フェリシモのフェムテックプロジェクト「gokigen Lab.（ゴキゲンラボ）」では、みなさまのからだやこころのお悩みを集め商品づくりをしています。
2022年のプロジェクト開始から開発したオリジナル商品は16点。
今回はその中でもgokigen Lab.らしさを象徴している、３つのアイテムをご紹介します。

からだのことに関して、みんな悩んでいるし、困っている

Q1.　からだやこころのお悩みについて情報を必要としていますか？

gokigen Lab.ではプロジェクトを始める際に、お客さまにアンケートを実施したのですが、
からだやこころのお悩みについて情報が欲しいと思いながらも、調べても何が正解かわからず不安を抱えている人が多いことがわかりました。

Q2.　からだのお悩みで、「他人に相談しづらい」「調べてもわからない」「自分だけでは？と不安になるような」ことはありますか？

インターネットやSNSで情報があふれる中、本当に正しい情報に辿りつけなかったり、十人十色のからだのことを解決できないままになっていることがわかり、からだやこころの正しい知識を共有し、より快適に日常が過ごせる商品開発をするためにgokigen Lab.が立ち上がりました。

からだのお悩み“不動の第一位”は

プロジェクト開始のタイミングでアンケートを実施した結果、6000人以上のお客さまからお声をいただきました。
大多数の方が「生理」に関するお悩みがあり、女性は10代で初潮を迎え閉経までの数十年毎月付き合っていくものなので、その結果は当然のことかもしれません。

・生理痛

・生理前のイライラやからだの不調

・経血漏れによる失敗

・更年期による生理周期の乱れ

・子どもの生理についての心配

などなど、生理といってもお悩みは十人十色。
お客さまの体験談やお悩みを元にアイテムを開発するので、まずはプロジェクトメンバーでお悩みを共有するのですが

「この方の気持ち、めちゃわかります！実は私も入社してすぐの商談中に…」

「そういえば私も生理周期が早まってきて、突然生理がくることが増えた」

「自分が生理について教えられていないから、子どもにどう伝えたらいいかわからない…」

と、メンバーたちが当事者意識を持っていて、自分ごとであることがほとんどです。
「それは私も欲しい！」
「あったらみんなが助かる！」
「ありそうでない！」
から商品企画が始まります。

例えばこんな経験ありませんか？

「自分の服が汚れるのはまだいいのだけど、会社の椅子だけは汚したくない」

「商談室の椅子が白いから、生理のときはずっとヒヤヒヤしている」

「商談先の椅子を汚してしまったらどうしようという恐怖で、商談どころではない」

働く女性であれば、誰もが一度はヒヤっとしたことがあるのではないでしょうか？

そんなお悩みには、こんなお守りをご提案。

給水サニタリーショーツの素材の、コンパクトになる防水シートです。

「会社だけじゃなくて、娘の長時間の塾にも使える」

「車いす介護にもよさそう」

「赤ちゃんのおむつ替えにも使える！」と、当初の想定を超えるお声もいただいています。

産婦人科医による監修アイテムと正しい知識をセットに

更年期を迎えるころになると「尿漏れ」に悩む方が多くおられます。

「仕事中に、くしゃみで尿漏れを経験……トップスが長めの制服だったので周りには気づかれなかったと思うけど、においがしないかハラハラ」

また、産後の骨盤の開きが影響で「産後の腰痛や尿漏れがひどく、みんなこうなの？　予防できなかったの？　今からできることは？　など疑問だらけ。でも、ほかの人と話しづらいし、病院で相談したりする暇もなく、あきらめちゃってます」

というお声も。

そこで、産婦人科医の宋美玄先生と

①パワーネットで外側は骨盤ベルトのように下腹部サイド～ヒップ下部をやさしく引き締める

②内側フロントもパワーネットでハンモックのように引き上げる

この２つの力で骨盤底筋をサポートするショーツをつくりました。

クロッチ部分には尿漏れや突然くる生理が不安な時にもうれしい吸水仕様に。

また、アイテムの開発とあわせて「尿漏れの原因」についてgokigen Lab.のサイトで、

わかりやすく記事にまとめており、正しい知識を学ぶことでからだの不安を解消することができます。

子どもたちへ、もっと暮らしやすい未来を

gokigen Lab.では大人だけが知識を深めるだけではなく、知恵を次世代に共有したいという思いを持ち、子どもたちが家庭や社会でよりよい人間関係を育めるよう、性に関する教育にも取り組んでいます。

『性とからだとこころを知るカード』は家庭内で子どもたちに性教育ができるカードで、
未就学児から思春期までに知っておきたい性やからだ、こころに関することを15枚のカードにまとめています。

このカードの企画を始めるタイミングでも、お客さまにアンケートを実施しました。

話しづらかったり、自分がそもそも正しい知識を持っていなくて困っていたり、なにをどこから始めればいいかわからないひとが多くいることがわかり、子どもが興味や疑問を持ったタイミングで手渡せる、カードタイプの性教育のカードを宋美玄先生と制作することにしました。

子どもを持つ複数のメンバーと「これなら自分の家でも使えそう」というリアルなシチュエーションを想像しながら制作し、性の話をタブーにせず「家庭で性やからだの話をしてもいいんだ」と子どもが思える親子関係を築けるようなカードを目指しました。

社内モニターテストの際には、家庭でまだ性教育に関して話題にしたことがない社員から

「カード式になっているから、『この知識は今必要だけど、まだこのカードは時期的に早いよね』といった、夫婦間での性教育に対する目線合わせに使えそう」

という新しい使い方が発見できたり、

「私も知らないことがあって、勉強になる」

「生理の内容は、夫に知ってもらいたい」

との意見をもらい　“家族みんなで使え、学べるカード”　となっているな、と実感しました。

また、子どもや子どもの産み育てに配慮したすべての製品・サービス・空間・活動・研究を対象とする「キッズデザイン賞」において「奨励賞・キッズデザイン協議会会長賞」を受賞し、柔らかいイラスト表現でありながら、子どもっぽくなりすぎないクリエイティビティが評価され、家庭や様々な教育の場での利用が期待されています。

今日からあなたもゴキゲンメイト

gokigen Lab.は、ひとりひとりのお悩みに寄り添い、毎日の生活に根付いた商品やサービスを提供することで、みなさんがごきげんに過ごせる日々が一日でも増えることを目指しています。

ふだんなかなか自分のからだについて話す、知る機会がない今、当たり前に話せて、みんなが少しでも心地よく過ごせる未来を作るために「お悩み箱」をご用意しているので、みなさんのお悩みや疑問、こんなのあったらいいなを解決できるようどんな小さなことでもお声をいただけるとうれしいです。

私たちといっしょに、ごきげんな毎日を過ごしませんか

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