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住民の自立と地域の平和のため
カラモジャの農業を応援したい!

     
集まったメリーポイント
19,542,000merry
1st GOAL 11,250,000merry(7,500口)
NEXT GOAL 22,500,000merry(15,000口)
     
支援口数
13,028
締め切り
残り

(2024年9月30日まで)

お礼のごあいさつ

認定NPO法人 テラ・ルネッサンス 海外事業部 ウガンダ事業 カラモジャ事務所長
田畑 勇樹たばた ゆうきさん

皆さま、あたたかいお気持ちを寄せてくださり、ありがとうございます。
私が初めてカラモジャを訪れたときには、食料を乞う側だった受益者たち。今は食料を作って少しずつですが、野菜の移動販売をできるようになりました。また地域住民に食料を供給するようになった人もたくさんいます。
技術指導を行っている農業グループは、日本円で3万円以上、多いところで5万円以上の収入を得ています。これは1日1ドル以下の生活をするカラモジャの水準からするとものすごく大きいことです。彼ら彼女らの持つ「生きる力」のエネルギーを見ていると「この畑には希望がある。」そう確信させてくれます。
今回のファーストゴールでは30世帯の住民に対して支援を届けることができましたが、彼ら彼女らが継続的に食料を自らの手で確保し、生計を立てていくためにはより多くの方々への支援が必要です。引き続き応援をよろしくお願いいたします!

  • ※2024年9月25日時点のデータです。
  • ※ポイント総数、支援口数の反映には時間がかかります。

達成後のお話

ついにファンディングが達成!

こんにちは。メリーファンディング事務局です。
このたびは、みなさまからたくさんの応援をいただき無事に目標を達成することができました。ありがとうございました。
テラルネッサンスさまの報告にあるように、ナスやトウモロコシ、タマネギ、トマトなどが、みなさまのご支援によって、たくさん収穫でき、それが次の活動にも良い影響を及ぼしている感じがします。
4月10日に、テラルネッサンスさまが、応援いただいたみなさまにもぜひ感謝の言葉を伝えたいと、直接ファンディング成功のお礼を伝えに、フェリシモにご来社されました、みなさまの代表として事務局が感謝状を受け取りました。

みなさま本当にありがとうございました。
メリーファンディング ひきつづき、思いのある活動の紹介や応援をしていきますので、ひきつづきよろしくお願いいたします。。
(メリーファンディング事務局)

カラモジャ地域に芽吹く希望 ~灌漑農業で実現する、自立への第一歩~

こんにちは!テラ・ルネッサンスの田畑です。
メリーファンディングにご協力いただき、本当にありがとうございます。
皆さまのおかげで、ウガンダ北東部カラモジャ地域で実施している、灌漑農業を通した自立支援プロジェクトは、着実に成果をあげています。干ばつや物価高騰に苦しむカラモジャ地域では、地域住民の方々が、自らの力で安定した生活を送れるよう、農業生産・管理・販売の技術の指導や基礎教育、そして貯蓄活動のサポートなどを行っています。
ご支援を受けて現地の様子にどのような変化があったのか、皆さまにご報告させていただきます!

ナスやトウモロコシも大豊作!

カラモジャの気候に適した品種を導入した結果、昨年は思うように育たなかったナスが、今年はなんと収穫量が倍増しました!
他にも、トウモロコシやタマネギ、トマトなど安定的に主要穀物や野菜を収穫することができています。
住民の方々の笑顔は、私たちだけでなく、皆さまのあたたかいご支援の賜物です。

▲収穫した野菜を保存するためのパレット。
皆様のご支援で購入することができました!

読み書き、計算の基礎教育の成果が出ています!

プロジェクトを進める中で、大きな課題として浮き彫りになったのが、読み書きや計算ができないために、生産・販売の記録ができないことでした。 そこで、青空教室のように、村を巡回しながら、読み書きや計算の基礎を指導する基礎教育も行っています。
活動を続ける中で驚いたのが、これまで私たちのスタッフが手伝っていた貯蓄の記帳や現金管理をグループメンバーが主体的に行っていること。
読み書き・計算の基礎教育を受けた住民たちがペンを握り、貯蓄記録に従事できるようになっていたのです。
目を輝かせながら学び、活躍する若者たちの姿に、未来への希望を感じます。 これも、皆さまのご支援があったからこそです。

