おっさんとミッフィー
旅カナ
「海とかもめ部」飛び入り部員の旅カナです。
夏が終わってしまって一気にテンションダダ下がりです。
秋の終わりに予定してたダイビングの予定も台風で流れてしまって、もうふて寝状態です。冬眠にでも入ろうかな。
気を取り直して、今月届いたフェリシモの箱でも開けてみよう。
ミッフィーか。今月で3個目かな。あと1個か。
ここ数ヵ月、私がコレクションしているもの。
それはミッフィーのボウル。
それと、メリープレゼントでゲットしたミッフィーのオリジナルメモ。
私も子どものころは「ちいさなうさこちゃん」の絵本を見て育ちましたから、ブルーナは大好きです。「ようちえん」とかも好きだったな。穴が開くほど読んで、クレヨンでぐりぐり絵を描き足して、もはや元の絵がどんなんだったかもわからなくなるほど愛してました。
でも、このボウルやメモは自分のために買ったのではありません。弟への誕生日プレゼントです。
弟と言いましても、すごく歳が離れた義理の弟とかではなく、れっきとした実弟で、もうすぐ50になろうかという立派なおっさんです。
おっさんにミッフィー。どうなのか、と。
しかし、弟は心底ミッフィーを愛しているようです。いや、ミッフィーという呼び名もNGなようです。誰かが「ミッフィー好きなんですねー」などとSNSで軽くコメントしようものなら、“ナインチェ、大好きです”とわざわざ本名に言い換えています。
車が好きとかカメラが好きとか自転車が好きとか、それなりに男っぽい趣味も持ち合わせていますが、ミッフィーとかリラックマとかレオ・レオニとか、かわいいキャラクターを見ると彼の中の乙女が目を覚ますようです。
かわいいものならフェリシモに任せとけ、と。
姉ちゃんに任せとかんかい、と。
しかし、4種類の柄をセットでプレゼントしようと思ったら、計画的にコレクションしなければなりません。何しろ月に1種類のデザインしか届きません。弟の誕生日は10月です。本当は7月分から買い始めないといけなかったのですが、一歩出遅れました。フェリシモ歴30年の私が、痛恨のミスです。来月11月分が、弟の誕生日の10月末までに届くのかどうか?ドキドキです。
ところで、フェリシモのブルーナの歴史はたいへん古いです。
昔からのフェリシモ愛用者の方ならきっとご存じですよね?
私が入社した当時から、ありとあらゆるブルーナの子どもグッズがカタログにはあり、ミッフィーサークルという会員誌もあり、赤ちゃんが産まれたばかりの友人のために、ブルーナのタオルを毎月毎月コレクションしてはせっせと送っていました。
ブルーナのタオルで大きくなったボーイズたちは、やっぱり今もブルーナが好きなのでしょうか?
小さな手を広げて「カナちゃんだいすきーー!」と抱きついてくれたボーイズたちも、今はもう大学生のおっさんですが、今度遊びに行ったら聞いてみようと思います。
そんななが~いフェリシモのブルーナ&ミッフィーグッズの歴史ですが、一風変わったこんな商品が販売中なのを最近知りました。
「CCP×ディック・ブルーナ バリアフリー ろってちゃんふわふわワッペン」
ろってちゃんは、ブルーナの絵本に出てくる車いすに乗った女の子です。
ディック・ブルーナの絵本には、“ダイバーシティ(多様性)”という言葉が世間で言われるようになるずっと前から、いろいろな肌の色の子どもがいたし、車いすに乗った子どももよく出てきました。
ブルーナさんの心の中には、いつもすべての人への平等な愛があるんだと思います。
私がこの商品を知ったのは、CCP部の先輩から障害を持つ人たちにアンケートを取ってほしいと頼まれたことからでした。聞けば、“ブルーナ バリアフリープロジェクト”というプロジェクトに取り組んでいて、その一環としてこの商品を企画している、と。
障害を持つお子さんの乗るバギーに付けるマークなのだそうです。そういう事情なのに、しょっちゅうベビーカーと間違われて、「どうしてそんなに大きいのに、大きなベビーカーに乗っているの?」と聞かれて困ってるお母さんがいるからと。なるほど。プレママやヘルプマークの仲間みたいなものなんですね。
ブルーナとミッフィーは、赤ちゃんにもおっさんにも障害のある人にも、みんなにやさしいんだなぁ。
弟がこのプレゼントを喜んでくれるかどうかわかりませんが、とにかく誕生日に間に合ってほしい。定期便はよ。
※ご紹介している商品情報は記事公開当時のものです。(追記:偏愛編集部)
\ぽちっと/ ときめいた!
- 旅カナ
- 旅好き・海好き。趣味はカメラとダイビング。「海とかもめ部」部員。インスタグラムで「お絵描きDiver 旅カナ」としてイラストログブックを発表中。
止まったら死ぬ、タンクを背負ったカンパチ。