富でどれにするか迷いましたが、「真鯵のアヒージョ」を購入。そのままアヒージョとして食べても、オイルパスタにしてもおいしそうですね。
価格:1,029円(税込み)
購入場所:舞鶴赤れんがパーク CAN BRICK

へしこだし茶漬け

「へしこ」とは丹後半島の伝統料理でサバを麹で発酵させたものです。なかなか独特な味わいですが、日本海地域の厳しい冬を越すための貴重なタンパク源として親しまれてきました。パッケージイラストは舞鶴で見た風景そのもので、海のそばに続く長屋が描かれています。
価格:690円(税込み)
購入場所:まいづる観光ステーション

舞鶴港に面して長屋が連なる「吉原入江」。少し雑多な感じが飾っていなくて、「本当の日常なんだな」と感じられます

【自分へのおみやげ】

BEAMS JAPAN 舞鶴限定ステッカー

赤れんが倉庫近くの丘をのぼると一際目立つおしゃれな商業施設が……。今年の9月にオープンしたショッピングモール「atick」にはアーバン系アパレルが立ち並びます。見つけた時には、「ま、ま、舞鶴に……B、B、BEAMS!?」と心の中で大慌てしてしまいました。店内には、京丹後地域で手仕事を行う職人さんとのコラボ商品など魅力的なものばかりでした。今回は京丹後でユニット活動するCOCHAEさんのイラストステッカーを購入しました。
価格:605円(税込み)
購入場所:atick内の BEAMS JAPAN

舞鶴海自カレー

海上自衛隊の基地がある舞鶴では、さまざまな海自グッズが販売されています。中でも人気なのが「海軍カレー」。現在も海上自衛隊内では毎週金曜のお昼はカレーライスと決まっているそうです。こちらのカレーは、実際に部隊の調理員から指導を受けて開発されたレトルトカレー。カレーに目がない筆者にとっては、MUST BUYアイテムです。
価格:833円(税込み)
購入場所:舞鶴赤れんがパーク 5号棟カフェ

歴史と革新のまち「舞鶴」

一度は耳にしたことのある地名「舞鶴」。
でも実際に何があるのだろう……?と思う方は多いのではないでしょうか。

わたしも訪れるまで具体的なイメージがわかず、ドキドキしながら来訪しました。
舞鶴港で初めて見た風景は、なんだかジブリアニメのワンシーンのような懐かしさを感じました。

戦前には珍しかった洋館や、停泊する護衛艦、鳶の声や、連なる長屋の風景。きっと今も昔もそう変わらない風景を大切にしつつも、新しい文化を取り入れ革新を起こそうとしていく様子は、応援したくなるまちの姿でした。ぜひ、みなさまも訪れてみてください。

※販売価格については、2024年10月時点のものです

STAFF
photo / text:Ririko Saito