太田記念美術館×ミュージアム部 絵師のユーモアが生んだ珍獣 虎子石おすわりクッション
お申し込み番号:Z50694
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STORY
絵師のユーモアが生んだ珍獣 虎子石ぬいぐるみ
石のからだに、虎の手足としっぽ。そしてつぶらな瞳と上がった口角がなんとも愛嬌のある表情の不思議な生き物。この子の名前は「虎子石(とらこいし)」。こちらも太田記念美術館さんが所蔵する浮世絵に描かれた、空想上の生き物です。
■浮世絵に描かれた「虎子石」
歌川芳員「東海道五十三次内 大磯 をだハらへ四り」
嘉永6年(1853)9月 四ツ切判錦絵 太田記念美術館蔵
元の作品がこちら、江戸時代の絵師・歌川芳員(うたがわ よしかず)による浮世絵。東海道の大磯宿に突然現れた虎子石に、驚く人々の様子がコミカルに描かれています。
もともと虎子石とは、軍記物語のひとつである「曽我物語」に出てくる遊女・大磯の虎が大事にしていたという、不思議な力を持った石のなまえ。歌川芳員は虎子石を描くとき、ふつうの石ではなく「虎」+「石」を文字通りくっつけて、新たなオリジナルキャラクターを作ってしまったのです!
なんという自由な発想とオリジナリティ!浮世絵ってなんて自由で面白いんだろう、と虜になってしまったミュージアム部員。2010年から虎子石の魅力を見出し、発信し続けている太田記念美術館さんに、今回のコラボをお願いすることになったのでした。
■おうちでほっこり! 虎子石おすわりクッション
虎子石がそこに「いる」かような存在感。
お仕事をおじゃましてくる猫のようにも見えます。
大きい方の虎子石は、おすわりポーズのもっちりクッション。絵の中の虎子石は、すくっと立って道行く人を驚かしています。しかし、きっとおやすみしているときもあるだろう、ということで、一緒にくつろげるアイテムに。虎の手足にちなんで、ネコ科の動物がリラックスした際の座り方「香箱座り」風にしてみました。
にんまり上がった口角。なでてもらってうれしそう?
もっちりとしたほどよい弾力は、お昼寝まくらにもぴったり。 さらに、おなかのファスナーには約600mlの湯たんぽが入るので、ぬくぬくのもちもちに。まるで生きているような虎子石をなでれば、癒やし効果は抜群です。おうちで一緒にくつろいでください。
日本が世界に誇るアート、浮世絵をうきうき楽しもう!
江戸~大正期の風俗が描かれた絵画「浮世絵」は、 ゴッホやモネを代表とするヨーロッパの芸術家に大きな影響を与え、現在も日本が世界にほこるアート作品。
「浮世絵のこと、もっと知りたい!」と興味がわいた方には、浮世絵を専門とする美術館、太田記念美術館さんのユニークな展示や発信を本当におすすめします!
「浮世」という字は、江戸時代に「辛いことの多い世の中(憂き世)を、うきうき浮かれて楽しく暮らしを謳歌しよう」という意味が込められた当て字とも言われています。 時代を超えて浮世絵の世界から飛び出した、どんな時もうきうき明るい気分にしてくれそうな不思議で楽しい動物たち。一緒にお出かけしたり、おうちでまったりしたり、素敵な毎日をお過ごしください。
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