▲基礎教育 アルファベットを読み上げるグループメンバー

▲基礎教育を学び、貯蓄の記帳を担当する少女

学んだ技術を地域に広げる

共同農場で学んだ野菜栽培の技術を活かし、家庭菜園を始める住民の方も増えています。 半乾燥地帯で野菜栽培が普及していない中、毎日井戸水で水やりをし、野菜を育てる彼女たちの姿は、村の中でも注目を集めています。
私たちの支援を受けた人々が、村人たちも巻き込んで野菜栽培に挑戦するグループも誕生しました!支援の受け手だった人々が今度は担い手として、周囲の人々へ技術を伝播しています。
このように、プロジェクトの成果が、地域全体に広がりを見せていることに、心から感動しています。

▲村の中で野菜栽培を始めた人々

課題はまだまだありますが、住民の方々の笑顔と、力強い一歩を励みに、これからも活動を続けていきます。 皆さまのあたたかいご支援に、心より感謝申し上げます。

最後に、ウガンダ駐在員の田畑さんから、メリーファンディングのお礼の動画が届きました。この度は本当にあたたかいご支援をいただきありがとうございました。

プロジェクトオーナー

認定NPO法人 テラ・ルネッサンス 海外事業部 ウガンダ事業 カラモジャ事務所長 田畑 勇樹さん

認定NPO法人 テラ・ルネッサンス
海外事業部 ウガンダ事業 カラモジャ事務所長
田畑 勇樹たばた ゆうきさん

ウガンダ・カラモジャ地域の農業支援を通して、
住民の自立と地域の平和を目指したい!
この挑戦を応援してくれませんか?



ウガンダ北東部に位置するカラモジャは、「ウガンダで最も取り残された地域」と呼ばれています。貧困と飢餓によって命を落とす高齢者や乳幼児が後を絶ちません。生きるために必要な食料を強奪する犯罪が多発し、仕事のない若者が犯罪に手を染めるなど、治安も悪化しています。テラ・ルネッサンスでは、貧しさに苦しむカラモジャの人々の飢えを解消し、収入を得て自立した生活が営めるように2022年2月から農業支援を開始。灌漑かんがい設備を整えて穀物や野菜を作り始めましたが、飢えによって苦しみを抱える住民のための農業技術指導はまだまだ十分な状態ではありません。作物の安定した収穫と収入の向上のために、種子や農業資機材の購入など、農業技術研修を実施するために必要な資金をサポートしてもらえないでしょうか。農業によって自立した生活を達成し、地域全体の平和に貢献したいと考えています。応援よろしくお願いします。


 

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プロジェクトに至った想い

貧困の連鎖と治安の悪化 目の前で餓死する人がいる

ウガンダ共和国はアフリカ大陸の東に位置し、ケニアやタンザニア、ルワンダ、コンゴ、南スーダンに囲まれた内陸国です。北東部のカラモジャ地域は2023年現在、人口の45 %にあたる約58万人が食料不足に陥っています。半乾燥地帯で慢性的に水が不足し農業生産が難しいのに加えて、コロナ禍のロックダウンで状況が悪化。さらに2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以降は石油価格や穀物価格の高騰で物価が急上昇し、貧困層を直撃しました。食料の価格はピーク時で23%上昇。現在はやや下がったものの、外から入ってくる食料に頼る生活はどんどん苦しくなっています。

▲カラモジャ地域

2022年に初めてカラモジャを訪れた田畑さんは、「とにかく食べる物がない。毎月100人以上が飢餓によって命を落としていく事態に衝撃を受けました」と振り返ります。病気になっても病院に行くことができず、子どもやお年寄りが次々と亡くなっていくのを目の当たりにしました。食べ物がないなかで、若者たちが犯罪グループに加入して村々で食料を奪う事件も多発。暴力の連鎖が起きて地域全体で治安も悪化しています。カラモジャが厳しい状況に置かれていることは各国の援助団体の共通認識だったそうですが、これまでなかなかサポートができなかったのは治安の悪さが背景にあるそうです。

