[2024/04.02]

旅のおみやげ

広島・宮島のおみやげ

広島を代表する観光地のひとつである宮島。
世界文化遺産の嚴島神社など見どころが多く、修学旅行で訪れたことがある人も多いのではないでしょうか。

島までのちょっとした船旅、散歩するシカの親子、時間によって表情を変える瀬戸内海。
大人になって訪れてみると、あのころとはまた違った魅力にたくさん出合うことができました。

新しいカフェや雑貨屋も続々とオープンする宮島で、町歩きをしながら見つけた旅のおみやげをご紹介します。

宮島までは、宮島口からフェリーで約10分。
暖かい季節には、デッキで潮風をたっぷり浴びてみては。

【仕事仲間へのおみやげ】

元祖もみぢ饅頭 粒あん

仕事仲間には、定番のおみやげをセレクト。髙津堂は1906年に初めてもみじ饅頭を作った元祖のお店です。モチモチの生地とぎっしり詰まったあんこ、もみじの葉のギザギザまで表現したフォルムはこのお店ならでは。レトロなパッケージにも目を引かれました。「ぜいたく栗餡」や「ラムネ餡」など、季節ごとのフレーバーも登場します。
価格:5個入り 735円(税込み)
購入場所:髙津堂 本店(宮島口)

島内には約500頭のシカがいるといわれています。
あちこちで散歩したり、ひなたぼっこしたり。

【友達へのおみやげ】

縁起菓子 杓子せんべい

宮島の名産品、杓子の形をしたおせんべい。小麦粉、卵、砂糖、水あめといったシンプルな材料で作られていて、ひと口かじると卵の風味と甘さが軽やかに広がります。杓子のタグと一緒にラッピングされていて、渡しやすいサイズなのもうれしい。
価格:4枚入り 270円(税込み)
購入場所:藤い屋 本店

瀬戸内レモンクッキー

宮島表参道商店街の喫茶店で、お花の形とやさしい黄色に引かれて購入。レモンの酸味がしっかりと感じられて、噛むとさらさらとほどけていくクッキーです。クッキー缶やウィークエンドシトロンなど、この他にも気になる焼き菓子がたくさんありました。
価格:230円(税込み)
購入場所:喫茶しま

ポストカード シンメトリイ

シンプルなレイアウトと、やわらかな色合いがきれいなポストカード。おみやげのお菓子を渡すときにひとことメッセージを添えようと思い、選びました。
価格:150円(税込み)
購入場所:博多屋

島内は食べ歩きグルメも充実しています。
やまだ屋の「コロコロもみじ」(550円)は、もみじ饅頭の形の
カステラをソースにディップして楽しんで。

【自分へのおみやげ】

ゆらりんこカップ

高台がなく、ゆらゆらと揺れるつくりがかわいいカップは、嚴島神社の祭器を製作する御用窯、宮島御砂焼 対厳堂のもの。嚴島神社で祈祷された御神殿下の御砂が使われています。思わず両手で包み込みたくなるサイズは、リラックスタイムにぴったり。
価格:3,300円(税込み)
購入場所:宮島御砂焼 対厳堂(宮島口)

バターヘラ

長年培ってきた木工技術を生かして現代の生活に寄り添うアイテムを作る、宮島工芸製作所のバターヘラ。手に取るとすっとなじむ、少し大きめのサイズと表面のなめらかさが心地よいです。材料には宮島周辺のヤマザクラが使われていて、だんだんと赤みを増してくる経年変化も楽しめるそう。
価格:650円(税込み)
購入場所:宮島のおみやげ処 ふなつき

入浴パック 野ノ湯

パッケージを開けると、柑橘の香りがふわり。ビワやオリーブ、レモンなど、瀬戸内でとれた植物を100%使い、障がい者支援施設「広島ひかり園」の方がこつこつと手作業で作った入浴パックです。さっそく使ってみたのですが、お湯の中でパックをもむと広がる緑の香りが楽しく、いつもよりつい長湯をしてしまいました。
価格:2袋入り 440円(税込み)
購入場所:はつこいマーケット(宮島口旅客ターミナル内)

観光はもちろん、
ゆったりと流れる時間を
楽しみたい人にも

きらきらと輝く瀬戸内海を渡って訪れる宮島には、観光地のにぎやかさはありつつも、どこかゆったりとした時間が流れています。
宮島表参道商店街を一本入れば、昔ながらの建物が多く残る町家通りがあったり、豊かな自然が残っていたり。
のんびりと散歩を楽しみながら、お気に入りのカフェを探すのもいいですね。

午後5時ごろ閉まるお店が多いため、夕方には島内は少しずつ静かになっていきます。
時間が許せば、明かりがともった灯ろうのそばで夕焼けのグラデーションを楽しむのも、広島旅行のとっておきの締めくくりになりますよ。

※販売価格については、2024年3月時点のものです

STAFF
photo / text:Fumiko Tokimori