北高さんとのコラボ企画第二弾は、黄色いルドベキアの花をモチーフにしてブロックプリントのような雰囲気を出した柄にしました。ブロックプリントは手彫りの木版を使う古くからの技法で、インドが起源と言われています。今回はそんなブロックプリントのようなハンドメイド感があるプリントを北高さんの技術で表現してもらいました。原画を制作してくださったのは、図案家の大北さん。大北さんは美大を卒業後この世界に入り、40年以上図案制作に携わっている大ベテランです。最近では最初からパソコンで作業する仕事も増えてきたそうですが、今回はハンドメイド感を出すために、まずは手描きでパーツを描き起こしています。数種類の半紙で、墨のにじみや揺らぎを試しながら下絵を制作。できたらそれをスキャンで読み取り、ペンタブで色づけしていきます。版ズレしている感じやかすれ具合を調整しながらようやく完成した図案、今回は合計8版のプリントで表現しました。大北さんに今回の図案で何がいちばん大変だったかお聞きしたところ、「注文が細かすぎて、3回もゼロからやり直したこと(笑)」と言われてしまいました。ほんとにすみませんでした。そして、ありがとうございました。おかげさまでイメージどおりのとっても素敵なプリントに仕上がりました。