みなさまへのメッセージ
フェリシモたすけあい基金は、新型コロナウイルスの発生に伴い生じたさまざまな課題に対応するため、2020年7月に立ち上げました。みなさまの参加により実現した支援活動が増えてきましたので、その一部をご紹介します。感染拡大の収束が見通せない中、多くのこども食堂ではお弁当の配布や食料の配布といった活動を並行して続けています。けれども、こうした活動はこども食堂にとって経済的な負担が大きいものでした。持ち帰りのための容器購入などの追加費用が必要だったためです。これに対して基金を通じて支援をし、こども食堂の運営を応援することができました。また、コロナ禍の行動制限により負担が増えている小児病棟に泊まり込みで付き添うご家族への支援や、自宅療養者に食材を届け、安否確認をする活動などにも支援しています。拠出後は各団体から報告をいただき、フェリシモのウェブサイトで公開していますので、ぜひご覧ください。今後も、みなさまとともに基金の活用について考えていきますので、ぜひご意見をお寄せください。たすけあい基金へのご参加をお待ちしています。
(フェリシモスタッフ 橋本和也)
活動の現場から
2021年度の基金を拠出した「認定NPO法人 テラ・ルネッサンス」さまから「コロナ禍を生きるウガンダの人々の暮らしと教育を守るプロジェクト」の活動報告が届きました。コロナ禍のウガンダにおいて、犯罪グループに勧誘されるなどのリスクを負っていた脆弱な子ども・若者12名(13歳~18歳)を対象に、寺子屋教室(インフォーマル教育)やカウンセリングなどを行い、不安定な状況にあった子どもたちに学ぶ場所、からだを動かす場所をつくることができました。