[2024/05.31]

旅のおみやげ

広島・尾道のおみやげ

広島市内から、電車に揺られること約1時間半。
広島県尾道市は、穏やかな瀬戸内海に面した、風情ある景色に出合える町です。

木漏れ日が差す坂道を散策したり、潮風に吹かれながら海辺でスイーツを楽しんだり。
どこかゆったりとした空気が流れるこの場所では、何気ない一瞬でさえ、何だか絵になるように感じます。

やさしい色の空ときらきらと輝く海に心を洗われながら、瀬戸内らしさあふれるおみやげを探しました。

千光寺の境内から。船の航跡や造船所、島々をつなぐしまなみ海道など、尾道の魅力が詰まった景色です

【仕事仲間へのおみやげ】

因島のはっさくゼリー

尾道市因島産の柑橘、八朔(はっさく)がたっぷりと使われたゼリー。いつもはデスクでさっと食べられるものが多いのですが、たまには少し特別なおみやげをと思い選びました。固めのゼリーの食感と八朔の酸味で、さっぱりと食べられます。ふたに描かれている「HASSAKU BOY」の個性的なイラストにも和んでもらえそうです。
価格:5個入り 950円(税込み)
購入場所:村井くだもの店

尾道は坂道や階段、猫が多い町。猫に関するアートに囲まれた「猫の細道」では、のんびりと歩く猫に会えるかも

【友達へのおみやげ】

尾道ぬれいか天 
おのみちてくてく

尾道発祥といわれるいか天をソフトな食感で。噛むと油がじゅわっと染み出し、食べ応えがあります。フライパンで軽く焼いて、マヨネーズをつけてもおいしい。尾道の町が描かれたかわいらしいパッケージは、ブックカバーとしても使えるようになっています。
価格:2枚×2袋入り500円(税込み)
購入場所:尾道みやげ・お休み処 ロープウェイ前 ええもんや

ふるさとレモン

尾道市瀬戸田町の生レモンをまるごと使った粉末ドリンクです。お湯や冷たい水で溶くだけで、簡単にレモネードに。酸味が控えめなので、とても飲みやすいです。レモンの黄色がまぶしいレトロなパッケージにも引かれました。
価格:6袋入り223円(税込み)
購入場所:尾道本通り KAMEDA

手作りジャム 
八朔&アールグレイ/いちじく

ライムやキウイ、かぼちゃにごぼう……。お店の窓際にずらりと並んだジャムのラインアップの中から、悩みに悩んで尾道産のフルーツが使われたものをセレクトしました。「八朔&アールグレイ」はごろごろとした果肉と上品なアールグレイの香りを、「いちじく」はプチプチとした食感と濃厚な甘さが楽しめます。同じフレーバーでもさまざまな瓶のサイズで売られているのがうれしい。
価格:各270円(税込み)
購入場所:創作ジャム工房おのみち

尾道駅前から渡船で5分の向島には、サイダーの老舗「後藤飲料水工業所」があります。昔ながらのマルゴサイダー(310円)の瓶は現在製造されておらずリサイクルされるため、その場で飲んで返却します

【自分へのおみやげ】

ビスコッティ クランベリー

散策の途中で見つけた小さなパン屋さん「ネコノテパン工場」のビスコッティ。ざくざくとした食感と時折現れるクランベリーの酸味がおいしく、あともう一枚、とつい手が伸びてしまいます。温かい飲み物と一緒に味わいたい、素朴な甘さです。
価格:400円(税込み)
購入場所:ネコノテパン工場

尾道帆布のポーチ

尾道市向島で作られている帆布のポーチ。船の帆などに使われる帆布を使ったアイテムは、港町である尾道らしさ満点のおみやげです。珍しい縦型のフォルムは、こまごまとした文房具などをまとめておくのに便利そう。柑橘類をイメージさせる明るい色味や、しまなみ海道と自転車の小さな刺しゅうがお気に入りです。
価格:2530円(税込み)
購入場所:おみやげ街道 尾道店

尾道ステッカー 5枚セット

町を散歩する猫やレモンをぎっしりと積んだトラック、港やフェリーなど、尾道の風景が描かれたステッカー。10種類以上の中から好みの5枚を選ぶことができました。シンプルなノートに貼ったり、スマホケースに挟んだりして楽しもうと思っています。
価格:5枚 330円(税込み)
購入場所:尾道みやげ・お休み処 ロープウェイ前 ええもんや

静かな町で、
いろいろな音に耳を傾けながら散策を

サイクリストの聖地であるしまなみ海道や、映画のロケ地になった場所も数多くある尾道。観光地として人気のエリアですが、町は静かな雰囲気に包まれています。

一日散策をしてみて感じたのは、どこにいても、静かだからこそ聞こえる音があるということ。
風が木の葉を揺らす音、鳥の声、船の汽笛や造船所の音。ふだんはじっくりと聞くことがない音に耳を澄ませていると、まるでずっとこの町で暮らしてきたような、懐かしい気持ちがじんわりと湧いてきます。

何だか最近忙しい、と思ったときにまた訪れたい場所の一つです。

※販売価格については、2024年5月時点のものです

STAFF
photo / text:Fumiko Tokimori