フェリシモ「猫部」では、
毎年2月22日の猫の日に「地域猫活動応援チャリティー」グッズを販売しています。
販売価格の一部が、保護活動に活用されます。
7年目を迎える今年は、
イラストレーターさんなどとコラボしたかわいい新デザインの猫Tシャツと猫クリアファイル、
それぞれ22種が登場♪
現在、販売中です。
にゃんともかわいい商品のご紹介と、
「地域猫活動」についてお伝えします!
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地域猫活動応援チャリティー2025 特設サイトはこちら
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フェリシモ「猫部」
フェリシモでは2003年から犬猫の保護と里親探し活動・猫の過剰繁殖防止を支援する基金(わんにゃん基金)を設立し、20年以上にわたって支援活動を継続。2010年、社内の猫好きが集まり、「お買いもので楽しく猫助け」がコンセプトの「猫部」が発足。主な活動は、販売価格の一部が猫を救う基金(フェリシモの猫基金)として活用されるオリジナル猫グッズの開発で、独自の視点や発想で猫グッズを生み出し中。そのほか、NPO法人神戸猫ネットにフェリシモのオフィスを提供して保護猫の譲渡会の開催や、猫エッセイ、猫マンガなど猫好きにはたまらないWEBコンテンツを発信中。
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NPO法人 神戸猫ネット
「地域猫活動」を推進し、人と猫が共生する社会の構築に貢献する団体として2010年に発足。2013年に法人化。神戸市内全域を対象に、TNR(捕獲・不妊手術・元に戻す)活動の推進と実施、保護猫の譲渡会の開催、啓発活動などを行っている。
ご参加いただいた猫好きクリエイターのみなさま
今回のチャリティーTシャツのイラストは
こちらの猫好きクリエイターのみなさまに描いていただきました。
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タッチの異なるかわいい猫たちがTシャツやクリアファイルにプリントされました。
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どれを着ようか迷っちゃいますね。
Tシャツを3枚以上ご購入いただくと、
こちらのマグネットステッカーをプレゼント!
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冷蔵庫にペタッと貼っておけば
ちょっとしたメモを挟むのにいいですね〜。
これであなたも地域猫活動サポーター!
クリアファイルは、4つのコースをご用意しました。
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毎月1枚ずつ届くから、
たのしみがなが〜く続くのもうれしいところ♡
ところで、描かれている猫たちのちょっと変わった点に気づきましたか?
耳に注目すると…
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みんな、V字のカットが入っています。
これ、「地域猫」の証なんです。
悲しい命を増やさない!神戸猫ネット・杉野さんの地域猫活動に密着
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耳に入ったV字カットは、不妊・去勢手術済みのサインです。
不妊去勢を行った猫は、もう一度捕まえないように、目印として耳先をV字にカットします。
日本では、年間およそ10,000匹※の猫がさつ処分されています。
その大半は生まれたばかりの野良の子猫です。
野良猫が、さらに外で繁殖し、さつ処分の対象となってしまっています。
猫を飼う人が増える中で、無責任に捨ててしまう人も後を絶ちません。
(※令和4年度環境省統計資料「犬・猫の引き取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」より)
NPO法人神戸猫ネットでは、
そんな悲しい命をこれ以上増やさないようにする「地域猫活動」を推進しています。
「地域猫活動」とは、地域で野良猫を適切に管理していく活動です。
地域住民が主体となって、野良猫の不妊去勢手術を行い、ごはんのあげ方やふんの始末などに関するルールを定めています。
猫にとっても、人にとっても住みよい地域にすることを目指しています。
ある日の「地域猫活動」に同行させていただきました。
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活動場所の公園で出迎えてくれたのは、
NPO法人神戸猫ネット理事長の杉野千恵子さん。
杉野さんは、不妊・去勢手術が済んだ後に公園に住む地域猫たちにごはんをあげる活動を毎日行っています。
右手に持った大きなビニール袋には、ぎっしりと猫たちのごはんが入っていました。
杉野さんがいつものルートを歩き始めると1匹の黒猫が現れました。
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杉野さん:フクちゃん、ごはんをあげようね。
この公園には、多いときで100匹ほどの猫がいましたが、
