イラストレーターでmitosaya薬草園蒸留所を運営する山本 祐布子さんと、雨の日も日差しの日も身近な植物を感じられる、とっておきの傘を作りました。「傘の中の空間が香りで満たされるよう、ローズ・ピオニー・レモン・ユーカリ・ワームウッド・エルダーフラワー・レモンマリーゴールドなど、香りのよい植物たちを集めて、降り注ぐブーケのようにあしらいました。閉じたときも華やかで、ブーケを携えている気分を味わっていただけそう。色合いは、雨の憂うつな気持ちをふと晴れやかにできるよう、少しスパイスのきいたものに。お出かけする気分がちょっと上がる、そんな傘になるといいなと思っています」
山本さんのドローイングの魅力を、創業97年の松尾捺染さんが、シルクスクリーンプリントでみごとに表現し、日本の熟練職人さんのもとで傘へと仕立てられます。完成までほとんどの工程が手仕事という贅沢(ぜいたく)さ。今では貴重になってしまった国産のこだわり傘です。