▲コティド県の町の中心部の様子。支援しているフィールドまでは車で約20分。

こうした状況をなんとか打開したいと、農業を通じた自立支援を開始しました。テラ・ルネッサンスは、もともとは地雷、小型武器、子ども兵、平和教育という4つの課題の解決をめざして国際的活動を続けるNGO団体ですが、カラモジャでは食料の確保を優先。
「私たちが支援している元子ども兵らと比較しても、カラモジャ地域の生活水準は低いです。まずは食べるものを作ってお腹を満たしていくこと、収入を得て生計を立てていくことを目指そうと今回は初めて農業にフォーカスしました」
荒地を掘削してため池を作り、農作業に必要な水を確保するために灌漑かんがい設備を整えるところから支援をスタートさせました。

▲支援対象者が暮らす家。木の柵で家を囲っています。

灌漑かんがい設備で水を確保 
今後は農業技術の向上を

完成した灌漑かんがい設備を使い、2023年からは住民と一緒に穀物と野菜の生産を開始しました。
「カラモジャは遊牧民が暮らす地域だったので、ヒツジやヤギが落とす糞が堆肥となって土は肥沃です。農業のポテンシャルはあるので、水の確保という課題が解決できたのは大きな一歩でした」
とはいえまだまだ試行錯誤の連続で技術指導や生産管理は追いついていません。2024年からは、作付けから収穫、収穫後の管理、販売までのフォローアップをていねいに行うことで一連の生産技術を身につけてもらい、持続可能な食料生産につなげたいと田畑さんは考えています。農産物を安定生産できれば、収入増にも結びつきます。

▲ため池を作り、2021年に灌漑かんがい施設が完成しました。

カラモジャの人々の現在の収入は、森で切った木を炭にして販売するわずかな現金のみ。樹木という貴重な環境資源を失いながら日銭を得る生活が続いています。得られる収入は1日あたり40〜50円で、カップ一杯分のトウモロコシの粉がようやく買える金額。これを家族7〜8人でシェアして1日1食をまかなうのが精一杯の暮らしです。
「食料の確保と収入の向上を急がなければ、今後さらに生活は厳しくなります」と田畑さん。
一方で、野菜を安定的に販売できるようになれば収入を2倍以上に増やすことができると試算していて、効率よく収量を上げていくための技術向上が今どうしても必要なのです。

▲若者たちによる荒れ地の開墾の様子

そこで、田畑さんが今回のファンディングで応援を呼びかけるのは、住民への約1年間の農業技術研修の実施や、穀物や野菜の種子の購入、収穫した作物を並べて管理する農業資機材(種子やパレットなど)の購入に必要な費用です。

▲支援の対象となる種とパレット(イメージ)

農業で収入と自立を実現
地域の平和につなげたい

現在、灌漑かんがい設備を活用したテラ・ルネッサンスの農業プロジェクトは、30世帯ずつのグループ5つを対象に10エーカー(1エーカーは40m×100m)の農地で始まっています。トウモロコシや豆などの穀物は自分たちで食べるために、トマトやタマネギなどの野菜はマーケットなどで販売して収入に換える仕組みが整いつつあります。
「1年前は食料をくれと言っていた人たちが、昨年は自分たちで食料を作り自分たちで売りに行く経験ができました。まだほんの少しですが、汗を流して収入を得る体験を積み重ねることで地域は確実に変わっていくと思います」

▲収穫したトマトの仕分け作業と販売作業の様子

集落にはエネルギッシュな若者がたくさんいますが、仕事がなく、食べるものもないために、犯罪集団に加わったり、略奪や暴力に走ったりしてしまいがちでした。自分たちにできることがあるならやりたいという思いを持っていながら、そのエネルギーが間違った方向に向かっていたそうです。ところが、今は荒地だった畑を開墾するために、彼らは集落から毎日1時間半ほど歩いて来て畑を耕し、また1時間半かけて家に帰って行くということを当たり前のように続けています。
「みんな本当に強くて、前向きな気持ちを持っているんです。だからこそここで始まったばかりの農業を食料の確保と自立した生活につなげ、さらには地域の平和にもつなげたいんです」と田畑さん。

       

ファーストゴールは地域のなかでも特に支援が必要な30世帯からなる1つの農業グループから始め、セカンドグループ(2グループ、3グループ)へと広げていきたいですと語ってくれた田畑さん。
取り残された地域と呼ばれてきたカラモジャで動き出した農業支援は、さらにそのスピードを上げる必要があります。畑で作物を作って飢えを解消し、収入を得て自立する生活が少しずつ見えてきました。そこから広がっていく地域の平和を遠く日本から応援できないでしょうか。メリーファンディングでの応援をお願いします!

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