地道なTNR活動のかいがあり、今では7匹ほどになったとのこと。
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次に現れたのは、マサルでした。
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猫たちは縄張りごとにごはんを食べる場所が決まっています。
なので、杉野さんからその決まった場所に向かいます。
杉野さん:まー!!!!(猫の名前)
行っても現れないときは名前を読んで、迎えにいってあげています。
杉野さん:ごはんをあげにきて、呼ばないとこないってどういうことやねん…。
その後、まーもちゃんとやってきて、
こちらのニャンズの食事に立ち会うことができました。
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杉野さんが猫たちを名前を呼ぶことで、
公園を利用する近隣住民のみなさんも同じように名前で呼ぶようになりました。
ここにはこんな意図も込められています。
杉野さん:
心無い人たちにひどい虐待をされることもあったんです。
カッターで切られたり、骨を折られていたり。
名前を呼ぶことで、1匹1匹地域のみんなに知ってもらえる。
愛着を持ってもらうことが猫の安全につながるんですよ。
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神戸で野良猫が増えた背景に、阪神淡路大震災があります。
被災した飼い猫や、
仮設住宅で一時的に飼われていた猫が捨てられてしまったのです。
杉野さんが、地域猫活動を始めたきっかけは、1匹の悲しい猫の姿でした。
杉野さん:
仮設住宅の跡地に、1匹のロシアンブルーがいました。
仮設住宅で飼われていたのでしょう。
飼い主が戻ってこなくても、何日も何日も同じ場所で座って待ち続けていました。
その姿を見て、なんて無責任なんだろうと怒りが沸いてきました。
人間のエゴで飼われた猫が理不尽に捨てられ、飢えてしまう。
わたしがこの活動を始めたきっかけは、そのとき感じた「怒り」です。
そんな杉野さんが声をあげ、
「神戸を、人も猫も共生できるあたたかい町にしよう」
という思いに賛同した人たちが集まって「神戸猫ネット」は誕生したのです。
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2017年には、不妊・去勢手術を全額公費で賄うことを盛り込んだ、
「神戸市人と猫との共生に関する条例」が制定されました。
繁殖制限に特化した条例は、全国初となります。
猫もしあわせに暮らせるまちづくりに向けて、自治体をあげて本気で動き出したのです。
神戸猫ネットや多くの市民ボランティアが活躍し、
耳にカットのある猫が地域猫として認められるようになりました。
こうした取り組みの効果が、しっかりと数字にも表れています。
神戸市では、さつ処分される猫の数が2013年は1230匹もいたのが2022年には42匹までに減りました。※
(※「神戸市人と猫との共生推進協議会 令和6年度 第1回定例会議資料」より)
しかし…
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餌をあげている途中で茂みの中に見えたのは、捨てられて間もないゲージでした。
杉野さん:
つい最近捨てられていることに気づいて。
でも、もうゲージの中に猫はいませんでした。
まだその猫には会っていないの。
TNR活動で繁殖しないはずのに野良猫が0にならないのは、
このように新しく捨ててしまう人がいるからです。
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杉野さん:
一度飼ったなら最期まで飼ってほしい。
しかし、高齢者とペット問題もありますし、
若い人でも突然余命宣告されたと聞いたこともあります。
でも、捨ててしまうんじゃなくて代わりの飼い主を探すとか、
自分が面倒を見られなくなったことを想定して保険に入っておくとか。
大切な命ですから、飼ったその先のことも考えてほしいです。
お買い物で、猫たちの暮らしを守ろう
「地域猫活動応援チャリティー企画」には、
販売価格のうち、Tシャツなら500円。
クリアファイルなら100円がフェリシモの猫基金となります。
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基金を2003年に開始してから、
これまでに拠出された基金は累計で690,691,499円(2025年1月時点)になりました。
※基金付きグッズ販売、毎月100円「フェリシモわんにゃん基金」、メリーポイントによる支援などを合算
基金は、国内のおよそ65の動物保護団体に拠出され、
野良猫のTNRおよびTNTA活動(保護できる猫は保護し、飼い猫として安全な一生を得ることができるようサポートする活動)
の際の手術代やワクチン代、
飼い主のいない動物の保護と里親探し活動、
災害時の動物保護活動などに活用されています。
1匹でも多くの命が救われ、終生しあわせに暮らせますように。
お買い物で、地域で暮らす猫たちを守る活動に参加してみませんか?
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